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「日本の3200万人が福島第一原発事故によって被曝した」というスイスにある民間団体の報告。

2015-03-18 23:05:00 | 福島第一原発と放射能

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さて、スイスの民間団体が、日本人は3200万人が被曝したと、僕には控えめに見える数字を述べています。

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「日本の3200万人が福島核災害で被曝した」 2015年3月11日

この2015福島報告は、福島第一原発で核災害により、被害を受けている日本の人々がどの位はいるのかということについて情報を伝えている。

これらは、放射性物質の放出による被曝、または事故に起因するストレスを受けている人々です。

こうした長期と短期の悪影響の結果、潜在的なリスクがある人々でもあります。

この判断根拠に基づくと、日本でおよそ3200万人の人々が、福島の核の災害から放射性物質のフォールアウトにより影響されています。

チェルノブイリは1000万人の人々に影響を与えたように、日本でも癌への影響に加えて、神経心理学的な健康影響が長期に及ぶと考えられます。

避難およびその後の移住によるストレス関連でどういう影響が出ているのかは興味深い。

総計で40万人を超える人々が避難した([木下注]震災の仮設住宅暮らしの総計とみられる、首都圏からの避難などは考慮していない)

これらのうち、16万人は福島第一原発事故により避難移住している。

避難生活のストレスや疲労などが原因みられるフクシマ原発の核災害による死者は1700人に達するとみられている。

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http://www.greencross.ch/en/news-info-en/press-releases/press-releases-2015/11-march-2015.html より

32 million people in Japan are exposed to radiation from the Fukushima nuclear disaster.

11.03.2015

The 2015 Fukushima Report provides information about the number of people in Japan who have been negatively impacted by the nuclear disaster at the Fukushima Daiichi power plant.

These are individuals who were exposed to radiation or other stress factors resulting from the accident and are consequently at potential risk from long-term and short-term consequences of these exposures.

Based on these criteria, approximately 32 million people in Japan are affected by the radioactive fallout from the nuclear disaster in Fukushima.

As with the Chernobyl nuclear accident that impacted 10 million people, neuropsychological long-term health consequences are expected in Japan, in addition to cancer.

The stress-related effects resulting from the evacuation and the subsequent relocation are of concern. The evacuation involved a total of over 400,000 individuals.

Of these, 160,000 were relocated as a result of the accident in Fukushima.

The number of deaths from the nuclear disaster attributed to stress, fatigue and hardship of living as evacuees is estimated to be around 1,700.

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この民間団体は、NGOグリーンクロススイス ( Green Cross Switzerland ) 。

1994年にゴルバチョフ元大統領の設立によるもので、グリーンクロス・インターナショナル ( Green Cross Internationl) として発足。このスイスにおける支部の位置づけ。

そもそもゴルビーという、チェルノブイリ当事者の設立団体ですから、避難移住という判断に関しては、当局的意向が強く、そのネガティブなところをフレームアップして書く可能性は否定できません。実際に、精神的ストレスに重きをおいた記述は、やっぱりとは思います。このバイアスには注意してください。

しかし、被曝に関しての基本事実関係は、捻じ曲げようとは大きくはしないと思われます。

こうした観点で、福島第一原発事故で日本で3200万人の被曝という数字を出していると思います。

しかし、これもやや抑え目です。まず、関東だけで、4千万人。南東北と静岡東部や長野東部と北部、山梨東部を加えると、僕は、4500万人から5千万人が被曝したと考えるべきだと思います。

そういう点では、ズレがありますが(なんせこの団体は今年になってゲストで菅直人氏を招聘しているズレぶり)、そうした団体でも、この程度は日本人が被曝していると考えているということは、参考になると思います。

こんな世界常識も認知しない馬鹿が多数存在するのが、この日本、東日本、東京の終わっているところなのですが。

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