無関心について。

まだ2月の中旬、確定申告も始まらない内に、季節は春のようだ。
今季は関東地方は「冬」がほとんどなく、このまま春になるのだろう。
南極では気温が20度もあるというし、これからの気候は、世界中で
何が起こるか分からない。確実に何等かの大異変が起こるだろう。

気候異常と関係あるか知らないが、現今の新型コロナ・ウイルス騒動
はもう2,3か月続くのだろうか。中国という国のグローバル化と伴に、
新型ウイルスの地球蔓延化の速度・強度が増している。何でいつも
「中国発」なのか、何か隠してないかと、訝しく思う。

今年はスギ花粉の飛散時期も早まっているようだ。昨日、マスクなしで
公園を30分歩いたら鼻が痛くなった。私はスギ花粉の舌下療法をして
いるので、花粉症の症状が格段に楽になったが、少しの症状は出るの
で、服薬はなしだが、この時期のマスクや眼鏡は欠かせない。

街中で電車やバスに乗ると、花粉の時期でもあるが、コロナ・ウイルス
予防もあってマスク姿は増えているかと言えば、私の印象では、さほど
マスク姿一色ではないように見える。感染に無頓着というより、どうも
携帯ゲーム(自分の内的世界)以外には、現実的事象への関心が低い
ヒトが増えているから、のような気がする。(だから安倍政権は惰性で
続いている。)

駅の券売機で、千円札のおつりが数枚出ているのに、サッサッと立ち去
ろうとする、耳にイヤフォンをした若者を見掛け声を掛けたら、何を勘違
いしたのか、「すいません」と言って私をすり抜けようとする。おつり、忘
れてると、彼の背中を追いかけたら、彼の関心は、ようやく「耳」から目の
前の現実に切り替わったようで、お礼を口にして去って行った。

自分の現実感が、現実そのものが「携帯端末」に圧縮され過ぎている。
情報通信機器としては重宝だろうが、「情報機器」であり、現実世界その
ものではない。おかしな倒錯を皆して生きている時代だと思う。
この倒錯の前には、温暖化リスクもコロナ・ウイルスも、どこか他所事の
架空世界の事象なのかもしれない。昔から言われている「政治的無関心」
よりもより深刻な現実喪失、「異次元の無関心」だ。