かめのにわ

クサガメぴぃたんの日常をゆるい感じで綴るブログ
〜peace&piece〜

ぴぃたんの秋休み2~ふしぎな出来事

2013-09-22 15:04:23 | ぴぃたんの日常
※今回の写真はすべて昼間におうちで撮ったものですので本文には何の関係もございません。





連休に香川県に旅をした私とぴぃたん。

その日、香川の家についたのは深夜0時でした。

もともと私の生活習慣に付き合わされて宵っ張りのぴぃたんは行きのバスでもテンションMAXで暴れまくっていましたが、家に着いてからもMAXでした。
普段から、おそらく昼間の私のいない静かな時間に寝ていると思われるぴぃたんは、完全に昼夜逆転型でした。





翌日からは大きな衣装ケースを用意してもらえることは知っていましたが、4歳や2歳の甥姪が寝ている深夜にガタガタ準備するわけにもいかず、とりあえず一晩は小さなプラケースで我慢してもらおうと思っていました。

ところがテンションMAXぴぃたんはプラケースを飛び出し、初めての室内を探検するべく歩き回ったのです。

冷静に考えればこのときなんぼでも対処の仕方はありました。
ただ、仕事が終わって最終のバスに飛び乗って、ぴぃたんがいたからバスでも眠れず今に至った私の疲弊しきった頭で考えることなんか何もできませんでした。





畑に囲まれた田舎の家です。夏ならカエルの大合唱でうるさいけれど、この季節は空気が張りつめたぴんとした静けさ。
その中で壁やガラス戸にガンガン甲羅をぶち当てて歩き回る800gの巨体。
薄い床のすぐ下には両親が、その横の部屋には姉と4歳児2歳児が寝ています。
繰り返しますが深夜0時をまわっています。

私は何度もぴぃたんをプラケースに連れ戻そうとしましたが、すぐに逃げ出してしまいます。
もっと深いケースを用意すれば良かったのですが、目測を誤りました。
そしてぴぃたんが昼夜逆転型だということも認識が甘かった。
連れ戻しては脱走し、ドスドスガタガタと音を響かせてぶつかりながら歩く。
どこか落ち着く隙間をみつけてじっとしてくれれば、と思いましたが、どうやら彼女の目的は落ち着き場所を見つけることではなさそうでした。
シェルター替わりにならんかなと思って布団の中に何度も引きずりこんでみましたがそれもダメ。

お互いに一睡もできないままふと時計を見れば明け方4時になっていました。
10代の頃から眠気に弱く、完全なオールなんて人生で2回くらいしかしたことのない私。
何度目かのチャレンジでぴぃたんを布団に連れ込んだところでふっと意識が途切れて眠りに落ちてしまいました。






次に意識が浮き上がったとき、室内は静かでした。
目線だけで時計をみたら5時。
たっぷり1時間寝ていたようです。
それにしても何故眠れたのでしょう。ぴぃたんが歩き回っていたらうるさくて眠るなんて出来なかったはず。
ふと、自分の右腕を見ると、私の二の腕に頭を乗せて、脇の下でじっとしている亀が見えました。
私が頭を動かしてそっちを見ると、二の腕に乗せていた頭を持ち上げてぴぃたんがじっとこちらを見てきました。
何があったのか、そのときは分からなかった。
たっぷり30秒くらい見つめ合って、ぴぃたんは何事も無かったかのようにまた室内を壁やドアにぶちあたりながら歩き始めました。

まるで、疲れ切って眠ってしまった私が起きるのを静かにして待っていたみたいに。



その後試しにタヌキ寝入りをしてみましたが、ぴぃたんは騙されませんでした。
またぴぃたんを連れ戻しては逃げ出して音をたてて歩き回って、連れ戻しての繰り返し。



そして時刻は6時になりました。
この時間であれば両親は確実に起きだしています。
姉ももうすぐ起きるでしょう。
もういいや。と思いました。
入られたら困る隙間だけ荷物を置いて塞いで、気休めにガラス戸のとこに服や荷物を置いて当たっても音を多少軽減できるようにして、
もういい、と思って開き直って寝ることにしました。
歩き回るぴぃたんを放置して布団に入って目を閉じて。
当たり前だけどすぐに眠りに落ちました。





次にハッと気付くと6時半でした。
やっぱぴぃたんが気になるのか30分しか眠れなかった。
そこでまた室内が静かなことに気付きました。
さすがにどこか落ち着き場所を見つけたんだろうか、と思ってぴぃたんの現在地を確認しようと布団から起き上がろうとして。
・・・・・・・・あやうく踏むところでした。
寝ていた私の腰のあたりにぴったりとくっついてじっとしているぴぃたんがいました。

そしてまた、私が起きたのに気付いたら何事もなかったかのように室内闊歩をはじめるぴぃたん。


私が本気で眠ってしまうと歩き回るのをやめて寄り添って寝てくれる。
静かに、起きるまで寝かせてくれる。
タヌキ寝入りでは通用しないのです。本気で眠ったときだけ。


不思議だなぁと思いました。
最初に私の腕に頭を乗せてじっとしていたぴぃたんが、頭を持ち上げてこちらを見たとき。
いったいぴぃたんは何を考えていたのでしょう。


何が、この子をそうさせたのでしょう。
不思議です。


ただ、力尽きた私をぴぃたんが寝かせてくれたという事実があるだけ。




ただ、どうせ寝かせてくれるなら最初からおとなしくしててくれればよかったのに、とは思いますが(真顔)







翌日からは大きな衣装ケースの中に沈めた植木鉢(半分に割れたやつ)の中でまったりゆっくり過ごしたぴぃたん。
とくに暴れることもなく、甥姪が外に遊びにいったわずかな隙を狙って、ちゃんとごはんも食べてくれました。


帰りはぴぃたんが暴れることを見越して高速バスをキャンセルして新幹線にしたのですが(新幹線ならいざというときデッキ部分に逃げられる)
昼間のぴぃたんは静かでした・・・・・
ものすごくお行儀よくじっとしていました・・・・・
お前さん、本当に昼夜逆転しちゃったんだねぇ・・・・・orz





でも未だに不思議なんですよね。

私が寝たタイミングとぴぃたんがおとなしく静かにしててくれたタイミングが余りにも一致しすぎてて。












もしかして私が遊ばれてただけなんでしょうか・・・・・・・・・



鬼ごっこの相手が寝落ちしたからつまんないから歩くのやめた。
起きたからまた鬼ごっこ☆

・・・・・・・・とか・・・・・・・・・・?











ぴぃたん・・・・・・・・・・・








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