dailie morlie

森羅万象、宇宙の真理

読書雑感

2004年10月01日 21時33分42秒 | Weblog
☆イスルのはじめてのおつかい
新しくなった県立図書館の児童書のコーナーには、中国・韓国の児童書も少ないながら(いや、少なからずと言うべきか)置かれてある。
無作為に取り出した絵本の一冊を読むことにした。
それが、この本だ。
 
ある日、お母さんが言いました。
"イスル、おまえ、ひとりでおつかいできるかしら?"
イスルは驚きました。
 
という始まりで、このイスルという女の子が、牛乳を買いにお店に行く、という話だ。
児童書(しかも絵本)なので、読みやすくはあったが、それでもいくつも知らない単語が出てくるので、いい勉強になる。
 
最後まで読みおえて、著者を確認したところ、あれあれ?ススイ・ヨリコとハヤシ・アキコ?日本人?
ススイではなくツツイ、実はこの本は筒井頼子と林明子という日本人の"はじめてのおつかい"の翻訳だったのだ。
あとで、チェックすると、日本では1977年に発刊されたこの絵本はとても有名らしい、英語版も出ていると言う事だった。

デジカメ修理

2004年10月01日 21時19分47秒 | Weblog
修理に出したデジカメがやっと帰ってきた。実に1ヶ月以上かかった。
現在使用中のSONY・U30が突然撮影不可能になったのは8月24日だった。
即日、購入した量販店に持ち込んだのだが、購入したのは2003年7月21日。1年を経過している。
なんで、機械と言うのは保障期間を過ぎたのを待ち構えていたように壊れるものなのだろうか?
それでも、販売店の5年間保障と言うのに入っておいたので、それで何とかなるはずだった。
 
躓きはここからあった。
修理受付カウンタで、症状を説明したのだが、この対応店員がこちらの話すことをまったく理解していないのだ。
わざわざ不具合を目の前で再現して見せているにもかかわらず、ぜんぜん理解できていない。
別に超常現象を見せているわけでもないと言うのに、信じられない事だ。
修理票に状況を書き込んでいるのを読んで、そのあまりのこちらの説明からかけ離れた記述に、異議を唱えると、"判ってます"と蛙の面になんとやらだ。
修理の状況の見極めに2週間かかると言うのを聞いて、驚いた。なにをそんなにかかるのか、と思えば、結局メーカーに出すのだ、という。
 
それから2週間、連絡がきた。
"ケース交換するので、1万いくらかかる"という。
そんなふざけた話はない。ケース交換など誰も頼んでいないのだ。
やはり、修理票の内容がちゃんと伝わっておらず、症状を理解しないままにメーカーが適当な応対をしたのだ。
胃が痛いといっているのに、痔の手術をします、を言っているようなものだ。
メーカーもメーカーで、それくらいわかりそうなものだが、よほどぼんくら揃いなのか、誰にでもわかる外部の擦り傷(と言ってもレンズ蓋を開閉する時に蓋が本体に擦れて出来た傷でいわば商品の構造上の血管から必然的に生まれるものだ)を見つけて、ここぞとばかりに無意味な修理代を稼ごうとしたとしか考えられない対応だった。
 
もう一度、故障の状況を説明し、客を騙すような修理のでっち上げは止めるように釘をさした。
それから2週間、何の音沙汰もない。
痺れを切らして、こちらから店に問い合わせると、SONYでは現象が再現しない、という連絡がきている、という。
現象が再現できないと言うのなら、正常に動いているというわけで、それならそういう検査結果で返してくるべきだろう。
 
その間に、どうしてもカメラを使わねばならない用事が出来たのだが、間に合うはずもなく、多大な損害を被ってしまった。これに対してSONYは何の保証をする準備もないらしい。
 
結局、連絡がきたのは1ヶ月をとっくに過ぎた30日だった。
ただちに回収に行ったが、何の故障も見られなかったので見込み修理をしたというエクスキューズとともに返って来たカメラについていた修理票には、現象を"アイリス不良"とだけ書いて、勝手にレンズパーツを交換したらしい。
このメーカー対応には、まさに世界のSONY、天下の大企業の傲岸不遜な態度がありありとしている。
 
それでも、ツァイスのレンズを積んでいるのはSONYだけなのだから、仕方がないが。

映画雑感(ネタバレあり)

2004年10月01日 20時12分04秒 | Weblog
☆I,Robot
開巻一番、こりゃコンバースのCMか?次のシーンでは、FedEx。それからアウディ?
大好物のSFだが、いささか行き届きがないものの、それなりに未来都市をデザインしている。
で、ですねぇ、結果、こりゃあ"買い"である。
よくできてる。
アシモフは読んでないけど、原作ではなく、そこからインスパイアされたまったく別のストーリィだそうな。
最初の登場から、主人公の応対に出た女性も、ロボットなのだ、と思っていた。言動その他、まったくロボットなのだ。
よくある冒頭からの謎めいた夢だか記憶だかが顕かにされたとき、なるほど良くある話だ、と思ったが、そこで発生した主人公のトラウマというのが、いかにも切なく出ている。そして、そのエピソードが、さらにクライマックスで効いてくる、二段伏線とでも言おうか。
あれだけの状況証拠を残しておきながら女性はロボットではなかったが、黒幕の正体は、けっこうあっさり判っていた。他に、それらしい存在がなかったからだが、女性がロボットであったら、なおストーリィが複雑になってよかったと思うのだが。