テニスとランとデジカメと

私の趣味3点+その他の紹介です。
(縮小画像はクリックで拡大表示)
「リンクメニュー」(分類別目次)機能付。

古き佳き青春の歌謡曲2:東京の花売り娘

2009年08月02日 | 歌謡曲
 昭和21年。戦後の焼け跡に聞こえてきた歌だ。東京に花売り娘などはいなかったが、この歌のヒットとともに花売り娘が街角に立つようになったようだ。


「日々の食糧にも事欠く時代に、日本人には花を手にするゆとりはない。この年の末に、人気女優原節子とカーネーションを配した色刷りポスターを資生堂が戦後初めて出したが、その花も「夜の銀座で進駐軍に名の売れていた自称ジョージから入手したと伝えられている」(資生堂ものがたり)というほどの貴重品。花を手に入れることもできず、売れるはずもない。花売り娘もいなかった。しかし、その後社会が落ち着くにつれて花売り娘が出始め、二十四年ころには八十人ほどになり、大半が小学生だったという。二十七年には児童福祉法の改正施行に伴って警視庁築地署が約五十人を補導したと報じられている。」(funfanサイトより)

 

 この歌は明るいメロディーに包まれているが、途中短調に切り替り淋しげになるところに、歌の深みが出ていると思う。
 私はこの曲が、このところずっと「カラオケの18番」になっている。


岡晴夫 シングルレコードの歌唱。
 




     東京の花売娘

   歌 岡晴夫  昭和21年
   作詩 佐々詩生  作曲 上原げんと

  1 青い芽をふく 柳の辻に
    花を召しませ 召しませ花を
    どこか淋しい 愁いをふくむ
    瞳いじらし あのえくぼ
    あゝ東京の 花売り娘


  2 夢を見るよに 花かご抱いて
    花を召しませ 召しませ花を
    小首かしげりゃ 広重えがく
    月もあらたな 春の宵
    あゝ東京の 花売り娘


  3 ジャズが流れる ホールの灯かげ
    花を召しませ 召しませ花を
    粋なジャンバー アメリカ兵の
    影を追うよな 甘い風
    あゝ東京の 花売り娘


最新の画像もっと見る

コメントを投稿