「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「挙国一致が国是」の現代日本で、サザエさん一家に福島旅行をさせるテレビ局、スポンサーは原発メーカー。

2013-03-25 04:15:50 | 福島第一原発と放射能

まだ少ないので再度呼びかけます。都内の医師といろいろ考えた末、以下の情報提供が可能な方はメールでお知らせください。僕のアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jpまで。

 

被曝による子供の甲状腺に対する影響のうち、甲状腺癌ではなく、免疫機構への影響の結果として、どうなってくるのかを知りたく思っています。このため、次のデータが提供可能な方は教えて下さい。年齢は現在18歳以下とさせていただきます。主に首都圏、関東、南東北の汚染があったエリアを想定しています。特に東京都内。


「血液検査で、抗サイログロブリン(Tg)抗体
抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体を測定した人に、その値を教えて頂きたく思います。」

必ずメールのタイトルを『抗サイログロブリン抗体情報』として下さい。

記載内容は《1.お名前 2.年齢(現在) 3.性別

4.事故当時3/11~3月末までいた場所。区市町村までは。広い自治体は南部・北部・東部・西部などの区別もつけて下さい。

5.抗サイログロブリン(Tg)抗体の数値 6.抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体の数値 》でおねがいします。


情報に関しては、僕と医師との間で共有し、被曝に関しての考察を進めるために使います。個人を特定されない形で公表する可能性はあります。なお、特異な数値を探している訳ではなく、単純に検査した数値をそのまま教えて下さい。

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 サザエさんというのは国民アニメの位置をずっと維持しているものです。このアニメの中身自体は、もはや長谷川町子氏の原作を凌駕し、独自のスタイルで世の中に根付いています。

まさに昭和の日本という光景が繰り広げられます。これが「日本」そのものであるかのように。

 僕はサザエさんという番組には、従来から特に感じることはありませんでしたが、最近たまに見ると思うのは、今の現実の日本と本質的なずれが激しいのに、それをノスタルジーのように思い出すためのアニメと感じていました。

 もちろん、このアニメが、原発メーカーの東芝が最大のスポンサーであり、オープニングタイトルの観光地に原発立地場所周辺が比較的多く登場するのも感じていました。しかし、それよりも、強く感じたことはありませんでした。

 そして、今回、期末期首の特番で、サザエさん一家の福島旅行がメインで一時間の番組をおこなうことが告知されました。

僕には非常に違和感があります。

 今、放射性物質の影響を考えると、福島県内にわざわざ家族旅行を行うことは妥当ではありません。

 家族旅行、特にあのアニメの設定を考えると、子どもも含んだ家族旅行に当たり前のように、福島に行くと思われます。

 僕には、エートスと同じにおいを感じますし、国民アニメによる露骨な誘導だろうと思います。こうしたことを一つ一つ積み重ねて、放射能は大きく問題がないという意識をさらに植え付けようとしているとしか思えません。

一時間の4月第一回の特番にあえてそのテーマも持ってくるのですから。

 僕は、他のアニメでも、原作者の意向を無視して、絆的な要素を作品におしこもうとし続けているテレビ局の策謀も聞いています。著者の意向などと関係なく、そうしたことは平然と行われます。

 そうした実状が分かるだけに、フジテレビと東芝という関係性の中で、平然とこうしたことがはじまるのも、むしろ、今の時代の中で自然な話かもしれません。挙国一致が国是の日本とすれば、国民アニメ「サザエさん」を洗脳装置として、家族で福島旅行キャンペーンを行うのは、むしろ遅かった言うのかもしれません。日本で、前々から連なっていた「柔らかいファシズム」も本当に明確な姿をかたちづくってきています。まさにカルト帝国日本という様相を呈しています。

 こうしたカルト的な様相を呈している「柔らかいファシズム」と徹底的に闘うしか僕には選択肢はありません。前からこういうのは、虫唾走るほど嫌なんです。ただ端に。僕はこういう人間ですから。

 人間というのはその時代、その時代での役割というものに規定されて、生きていくしかありませんし、当然、僕もそうした限界の中で、生きているだけです。この時代の中で、僕にも、皆さんにも何らかの役割があって生きています。これをそういう風に考えずに、生きている人間は多いですが、僕は根本的に間違いと思っています。人は、自分の役割を考えながら、自分たちが生き続けていかないと、何をするにしても、おかしなことになります。自分が、この状況でも常にどういう役割があるのか、いつも考え続けた方が良いと思います。

僕にとってはこうしたものにも、否応なく、眼を配り、ダメだと言うしかありません。

いじわるばあさんのようなリアルな感覚もお持ちの長谷川町子さんは、もし生きていたら、どう思うのでしょうかね。

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体調不良は変らないため、メールの返信は遅れています。微熱です。

 

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沖縄での放射能防御とその問題点も語ります。

 

4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市 「放射能汚染の現状と対策」 

 

 場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)中ホール 開場13:30 開演14:00 終演16:30(質疑応答含む) 

 

料金:800円(小学生以下無料)駐車場:有(無料)

 

 申し込み方法:kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)。

 

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【4/7(日)木下黄太講演会in北九州】★『マスコミが報道できない西日本の真実』 

 

13:30~15:30(開場13:00) 

 

【会 場】 北九州ムーブ5F 大セミナールーム(北九州市立男女共同参画センター) 

 

申込詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/81367/

 

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