☆Devilman
完成が遅れ、慌てて"実尾島"が6月に繰上げ公開になり、"太極旗翻し"との公開順序が本国と同じになった経緯のこの映画・・・。
おそろしく、酷い映画だった。
何が酷い?
1.脚本
脚本・監督は、80年代にヒット作を飛ばした那須真知子・博之夫婦だ。それなりに安心して観たのだが・・・なんじゃ、こりゃ?
何かのプレヴュに、"何十巻もある原作を2時間に収めようというのだから、無理が生じるのは当たり前だ"、というのがあったが、その頭の悪い感想が、ストレートにそのとおりだ。
ストーリーはいくつかのシークェンスに分けられるが、その殆どが中途半端にオチのつかないまま中断され、それらのツギハギで出来上がっている。
一言で言ってしまえば、雑、という事になるか。
登場人物の葛藤がまるでない。
また、エピソードの展開の仕方もやっつけ仕事だ。
最初の"アモン"と合体するところ、かなり重要なポイントになるかな?と思ったら、ぜぇんぜん。迫力も何もないし、主人公の"十字架"もない。
"牛久"の露出が不釣合いで、筋の上から微塵も役に立たないことに時間を浪費している。まるで、この俳優が映画のパトロンかなんかで、ムリヤリたくさん出しているのかと思った。
"シレーヌ"のエピソードはどうだ?あれ?いつ終わったの?あれで終わり?何のために出てきたの?なにかしたの?わっかんなぁい。
まぁ、書き出したらきりがない。これは・・・プロのシナリオなのか?
2.演偽(誤字ではなく)
主演の2人、ヒロイン、脇役・・・総てがヘタクソなのだ。
伊崎央登、伊崎右典、酒井彩名、渋谷飛鳥、宇崎竜童、阿木燿子、冨永愛・・・仕方ない、こうして並べてみると、素人ばかりなのだから。
宇崎竜童は"TATOOあり"、阿木燿子は"四季・奈津子"という立派な主演?映画があるが、それにしたところで、素人技だった。
素人だからといって侮れず、恐るべき演技をする人と言うのもあるにはあるが、それは稀な事だ。
しかし、普通は、やはり限界がある。構わないのだ、役者は素人でも。
デ・シーカの"自転車泥棒"のような例もある。
素人を上手く使うのが監督の技量とも言えるが、この場合、監督に技量がない、というより、稚戲を放置しているとしか感じられないのだ。
しかも、編集点を明らかに間違えていて、わざと下手に見えるようなところでカットをつないでいる。なぜ?
書き出したらきりがない。役者が悪いのか、演出が悪いのか、どっちも悪いのか、見に行ってしまった私が悪いのか・・・学芸会のお芝居を見せるのなら、金を取るなよ。
3.美術
原作がどうだったか覚えていないが、あのデザインはどうだ?デーモン特捜隊のマークは、ダビデの星をあきらかに剽窃している、いやちゃんと書こう、侮辱している。
ユダヤ団体からクレームがこなければ、うそだろう。
シレーヌの衣装・・・オムツなの?
・・・・・書き出せばきりがない。これほどきりがないのも珍しい。一分の隙もなく、ダメなところばかりだ。
デビルマンになったり、その途中の人間にぼこぼこがついた中途半端な状態になったり、あれは人間の役者のところを出そうという計らいか?イナズマンで言えば、サナギマンといったところだろうに?
なんで普通の勤め先の弁当がお重なの?
あのピーピング・トムの意味は?
永井豪がちょくちょく出てくるけど、なんの役どころにもなっていない。それなら、もちっとカメオに徹しろよ。
ボブサップのアンカーマンもわけわからん。
個人的には渋谷飛鳥、ハ・ジウォンに似てるなぁ、とそれだけが救い・・・でもヘタはヘタ。
映画館を出る時、入れ違いに入ってきたおばあさんの二人連れ、映画を間違ってませんか?これ、"でびるまん"ですよ。
完成が遅れ、慌てて"実尾島"が6月に繰上げ公開になり、"太極旗翻し"との公開順序が本国と同じになった経緯のこの映画・・・。
おそろしく、酷い映画だった。
何が酷い?
