飛鳥への旅

飛鳥万葉を軸に、
古代から近代へと時空を越えた旅をします。
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1986年4月 山の辺の道

2010年01月04日 | 思い出の大和路探訪
 <1986年4月、山の辺の道>
 大阪転勤時代に家族と始めて大和路をサイクリングした懐かしい写真。
次男は大阪で小学一年の入学を済ませたばかり。
長男は奈良の全寮制高校に入学したばかりでおらず、家族3人の散策であった。

 山の辺の道は桜井駅から天理駅まで約17kmあり、歩くとなると健脚向きとなる。家族連れにはサイクリングがぴったり。駅から駅まで乗り捨てすることができ大変便利だった。
 家族連れで行くと、この頃の写真は風景よりスナップ写真に比重が置かれている。従って今回はスナップ写真を多く載せることになった、あしからず。

コース:桜井駅・・・大神神社・・・玄賓庵・・・桧原神社・・・崇神天皇陵・・・長岳寺・・・夜都岐神社・・・西山古墳・・・天理駅



大神(おおみわ)神社


大神神社拝殿
三輪山を神体とする最古の大社で、大和一の宮として崇められ、今も酒、薬、方除などの神として信仰を集めている。


大神神社拝殿


玄賓庵まえの山の辺の道


桧原神社
三輪山を神体とするので本殿はない。大神神社の摂社。


崇神天皇陵
ここでしばし昼食タイム。訪問者も少なく暖かく静かな一時だった。


崇神天皇陵
山辺道勾丘上陵といわれる前方後円墳。全国の古墳でも15番目に大きな規模をもつ第10代祟神天皇陵墓。


長岳寺
弘法大師が開基された真言宗のお寺、我が国初の「玉眼」様式が採用された「本尊・阿弥陀如来像」が安置されている寺院として名高い。また、別名を「釜ノ口のお大師さん」と言われている。


長岳寺 「根上がりの松」
残念ながら樹齢約300年と云われた松は、害虫に樹液を吸い取られ枯れてしまい昭和58年春に切り倒され、今は根だけが残っている。


長岳寺を過ぎたあたりの山の辺の道 うしろの山は引き手の山


引き手の山を歌った万葉歌碑 →万葉アルバムへ


夜都岐(やつぎ)神社
乙木町にある延喜式内の古社で、いまは春日の神を祀っているが、古くは水の神を祀ったという。
変わった名前だが、乙木(おとぎ)集落の北端に鎮座し、於都岐(乙木)がなまって夜都岐となったという。


西山古墳
杣之内(そまのうち)古墳群中最大の前方後方墳。


二上山と葛城連山を望む