みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

話題のCD、『フェアリー・テイルス』を入手。

2018-12-30 16:00:00 | オーディオ
話題のノルウェー製CD、『フェアリー・テイルス』を入手しました。
で、どこがこのCDのポイントかというと、MQA-CDであると同時にSACDでもあるところです。
CD、SACD、あるいはCD+SACD、それに新しめのところでMQA-CDってのはあると思いますが、
MQA-CDとSACDを同時に格納しているケースというのはまだ少ないと思います。


MQA-CDとSACDのロゴが仲よく入っています。

CDは音を聴いてナンボですから、早速試聴。
最初はSACD。良いですね~澄みわたる感じとコクが同居していて
聴いてて気持ちよいです。
次にCD。当方には肝心のMQA環境がないので、普通のCDとしての試聴になりますが
こちらは”CDとしてはまあまあ上質なほうだね”という感じでした。
全体にバラード調の音楽なのですが、ときおり強い表現もあって、そこも破綻せずに
出てはいます。

ただハードがMQAでなくとも、MQA-CDのメリットは出る、というフレコミだった
んで多少は期待してたんですが、SACDの音を聴いてしまうとどうしても聴き劣り
してしまうのは感じがありますね(^^;

将来MQAソフトが普及して、同時にMQAハードが一般化すれば
MQA-CDというものが当たり前のモノになってくるんでしょうけど、
今はまだまだですかね。

普通のCDだって別に音が悪いわけではないですし、手持ちのCDを
すべてMQA-CDに買い換えるなんて気も(金も)ありません。
MQA-CDって一枚3,000円以上しますから、500枚だとして150万円にも
なってしまいますね(^^;
まあ廉価盤ふくめてCD全部がMQA-CD化すれば嬉しいですが。

初めは従来のCDプレーヤーにMQAデコーダーを追加するカタチになるんでしょうけど、
最終的には2~3万円ていどのエントリークラスのCDプレーヤーにも
初めからMQAデコーダー組み込み済みになってほしいです。

ところで歌手のラドカ・トネフさん。
音楽としては、たいへんに静謐で独特な世界、というレビューが多いようですね。
まあ個性的なのはいいことだと思います。
一曲目の『月は意地悪な恋人』。好きなリンダ・ロンシュタットの持ち歌でも
あるんで、両者の違いを楽しんで聴きました。
二曲目以降は、これから少しづつ聴きこんでいこうと思っています。

最後に価格のことです。輸入盤のため、扱う業者さんによってかなり価格の違いが
見られます。自分はスイス発送のアマゾンテナントでしたが送料込みで1,880円でした。
ただ韓国発送のアマゾンテナントの場合だと7,000円超+送料別途だったりします。
(このショップの場合、MQA-CD+SACDの同時格納が明記されていました)

えらく価格が違うので、スイス発送のほうは当然ふつうのCDだろうと思っていたら
嬉しいことにMQA-CD+SACDの同時格納盤が届きました。
すると5,000円超もの価格の違いってナニ....?

『おもちゃの国』 観ました。

2018-12-29 16:00:00 | 洋画
2007年・ドイツ。 監督:ジャック・ドノヒュー。 WOWOWからの録画。

わが子ハインリヒを必死にさがす母親。

かなり以前に録画した短編ですが、長くそのままになっていました。
15分足らずの尺ですが、言わんとするところは伝わってきます。
ユダヤ人狩りがますます厳しくなってきたナチスの時代。
そんな時代にも、仲良しのドイツ人家庭とユダヤ人家庭があった。

 
お隣どうしで家族ぐるみの付き合い。        そんな良い国ならボクも行きたい!

しかしとうとうナチスからの召喚通知が届く。
住み慣れた我が家を離れなければならないユダヤ人一家。
ドイツ人の母は、幼いわが子ハインリヒに何と説明したら良いかと考えたすえに
「彼らはおもちゃの国へ引っ越すのだ」と話す。
それを聞いたハインリヒは目を輝かせて「そんなステキな国、僕も行きたい!」。
夜ふけ。隣のユダヤ人の家に迎えのトラックが来る。
そのエンジン音を聞きつけて、大急ぎで外にでるハインリヒ。
「僕もおもちゃの国に連れてって!」

 
「そんな国はない」と親友から突き放される。    ハインリヒを残してトラックは走り去る。  

一方、息子のベッドがカラなのに気づいた母親は、あわてて駅にむかう。
毎日ユダヤ人たちがそこに集合させられ、収容所送りになっているのを
知っていたからだ。
きっとハインリヒも駅にいけば見つかるだろう....。

自分的には、少しストーリーをいじってみたい気もするけど
(もっと面白くなるような気がします)
でも製作側の意図とは違うモノになったりして、それはマズイかな?(^^;

『IT <それ>が見えたら、終わり。』観ました。

2018-12-26 16:00:00 | 洋画

猫は惨劇の一部始終を見ていた。

2017年英・米。 監督:アンディ・ムスキエティ。 WOWOWからの録画。
以前発表されたTVドラマ版はイマイチの世評だったように思いますが、
今回の映画版は好評のようなので自分も観てみました。
スティーブン・キング映画にしては、トンがったところはややソフトに
抑えたというか、ほどほどのホラー度という印象でした。
結果として、そこがとっつきやすい感じを受けましたね。

27年に一度という周期で現れては何人もの町の子どもたちを喰い殺し、
気が済めばフイと闇の世界に戻っていく<IT それ>
最初の犠牲者は幼い男の子ジョージーだった。
下水路に潜んだ<それ>は言葉たくみにジョージーを誘い、喰ってしまう。

喰い殺されたジョージーの兄、ベン。彼はいつまでも弟のことを忘れずにいた。
彼は何人かの友だちを誘い、<それ>の居場所を突き止めてやっつけてやろうと決心。
だがそれはとんでもなく危険な思いつきであり、行動だった。
<それ>は残忍で狡猾で、並みの怪物ではない。大人でも手に負えないのだ。

<それ>の方も少年たちの行動を察知して反撃、逆に死ぬほど怖い目に遭わせる。
しばしば少年たちは怖気に囚われ後悔し、言い出しっぺのベンをなじる。
しかし彼らは今さら引き返せないところまで来てしまった。この冒険をやり通すしかない。
この戦いに勝つのは少年たちか、それとも<それ>なのか?

 
少年たちは<それ>のアジトに向かう。       だが奴は少年たちの動きを察知して待ち構えていた。

キング原作の映画の一本として『スタンド・バイ・ミー』があります。
少年たちの友情と成長を描いた評価の高い良作ですが、
本作にも同じような設定が見られますね。
というかこれってホラー版『スタンド・バイ・ミー』といった方が早い(^^;
2時間半ちかい尺ですが、これで前篇です。ラストに後篇のアピールがあります。
まあ前篇が面白かったので、自分は後篇も観ようと思います。