みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『ザ・レイド』観ました。

2016-02-29 16:00:00 | アジア映画
2011年:インドネシア。 監督:ギャレス・エヴァンス。 WOWOWからの録画。
中々評判が良いようなので観てみました。
う~ん、タイ映画『マッハ!』のインドネシア版といったところかな?
向こうは田舎出の純朴な青年、こちらは武装警官(SWAT)の一員という違いはありますが。

 
「作戦決行」の命が下り、一斉に突撃。       犯罪者は残らず逮捕する意気込みだ。

悪人どもの巣窟である某高層ビル。武装警官の部隊が全員逮捕の勢いで突撃をかける。
特に麻薬王であるボスを何度も捕まえ損ねた経緯があるだけに、
今度こそは絶対に逃さない意気込みだ。

 
アパート中の様子をテレビ画面で監視。        ボスは余裕綽々。

一方こちらはボスのリヤディ。アパートじゅうに仕込んだTVカメラで警察側の動きは筒抜けだ。
自分は安全なところに潜んでいて手下どもに命令を下しているだけ。
腕の覚えのある命知らずの悪党どもが大挙してSWATに襲いかかる。
多勢に無勢の理屈で、警察側は一人、また一人と犠牲者が出る。

 
久しぶりに兄の姿を目撃。             兄を説得するが、結局ムダに終わる。

苛烈な戦闘のなかラマ(主人公の青年)は、むかし家を出て行った兄アンディの姿を見る。
足を洗い、家に戻るよう兄を説得するが不調に終わる。
もはやアンディは骨の髄までダークな世界に浸りきっていて、今さら堅気には戻れないのだった。

 
廊下には警官の死体が累々。            もはや生き残りはこの三人だけとなる。

作戦前には大勢いた警官も今はわずか三人だけになってしまった。
おまけに今回の作戦は上層部の許可をとらないままに勝手に実行したものだと
今になって知らされる。そうなると応援も当然期待できない。
どうする?
どうもこうもない。確かに絶対絶命のピンチだが自力で切り抜けるしか道はない。
こうして彼らは生き残るため死に物狂いで闘い抜いていく....。

こういう格闘技の応酬がメインという映画は香港のカンフー物あたり
からだと思うけど....最大のスターは何と言っても故ブルース・リー御大でしょうね。
彼亡き後も、根強く製作され続けているジャンルですね。
この映画の格闘シーンを見るとけっこう高度な技が連発で「さすが」とも思うんですが、
それがストーリーの大きな流れにうまく寄り添ってくれない憾みがあります。
ラマ役のイコ・ウワイスに大きな華がないせいもあるのかな。
あとサラウンド音声がなかなか優秀ですね。
あらゆる方向からいろんな人声や物音が聴こえてくるのはドラマを盛り上げますね。

『ジュラシック・ワールド 3D』観ました。

2016-02-27 16:00:00 | 洋画
2015年・米ユニバーサル。 監督:コリン・トレヴォロウ。 セルBDにて視聴。
久々のジュラシック最新作です。
まあ劇場公開は去年の夏なんで、そういう意味では新味はないんですけどね~(^^:
ただ自分は自宅での独り占め観賞を考えて、劇場公開をスル―していたので....(^^;

 
夏休みに兄弟でジュラシック・パークへ。      ディレクターを務めるクレア叔母さんのご招待。

かつてイスラ島で起こったジュラシック・パークの大惨劇から22年が経過。
いまはオーナーも代わり、新体制のもとジュラシック・パークが再開され
大変な人気を博していた。まあ喉もと過ぎれば何とやらの好例でしょうね(^^;
ザックとグレイのミッチェル兄弟。クレア叔母さんのご招待で夏休みを利用して
ジュラシック・パークを訪れることになる。

 
小型恐竜と遊ぶ子供たち。              大型水竜の大迫力の食事シーン。

初めのうちは和やかに流れるパーク内の空気。
まあ言ってみれば動物園での動物を恐竜と置き換えただけみたいな風景ですね。
そうそう、乗り物があるなど遊園地の感じもあります。
クレア叔母さんはパーク運営の責任者。とっても忙しい立場にある人だ。
甥たちを歓迎はするものの彼らに付き添って面倒をみる余裕まではない。
なのでその役目を秘書に押しつけてしまう。

 
お約束?警備の隙間をついて恐竜が外に。      オーナーは緊急対応を指示。

万全と思われたパークの警備態勢。
だが、まさかと思われるほどの高い知能を新種の大型恐竜はもっていた。
人間の予測を超え、狡猾なまでの策を弄してまんまと居住区の外に出てしまう。
人間側の方がよほど間抜けに見えてしまうパートだ。
オーナーは緊急指示を出すが、まだこの時点では左程の危機感があったわけではない。

