廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

茨城県 下館市 大田小学校 布川分教場

2018年12月03日 16時35分07秒 | 茨城の廃校
下館市 大田小学校 布川分教場

本校の大田小学校の沿革によると
明治22年に大田村尋常小学校西方教場・野殿教場・布川教場分設
明治44年 西方・布川各尋常小学校を合併し,大田尋常小学校となる。この日 を創立記念日とする
昭和47年 布川分教場,本校へ統合
とあります。
創立から本校に統合されるまでずっと分教場として歩んできたようです。
1974年当時の航空写真には小さな校舎らしきものが写っていますが、
どう見ても教室1つに教員の部屋が1つほどの大きさです。
もしかすると低学年までが通う分教場で、
高学年は本校に通っていたのかもしれませんが、詳しい沿革は不明です。

訪れた布川分教場にも記念碑等は無く、
新たに集会所が建てられています。
わずかにコンクリート製の門柱に樹勢が衰えたサクラの木。
それとだいぶ風化が進んだタイヤ跳びが分教場時代の遺構でしょうか。
あまり学校跡の雰囲気はありません。

遠く筑波山を望む空き地の脇は農道ほどの幅の道路ですが、
撮影をしていると排気音も高らかに昭和チックな改造バイクの一団が走って行きました…。
絶滅危惧種と思いきやまだまだいるんですね。
まぁ、地方に行けばまだまだヤンキー文化は残っていますよね。


門柱とサクラ。サクラの木はだいぶ樹勢が落ちてきている。
ソメイヨシノの寿命は70年ぐらいだそうなので致し方ないか









遠くに見えるのが筑波山。



せっかくなので改造バイクの一団も一緒に写したかったが
わずかに最後の1台を写すことしかできなかった。
左の電信柱近くに写るのが最後の1台。

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