「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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長井さんを貶めた週刊文春を許してはいけない

2007-11-15 02:47:08 | その他
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長井さんを貶めた週刊文春は東京ではきょう店頭に並びますが
あまりのうそにあきれかえるばかりです。
記事全体のトーンが長井さん批判から
山路代表批判に変化していますが、
しかし長井さんの名誉を毀損している部分も明確にあり、
許せない中身です。
僕らの署名活動は長井さんについての署名活動ですから
この記事の山路代表を批判している部分については
詳しく論評はいたしません。
ただ一言だけ申すなら、山路代表の部分も間違いが多く
かなりずさんな記事だなあとしか思えませんが。

さて長井さんの名誉を毀損するこの中身とは

①長井さんがバンコクのお母さんと慕うA子さん(66)
「長井さんはミャンマーに行くのを最後まで嫌がっていたのです。」
②同じくA子さん
「長井さんに山路代表から電話がありヤンゴン取材の指示をされた」
③同じくA子さん
「長井さんは途方にくれた様子で
『一度は断ったのですが、行かざるを得なくなりました』と
(別の)取材スタッフに謝っていた」
④小見出しは
〈実は「ミャンマーに行きたくない」と語っていた長井さん〉

他にも長井さんがミャンマーのことに関心が無いという趣旨の
記述があります。
記事を見る限り、長井さんが自発的にミャンマー取材をしていなかったと
証言しているのは
このA子さんだけで、
このような根幹事実を覆す情報をワンソースで書く週刊文春は
まともな雑誌とは思えません。

実はAPFに対して、長井さんの死後に
バンコクからこのA子さんが電話で
従来の取材に関連して、数千万円の金額に及ぶ
多額の金銭要求をしてきたと聞いています。
A子さんは情報ブローカーの類の人物で
長井さんの死に乗っかって
あまりに非常識な金銭を要求するこの行為に対して、
APFは、当たり前ですが、断ったそうです。
その際に、A子さんは「週刊誌で攻撃する」という趣旨の発言を
していたそうです。

その後、週刊文春の取材が入り、この記事になりました。

僕ら事務局には、文春の最初の取材の後で、APFからいろいろと話もあり
僕がたまたま週刊文春のナンバー2を知っていたこともあり、
今週月曜の夜に週刊文春のナンバー2に電話をして
「長井さんが山路さんから命令されて行くことはありえない
長井さんは年長で、山路さんの片腕であっても、上下ではない」
「長井さんは海外での取材をいつも自発的に決めていて、
山路さんは追認するのが慣例、とめることはあっても行かせることは無い」
「ミャンマーで事件当日あった日本人を僕らが独自取材し
長井さんが『地を這うような取材がしたいから死ぬ気でゆきます』といっていて
危険だからと諌められても、ヤンゴンで積極的に取材をしていた」
などと話しました。
その上で「取材をきちんとしていないのではないか、長井さんが
こういう人物なのはテレビまわりでは常識だし、
長井さんと山路代表の関係は、僕がたぶんもっともよく知っているし」というと
この週刊文春のナンバー2
「取材をしていないとはなんだ、こっちはバンコクまで行った」と
口走りました。
その対応を聞いて
逆に「取材が薄いし、これはひょっとしたらワンソースかな」と思いました。

そしてナンバー2はとにかく山路代表に取材をうけろと伝えろの一点張りでした。
この後担当デスクのOデスクが電話してきましたが、
ぼくの説明をたぶん聞きたくない感じで
またしても山路代表に取材を受けるように言ってくれの一点張りでした。

僕は月曜深夜という状態を考えると
文春の締め切りの限界は火曜日で
おそらくほぼ原稿は出来上がっていて、
おそらくはやり逃げするために、
山路代表の申し訳程度のコメントが
名誉毀損などの対策のために必要なのだろうと思われました。

この時点で彼らの魂胆は見えたのですが、
とにかくジャーナリストの良識を彼らに再認識してほしいと伝えることと
長井さんが自発的に行かなかったいうことを書くのは
明確に事実と異なると伝えました。

そのうえでおとといから一連の記事をブログに上げています。

情報源として、
僕にはまったく信ずるに足りないレベルの情報源である、
A子さん発言でしかない、一連の①から④の
長井さんがミャンマーに行きたがっていなかったという趣旨の内容は
文春サイドに僕が伝えたとおり、
まったく無根拠で、はっきりいって大嘘です。
しかも名誉毀損について
僕は文春編集部が間違いをしでかさないように、
ナンバー2やOデスクに事細かく説明しました。
記事の比重は長井批判でなく山路代表批判に移りましたが
長井さんが自発的にミャンマー取材をしていない趣旨の
小見出しや本文は残っています。
APFの利害関係者ではない僕の話を聞いて
彼らは引き返すチャンスはありましたし、
特に一応知っているナンバー2は
僕が教えた内容のクレジビリティについて
理解されているとおもいます。
文春ナンバー2もこのデスクも一貫して僕の話を
面倒そうに聞いているニュアンスが
息遣いの端々に伝わってきて、僕はとても残念でした。

名誉毀損はメディアが信ずるに足る十分な取材をしたかどうかが
ひとつのキイポイントになると思います。
せっかく第三者として情報提供した僕の話を
文春がきちんと受け止めていなかったことを考えると
信ずるに足る十分な取材をしたとはとてもいえないと思います。

一般論として
今の週刊誌は海外取材経費を掛けると
経費面の社内事情で
なかなか記事をあきらめる勇気は
難しいかもと
他の週刊誌の編集長からも聞きました。
だからといって
虚偽の内容を掲載しても
良いとはいえません。


旧知のナンバー2にもOデスクにも、
また昔、話をしたこともある、
フィリピンなどの東南アジア人脈があるという担当記者にも、
鈴木洋嗣編集長にも失望するばかりです。

あす金曜日午後には、
山路代表やご遺族がこの文春報道に対して
記者会見を行う方向で調整しているそうです。

ただ今回の文春の記事によって
ほくそ笑んでいるのは
ミャンマー軍政側はもちろん、
ミャンマーに圧力をかけたくない一部日本当局です。

ご遺族らがこのような雑事に足止めされることが
本当に腹立たしいし、
長井さんのカメラとビデオを取り戻そうとする
僕らの動きも、邪魔されていて、
こんなクズな奴等に
ジャーナリストづらして欲しくないとつくづく思います。

こういう攻撃を跳ね返すためにも
ぜひ一人でも多くの皆さんの署名をお願いいたします。

署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→) http://hal.sakura.ne.jp/sign.html
署名フォームはhttps使用のため、セキュリティアラームがでますが
安全上の問題は何もありませんので、先に進んで署名してください。

なお署名の用紙のPDFファイルも設置しました。
ダウンロードして手書きで署名する方のためにお使いください。
https://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
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送付先は下記まで郵便かFAXで。
「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
FAX 03-5772-1127



肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。
なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりまずメールでご連絡をお願いいたします。

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