廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

茨城県 旧山方町 諸富野小学校

2016年04月06日 15時33分29秒 | 茨城の廃校
茨城県旧山方町の廃校巡り。
続いては諸富野小学校。

「もろとの」と読むようですが、由緒ある地名かと調べると、
何のことは無い、明治の町村合併でそれぞれの村名から一文字づつとった新しい村名が由来でした。
諸沢村の諸、北富田村の富、西野内村の野を組み合わせて諸富野村となったようです。
先に訪れた北富田小学校も以前は諸富野村立の学校だったわけです。

ここも他の山方町の学校のようにアプローチは狭い山道ですが、
集落に比べて意外に大きく立派な印象の学校です。

現在は常陸大宮市になっていますが、
この自治体は廃校になった学校にもきちんと「旧○○小学校」と案内板が設置されています。
廃校を求めて彷徨う風変わりな趣味人にやさしい町ですね。

2003年の閉校から14年が経とうとしていますが、
非常にきれいに管理され地元に愛されている様子が感じられます。
花壇には花が咲き誇っていました。
荒れた感じもしませんし現役校のようです。


無駄な看板か廃校にやさしいのかは判断に迷うところ。



山の中の学校にしては規模が大きい感じです。
周囲の集落からすると児童数はかなり少なかったと思われますが、
体育館やプールも立派なものです。













閉校記念碑がありましたが沿革は刻されていませんでした



卒業生の落書きかな。



体育館はなかなか凝ったデザイン






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