 
勝手に立入禁止区域に入り込む兄弟。        責任を感じ必死に兄弟の居場所を探すクレア。

一方、大人のヒモ付きを嫌って、秘書のサラをまいてしまう二人の兄弟。
以降、好きなように行動する。
ただ面白そうだという理由で弟を促し禁止区域に躊躇なく入っていく兄はただのどアホ。
後でビッシリ叱られるべき行動だが、映画の中ではうやむやに。ちっ。
当然の結果として二人は危険極まる状況に遭遇するのだが....。
久しぶりの新作でしたが、期待を裏切らない良い出来だと思います。
3Dの見せ方は『ジュラシック・パーク 3D』よりも当然ながら格段に進化しています。
全体に滑らかな立体感ですが、 ココ!という部分はきっちり視差をつけてきますし。
ただこれの続編となると難しいかもしれませんね。
派手に見せてはいても、話の基本部分は一作目とそう変わらないわけだし。
更なる新味を出して見せるとなると、かなりハードルが高そうです。

『幕が上がる』観ました。

2016-02-25 16:00:00 | 邦画
2015年:ROBOT制作。 監督:本広克行。 WOWOWからの録画。
ももクロZ(ガールズユニット)5名をメインキャストとして描かれる青春ストーリー。
え~、ももクロZに関しては全く知識がないのですが、明るく元気な演技だと思いました(^^;
とりたてて美人というわけじゃないですけど、笑顔がいっぱい。

 
用済みの舞台道具を焼却。             新任の先生。演劇部にちょっかいを出してくる。

ある地方高校の弱小演劇部。今年も悲惨な成績のまま終ってしまった。
顧問の教師・溝口は演劇に対して知識もなく熱意もない。
その状況が変わったのは、新任の美術教師・吉岡がやってきてからだった。

 
ネットで調べると、何と学生演劇の女王ですと。   成り行きで演技指導などをするようになる吉岡センセイ。

演劇に興味があるらしく、何かと部にちょっかいを出してくる吉岡教諭に
演劇部のメンバーも関心をもつようになる。
ネットで検索したところ、何とかつては”学生演劇の女王”の異名をとる存在だったことを知る。
”ヤッター” 
是非とも演劇部の指導をお願いしますと頼み込むが、やんわりと受け流されてしまう。

 
『部長は演出に向いてるようね』とアドバイス。   父兄を招待して演劇会を催す。

しかしそれ以来、何かと演劇部に関心を払ってくれるようになる吉岡先生。
時に演技指導、時に部の方向性に関するアドバイス。
稽古も大事だけれど、やっぱり直接お客さんに観てもらうことが一番の勉強になる。
なので父兄を招待しての演劇会を開く。

 
合宿で来た東京の夜空に見入る。          最後に全員飛びきりのスマイル!

こうして日々演劇部の実力が高まってくる。
本人たち自身にもそれが判るだけに、演劇することが楽しくて仕方がない毎日だ。
しかし吉岡先生はそんな部員たちに厳しい言葉をかける。
趣味や楽しみでやるのなら今のままで良い。
けれどもっと上を目指すつもりなら生半可な気持ちでは先がない。
総てを犠牲にしてでもやり通す気持ちがあるのかと問うてくる吉岡先生....。

アイドル映画としてはデキが良いという評判なので観てみました。
序盤はちょっぴり学芸会的ですが、中盤以降はまずまずの感じになっています。
それにしても少年野球に甲子園があるように、演劇にもそれなりに
全国的な仕組みがあるんですね~。
考えてみれば、どんな分野だろうとそれは変わらないことのようですね。
ともあれアイドル音痴な自分にもそれなりに観れる映画だと感じました。

『フォックスキャッチャー』観ました。

2016-02-22 16:00:00 | 洋画
2014年:米。 監督:ベネット・ミラー。 WOWOWからの録画。
事前知識ゼロで観たんですが....これはかなり高水準の映画でした。
アマチュアレスリングが話の一要素にはなっていますが、核心は別のところにありました。

 
シュルツ兄弟は揃って金メダリスト。        ある日、弟のマークに電話が入る。

兄弟そろってアマチュアレスリングの金メダリストである弟マークと兄デイヴ。
しかし金銭的にはなかなか恵まれることのない二人。
そんなある日、マークのところに突然「会いたい」との連絡が入る。
相手は大富豪デュポン家の御曹司ジョンだった。

