「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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都知事選に古賀茂明氏出馬情報に関して思うこと。自己顕示欲と売名、石田純一氏出馬会見。

2016-07-08 16:10:33 | 政治

 石田純一氏の出馬会見に関しては、そもそも汚染地ではおかしなことはいくらでも起こるということを、僕は思い出しているだけです。

欲望が押さえられない。

また、反原発側に近づいてきている著名人のうち、全員ではないけれどもその一定数は売名的ニュアンスが強いことは言うまでもありません。

きょうの会見は、そうしたものを裏付ける以上でも、以下でもありません。

国会議員よりも、都知事というのはその権能で果たすべき役割が大きく、或る程度の実務処理能力がないとこなせません。革新派知事として人気があった美濃部都知事が、都知事としての実務手腕に問題があり、その後の都政運営に大きなマイナス影響があったことは、今では明らかな話です。それでも美濃部氏は著名な経済学者であり、石田氏との能力差は、語る必要がありません、天と地ぐらいの開きがあります。

官僚や役人でなくてもよいですが、石田氏に「不倫は文化」というレベルの実務処理能力しかないことは明らかです。

そもそもテレビ朝日が主婦向け夕方ニュース番組に彼を起用して、それも、まったく上手くいかなかった人です。

政治手腕どころか、主婦向けニュース番組で内容を伝えることさえもクリアできていない人です。

無理すぎます。

こうした自己顕示欲な方が、反原発や被曝回避に近づいてきて、今回も一定数いろんな形で出馬しているのを私は知っているだけに、そういうことがグロテスクに拡大再生産されている話と思います。

ゴミは消えてくださいとしか言えません。政治はどこまで凋落するのかという一例として考えましょう。

こういう社会になっていることは本当に恥ずかしいと思いますし、こんな出馬話を持ち出す一部の市民運動グループは世間の乖離は凄まじいです。

落ち目の芸人が売名行為にいそしむのはよくあることではありますが。

この石田氏が民進党も含めた野党統一候補になりたいと口にしても、民進党側が拒絶していることは既に報じられています。当然の話です。


そうした中で、民進党の都知事候補として、神奈川県知事松沢成文氏とともにある人物の名前が挙がってきました。

都知事選挙に、古賀茂明氏が出馬するのではないかという情報が今週から出るようになりました。

古賀氏都知事選出馬については、水面下で、市民側で模索している方がいるのは、実は以前から認識はしています。

古賀氏に関しては、反原発的なスタンスは強く、しかも官僚出身ですから一定程度の実務能力はあると思われます。しかも、今回の参議院選挙で市民側の応援団として、神奈川や東京では精力的に動いている人物。

彼が都知事選に出馬しようとしても、何らおかしくはありません。

僕としては少なくとも反原発を強く考えて、尚且つ都知事としての政治的振る舞いを有する人物の出馬として、彼のことを捉えています。

すくなくとも民進党の支援が得られる状態になり、野党共闘の枠組みに近い状態になれば、ご本人は出馬する腹積もりはあると、周辺取材から僕は感じています。

野党側に他に有力な候補者がいない状態で、古賀氏の出馬に関しては、引き続き注視するしかありません。

きょうも、三宅洋平候補の応援で登壇し、まわりの市民に「都知事選出馬」を問われる状態になっていた状況ということです。

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僕の知る限り、イスラム国などのテロ実態について本当によく分かっている政治家は、与野党問わず、埼玉選挙区で出馬している大野もとひろ候補しかいません。

大野氏も激戦と伝えられているので、埼玉県民である読者の貴女は是非彼を応援してください。


 

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