ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

月の都

2016-12-06 04:19:14 | 短歌







盗人の 貝を開きて 珠をとり 月の都に さらひてゆかむ     夢詩香






*これはわたしの作です。わたしたちは同じ媒体を利用していますので、どことなく似てきますが、作者によって違うことはわかるのではないかと思います。

わたしは、試練の天使と似て、きついことを言いますが、そのきつさの種類が少し違います。そうですね。彼のきつさから、少しアクをぬいて、熱を幾分冷まし、次に少々痛い薬を入れるとわたしになるという感じでしょうか。

微妙な違いを感じてくだされば幸いです。

個性というのは不思議だ。響きあうほど似ていると思うのに、近づいてみると、決定的な違いがわかってくる。

試練の天使はかのじょを見て痛いと思いますが、月の都にまでさらっていこうなどとはしません。それをするのは別のものだとわかっている。自分にはほかにすることがある。

わたしたちはいつもこのように、お互いを深く理解し、助け合う。すべてを自分だけで完全にやろうとしなくてもよい。助け合うのは当然だから、足りないところには、必ず誰かが来てくれるのです。

あなたがたは、女性の魂を盗んで自分のとりこにしようとしたが、わたしはそれを許しません。巧みにそれを盗み返して、本来の彼女らの心がいる世界に、帰してあげようと思っています。

わたしは、そういうことができるものだからです。







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