ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

ラーメン小豚@池田屋

2009年09月19日 16時55分16秒 | 北陸ラーメン大学
先日,金工大近くの「池田屋」に行った.
最近オープンした店らしいが,金沢のラーメンをつづったblogなどでは話題を呼んでいる.
二郎系であること,量が多いことなどが特徴らしい.
多くの人が「豚入り」ではない「ラーメン小」で充分だと書いてある.

自分は,人より多少胃袋が大きいと思っている.
量が多くても,なんとか食べつくせるだろうという自信がある.
怖いもの見たさの好奇心もある.
当然のように「ラーメン小豚」を頼んでしまった.
もちろん,ニンニク入り.

ラーメンは出て来るまで,かなり時間がかかる.
やっと出てきたラーメンは,モヤシとキャベツが山盛り.
その脇に,角煮のような豚肉のブロックがゴロゴロと荒々しく盛られている.
乳濁した褐色のスープは,あふれんばかり.
麺はほとんど見えない.

          


でも,うわさほど量が多いようには見えない.
これなら楽勝じゃん,と思った.

まずは,スープを口にする.
上層のラード層と下層の乳濁褐色スープ層が見事に分離している.
おまけに,下層はすごくエマっている.
ハイフロしいて,吸引ろ過したくなるくらいドロドロだ.
豚と野菜の甘みがあって,なかなか深い豚骨醤油.

麺を探す.
モヤシやキャベツを箸でどかして麺を探らないと,麺を見つける事はできない.
やっと掘り出した麺は,平打ちのストレート極太麺.
太さや見た目は盛岡冷麺になんとなく似ている.
でも,盛岡独特のゴムのような粘りやみずみずしさはない.
もちもちした食感と灰色がかった色は,タリアテッレを連想させる.
これを茹であげるのに時間がかかり,注文してもなかなかラーメンが出てこなかったのかと納得.

          

角煮風豚肉は,一切れのサイズが大きい.
でも,すごく柔らかい.
ブロックのくせに,シーチキンのようにホロホロと崩れそう.
スープもほどよく含んで,食べるとジュワッと肉汁が広がる.
これがラーメン丼の中から,次から次と現れる.
もう食べつくしただろうと思ったら,あまい.
麺の下から肉の固まりが顔を出す.

これでもか,というような感じ.

これには,さすがに参りました.
降参です.

ラーメンはスープまで完食するのがラーメン屋に対する礼儀だと思っている.
でも,この日はさすがにスープを残した.
そして,そのスープに隠れた丼の底には食べ残しが・・・.

ゴメンナサイ!

数日後,メニューから「ラーメン小豚」が消えていた.
(ぐゎ~~ん!)
ちょっと,責任やら後ろめたさを感じる.

いつの日か「豚入り」が復活した折には,必ず完食のリベンジを果たす決意.
「豚入り」の復活を待ってるゼ,「池田屋」さん.










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