1.脚本
脚本・監督は、80年代にヒット作を飛ばした那須真知子・博之夫婦だ。それなりに安心して観たのだが・・・なんじゃ、こりゃ?
何かのプレヴュに、"何十巻もある原作を2時間に収めようというのだから、無理が生じるのは当たり前だ"、というのがあったが、その頭の悪い感想が、ストレートにそのとおりだ。
ストーリーはいくつかのシークェンスに分けられるが、その殆どが中途半端にオチのつかないまま中断され、それらのツギハギで出来上がっている。
一言で言ってしまえば、雑、という事になるか。
登場人物の葛藤がまるでない。
また、エピソードの展開の仕方もやっつけ仕事だ。
最初の"アモン"と合体するところ、かなり重要なポイントになるかな?と思ったら、ぜぇんぜん。迫力も何もないし、主人公の"十字架"もない。
"牛久"の露出が不釣合いで、筋の上から微塵も役に立たないことに時間を浪費している。まるで、この俳優が映画のパトロンかなんかで、ムリヤリたくさん出しているのかと思った。
"シレーヌ"のエピソードはどうだ?あれ?いつ終わったの?あれで終わり?何のために出てきたの?なにかしたの?わっかんなぁい。
まぁ、書き出したらきりがない。これは・・・プロのシナリオなのか?
2.演偽(誤字ではなく)
主演の2人、ヒロイン、脇役・・・総てがヘタクソなのだ。
伊崎央登、伊崎右典、酒井彩名、渋谷飛鳥、宇崎竜童、阿木燿子、冨永愛・・・仕方ない、こうして並べてみると、素人ばかりなのだから。
宇崎竜童は"TATOOあり"、阿木燿子は"四季・奈津子"という立派な主演?映画があるが、それにしたところで、素人技だった。
素人だからといって侮れず、恐るべき演技をする人と言うのもあるにはあるが、それは稀な事だ。
しかし、普通は、やはり限界がある。構わないのだ、役者は素人でも。
デ・シーカの"自転車泥棒"のような例もある。
素人を上手く使うのが監督の技量とも言えるが、この場合、監督に技量がない、というより、稚戲を放置しているとしか感じられないのだ。
しかも、編集点を明らかに間違えていて、わざと下手に見えるようなところでカットをつないでいる。なぜ?
書き出したらきりがない。役者が悪いのか、演出が悪いのか、どっちも悪いのか、見に行ってしまった私が悪いのか・・・学芸会のお芝居を見せるのなら、金を取るなよ。
3.美術
原作がどうだったか覚えていないが、あのデザインはどうだ?デーモン特捜隊のマークは、ダビデの星をあきらかに剽窃している、いやちゃんと書こう、侮辱している。
ユダヤ団体からクレームがこなければ、うそだろう。
シレーヌの衣装・・・オムツなの?
・・・・・書き出せばきりがない。これほどきりがないのも珍しい。一分の隙もなく、ダメなところばかりだ。
デビルマンになったり、その途中の人間にぼこぼこがついた中途半端な状態になったり、あれは人間の役者のところを出そうという計らいか?イナズマンで言えば、サナギマンといったところだろうに?
なんで普通の勤め先の弁当がお重なの?
あのピーピング・トムの意味は?
永井豪がちょくちょく出てくるけど、なんの役どころにもなっていない。それなら、もちっとカメオに徹しろよ。
ボブサップのアンカーマンもわけわからん。
個人的には渋谷飛鳥、ハ・ジウォンに似てるなぁ、とそれだけが救い・・・でもヘタはヘタ。
映画館を出る時、入れ違いに入ってきたおばあさんの二人連れ、映画を間違ってませんか?これ、"でびるまん"ですよ。