脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

家じまい。

2019年04月16日 20時48分41秒 | 近況
毎日、仕事をするように家の中の家具や本を片付けている。
いい加減飽き飽きする程に本が多い。ダンボール詰めしたコミックを
宅配で送る買取システムがあるが、6箱出して2100円だった。
一般書籍は8箱出したが、いくらになるだろうか。

カネが欲しいという訳でもないが、捨てるのがもったいない、というか
本に対して申し訳ない。書籍を売る場合、ISBNコードが付いてない
とNGだとは知らなかった。私が大学生の頃には書籍コードは付いてい
たが、ISBNではなかった。その頃の書籍は状態が良くとも売買ルー
トに乗らない。資源ゴミである。

ISBNコードが付いた本は、買取をして仕入れた時にバーコードを読
み取れば管理しやすいからなのだろう。書籍コード時代の本も大分ダン
ボールに詰めた気がする。無料で処分してくれるのだろうが、もしかし
たら、古書店に格安で転売されるのかもしれない。

今日は有限会社をしていた頃の、古い会計書類・税務書類を捨てた。ス
チールの事務机を整理していて、母の字で綴られた総勘定元帳やら、母
が使ったソロバンを捨てた。罪深い気持ち、すごく虚しい気分、悲しい
気持ちがした。が、後ろを振り返っても仕方がないのである。

仏壇や母の遺影に飾った花が枯れて来たので、いつもの花屋さんに花を
買いに行った。この花屋さんは、自社ビルの一階で花屋をやっているよ
うなので、居住用に貸している部屋とかあるのか尋ねてみたら、一室空
きがあるというので、拝見させて貰った。

家の片付けばかりで、転居先をまだ探してないのである。他人が所有す
る不動産、貸し出し用の「物件」というものに30数年ぶりで対面した。
何だかいまだ我が事のように思えないのである。家を立ち退いて引っ越
しをすることが。そこにどうしても現実感が持てないのである。

花屋さんの部屋は畳部屋2室とキッチンで風呂とトイレは別であり、全
体に清潔で良いのだが、間取りが気に入らない。ドアを開けてすぐに丸
見えのキッチンという作りがNGである。部屋も1室は板の間が欲しい。
4階部屋なので見晴らしは悪くないが、もう一つピンとこなかった。

一体、自分に合った住まいを探すとは、どういうことなのだろうか?
今と同じ生活圏で暮らしたい、家賃も10万円以下、日当たりや見晴ら
しも良いこと。でも何かそれだけでは、重大な条件が足りない気がする。
「自分に気が合うこと」なのだが、それが具体的にどういう事なのか、
自分でも分からない。誰もがそんなもんなのかもしれないけど。

自分に合った住まいを、どうやって見つけたら好いのだろうか? 
抽象的に言えば、モノ・フォンタナの「クリバス」のような音楽が響く
ような住まいなのだけど、そんな事言っても誰も分からないだろうな…。 

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