さすらうキャベツの見聞記

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訪タイ記 5)国境にて

2014-11-23 20:25:47 | ところ変われば

(モエイ川の某所にて。あちら側がミャンマーであり、ときに銃撃戦が聞こえたという)


 タイとミャンマー(ビルマ)の間には、南から北へ流れるモエイ川(Moei River)がある。
 乾季には、ところにより歩くことも可能な、この細い川が、国境だった。




 ここにおいて、国境を超える手段は、二つある。

 一つは、正規ルート「友好橋」にて、500バーツ(日本円にして1600円強)を支払い、橋を渡ること。


(向こうにある橋が、「友好橋」。橋の下の草むらには、ミャンマーからの移民が住み着いている)


 もうひとつは、非正規ルートの舟で、あちらとこちらを行き来すること。
 物流の出入り口であり、所せましと、日本の中古車やバイク、自転車があった。

 舟で渡るには、20-40バーツ。
 次々と来る様子は、まるで、日帰りの出稼ぎ労働者のような、気安さだった。

 インフラが整っていないミャンマー側に工場などを作るより、タイの国境側に工場を作って、そこに日々出稼ぎに来てもらうほうが良い、と、誰かが言っていたのを思い出す。

 


 2015年春以降には、インドシナ半島を東西につなぐルートが開通する。

 
(↑ click here)
 
 今後、インドからミャンマーを通って、タイのバンコクまでの、アジアハイウェーもできるという。


 その頃には、10数箇所あるという、この非正規ルートはどうなるのだろう。
 人々の動きはどうなっているだろう。


(国境にて。車窓から)


 日本の場合は、新幹線が通り、地方はさらに過疎化が進み、一極集中化が進んでしまったが・・・。

(続く)

             


 『だから、聞き方に注意しなさい。

  というのは、持っている人は、さらに与えられ、

  持たない人は、

持っていると思っているものまでも 取り上げられるから』


(新約聖書・ルカの福音書 8章18節)

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