白井晃さんは関西ではあまりお見かけしませんね。
遊◎機械全自動シアターの頃から関西公演はあまりなかったような。
と思ってちょっと検索してみたら、なんと大阪府のご出身でした。
意外っ!
秋山菜津子さんが出演した「ルル~破滅の微笑み~」も関西は飛ばして
東京と九州公演だけ。(これ観たかったんだけどなあ。)そして、11月
に上演する「偶然の音楽」も東京オンリー。
今回、東京まで行けない私は仕方ないので原作だけ読むことにしました。
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舞台の「偶然の音楽」の原作は、同名のポール・オースターの小説。
ポール・オースターは何冊か読んでいて完読していない本もあるけれど、
この作品は面白かった。
父の遺産が入ったので仕事をやめて車で旅に出た主人公が、途中で偶然、
一人の男をピックアップ。二人でとある屋敷に乗り込んで賭け事をする
・・・というお話。(←簡略化しすぎ!)
ナッシュとポッツィの二人が特殊なシチュエーションに追い込まれてから
の状況描写や心理描写に引き込まれ、知り合ったばかりの二人がだんだん
相棒になっていく様子にも惹かれました。
私としては読みながらこうなるのかな、こうなってほしいと思った展開
予想がことごとく打ち砕かれ、もう最後はどこに向かってるんだろー、
と思っているうちにジ・エンド(笑)。みたいな感じ。
その間、読み手のテンションをずーっと持続させるストーリーの巧みさ
はさすが。そしてやっぱり、ポール・オースターらしい奇妙な感覚が
味わえる作品でした。
ちなみに、舞台版の具体的なあらすじがぴあのサイトに。それを読む限り
では原作に忠実のようですね。「偶然の音楽」は映画としては目に浮かぶ
のですが、舞台ではむずかしそう。その辺り、他の人の観劇レポを楽しま
せてもらおうと思っています。
ポール・オースターは作家ですが、何本かの映画作品でもよく知られて
ますよね。「スモーク」と「ブルー・イン・ザ・フェイス」の脚本、
「ルル・オン・ザ・ブリッジ」では脚本のほか監督も。
映画を観ても文章を読んでも、あー、ニューヨーカーなんだなあと感じ
させてくれる人です。
ポール・オースター「偶然の音楽」
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