廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

茨城県 大子町 上野宮小学校

2014年10月27日 19時31分26秒 | 茨城の廃校
廃校に優しい町大子町。
そんな大子町の中心から北にある八溝山へ向うこと20分ほど、
山沿いの集落にひっそりと佇む上野宮小学校。

校門前には1台のクルマとカメラを手にしたご同輩。
挨拶をしてちょっとお話。
群馬、長野、福島とかなり廃校を巡っているようです。
群馬方面にはなかなか足を運べていないので、
中之条町の廃校には興味がわきます。

廃校巡りという超マイナーな趣味で、
同じ趣味のご同輩に出会うのはなかなか無いので、
なかなか楽しい数分間でした。

さて、上野宮小学校ですが、現在は民間に払い下げられているようです。
程々に管理はされているようですが、
廃校になった昭和58年からは30年以上経っていますので、
2棟ある校舎のひとつはかなり荒れてきています。
しかし、講堂を含めかなりきれいな木造校舎と言えるでしょう。
特に、講堂は美しいデザインです。
中を覗くと刈り取られたソバが干されていました。

校庭には二宮像は確認できませんでしたが、
当時のままの滑り台、鉄棒、サッカーゴールが現存。
校舎裏には寮と書かれた建物もあり教員住宅を兼ねていたのかもしれません。


大子町 上野宮小学校
明治8年2月創立
昭和58年3月 黒沢小学校と統合により閉校。
ちなみに統合された黒沢小学校の児童数も現在38名。
次の統廃合も近いかもしれません。

























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