 
自家用ヘリで直接デュポン邸へ。          「君をスカウトしたい」と申し出るデュポン氏。

デュポン氏は自らのレスリングへの思いを熱く語り、同時に破格の好条件で
シュルツ兄弟をスカウトしたいと申し出る。

 
デュポン氏はデイヴも欲しがっている。       家族のためを考え、断る兄デイヴ。

弟の将来が明るく開けたことを祝福するも、自分の道は自分で択ぶ兄デイヴ。
家族のためを考慮して、デュポン氏の申し出を断る。
結局弟のマークだけがデュポン氏のもとでチームを結成しフォックスキャッチャーの
練習場で精進を積んでいくことになる。
初めのうちこそデュポン氏とマークの関係は蜜月状態だったのだが....。

 
1987年・仏での大きな大会に出場。         マークは勝利しデュポン氏と喜び合う。

1987年にフランス・クレルモンフェランで開催された世界選手権大会。
マークは安定した実力を示して勝利して、コーチであるデュポン氏と喜び合う。
この頃までは良かった。
しかし絶対的な忠実さを常に要求するデュポン氏の態度が露わになるにつれて
マークとの間はしっくりいかなくなる。
そして我を通したいデュポン氏は、いったん辞退したデイヴを結局金の力で
強引に引き抜くが、それも良い結果にはつながらなかった。
金離れのよいスポンサーではあっても、ことレスリングに関しては大した経験のない
デュポン氏と金メダリストであるデイヴとでは、周囲の敬意と信頼度は自ずと違ってくる。
そのこともデュポン氏には面白くないようだ。
注目を浴びるべきなのは誰あらぬ自分なのだ、という思いから抜けられないのだ。

所詮デュポン氏は人と揉まれ合う経験のないまま大人になった”お坊っちゃま君”。
大富豪の御曹司として産まれ育った彼は、当然自分に向けられるべき
注目と賛同を誰かに横取りされたかのような不愉快な気分が高じてくる。
彼はイライラし始め、もともとあった妄想性分裂症の傾向が進行していく....。

あまり期待せずに視聴したのですが、実に見ごたえのある映画でした。
ただ上に書いたことは、あくまで映画を観て自分が感じたこと、になります。
この映画の視聴後にネットで少しデュポン氏について調べたところ、
事実とはかなり異なる解釈や改変が多く加えられていることを知りました。
なので、この映画はあくまでフィクションとして受けとめた方が良さそうです。

『ラブライブ! The School Idol Movie』観ました。

2016-02-20 16:00:00 | 劇場用アニメ
2015年:サンライズ制作。 監督:京極尚彦。 WOWOWからの録画。
ガールズユニットというか、この手のグループや音楽はどうも得意じゃないです。
じゃあナゼ観たの?と問われれば”いちおう話のタネに”と言うしかないんですが(^^;

 
扉絵。                      米国からの出演オファーが届く。

各高校のスクールアイドルが集い、ウデを競いあうラブライブ大会。
去年は音ノ木坂学院が優勝した。当然今年も...と周囲からの期待が高まる中、
当人たちは活動を継続するか終息させるかで悩んでいた。
そんな彼らのもとに海外からのTV出演のオファーが届く。

 
飛行機は着陸態勢に入る。             空港ロビー。メンバーはすっかりお登りさん状態(^^;

グループ一行を乗せた飛行機は無事にアメリカに到着。
ライブを行うについては、好きな場所を選んでほしいとオファー側から言われて
NYの街をジョギングがてら、あちこち良さそうな場所を物色する。

 
ともあれNYをジョギング。             ライブ本番は大成功。

 
その様子が日本にも伝えられて。          帰国後。なんとビル一面にμ's(ミューズ)の特大ポスターが。

さいわいライブは大成功。そして海外からの中継で日本にもその様子が
伝えられて、 μ's(ミューズ)の人気は何と全国的に火がついた状態に。
そんな事情を知らずに帰国した彼らは、今や自分たちが超有名人となっていると知る。
もはやメンバーの意志に関わりなく、継続的な活動を望まれる状態に戸惑う....。
なんか安直なストーリーですねえ。あまりに事態がスラスラと進んでいき過ぎ。
尤もそういうことをいう奴は最初から観るなよって声も聞こえてきそうですが(^^;
まあこの映画の対象(お客様)は主に小中学校の女の子と思われますし、そういう映画に
いちいち指摘したりするのは完全に場違いでしょうから、この辺で止めますね(^^;