みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『ぼくの名前はズッキーニ』観ました。

2018-10-26 16:00:00 | 劇場用アニメ

2016年:スイス+フランス。 監督:クロード・バラス。 セルBDにて視聴。

親のいない、または事情があって家族とともに暮らせない子どもたちを引き取り
面倒をみる、ある養護施設でのお話。

 
日がなビールを飲みテレビに悪態をつく母親。    ズッキーニはビールの空き缶を積み上げて遊ぶ。

イカール、というよりもいつも母親からズッキーニと呼ばれていたため、自分の
本来の名前はイカールではなく、ズッキーニなのだと堅く思いこんでいる少年が主人公。

 
事故で母親を死なせてしまったズッキーニ。     警察は事情調査の後、養護施設送りが相当と認定。

あるときズッキーニは、思いがけなく事故で自分の母親を死なせてしまう。
警察での事情聴取の結果、養護施設送りが妥当であると判断される。
そうして彼はファウンテン養護施設にやってきた。

 
彼は養護施設に身柄を送られる。          校長から皆に紹介される。

施設の中にはさまざまな境遇・個性の子どもたちがいた。
ボス風を吹かす子、気の弱い子、母親の迎えをひたすら待つ子、
両親ともにいない子。
慣れない環境のなかで、それでも次第に友だちもできて馴染んでいくズッキーニ。

 
ボス風を吹かすシモン。だが内心は淋しい。     叔母㊧に連れられて新らしく入所するカミーユ。

そんなある日、施設に新しい子どもがやってくる。
親戚のおばさんに連れられてやってきた、その子の名前はカミーユ。
一目みるなり、いっぺんに彼女が好きになってしまったズッキーニだが....。

職員はみな子どもたちに対して親切だし、ズッキーニ少年は、なかなか”当たり”の
場所に行けたのじゃないかな~と感じました。
理想はともかく、現実はなかなか愉快ならざる状況の施設の方が多いのでは、と
(ややネガティブ思考の自分など)考えてしまいます(^^;

中盤のストーリーの盛り上がりとしては、カミーユとカミーユの叔母との間に
発生した同居問題。
一度は養護施設に預けたのに「やはり自分が面倒をみたい」と申し出る。
これは彼の国では身寄りのない児童を預かると、政府から相当額の手当てが出るから。
しかしカミーユは、叔母が自分に対して愛情などまったく持っていないことを見抜き、
なんとか手当金が目当ての叔母との同居から逃れようと身を隠す。
ズッキーニやシモン、そして心ある大人たちの協力で、何とかカミーユは叔母から逃げ切る。
全体的にハートウォームな良い感じで本作のストーリーは流れます。
厳しい話ももちろん出るんですけど、現実のシビアさを考えるとやっぱりこれってだいぶ甘め
の話っすね。もちろんそれだけに観た後の印象は万人向けな、ハッピーエンド的な?

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