ブンブン爺のひとり言

気の向いたときに自己満足で綴ってみようと思います。

干し柿 考

2019-10-31 06:14:17 | Weblog
 大阪に戻ってから、例年どおり取ってきた渋柿の皮をむいてぶら下げました。 好天が続き、スズメバチに狙われなければいいのですが・・・。
 また先日持ち帰った “愛宕” についても、“渋抜き” を実験的にやっていました。 3個くらいづつを1枚のビニル袋に入れ、盃1杯のホワイトリカー(35%)を入れ、注射器で空気を抜いて冷蔵庫に入れておきました。 2週間後試食してみたところ、わずかに口の中に渋みが残るかな? という程度になっていました。 (婆は全く感じないと言います)
 ところで、“渋抜き” とは言っても、シブを取り除いたり、分解して無くしている訳ではなく、実はシブ味を感じなくするために、渋み成分が水に溶け出ないようにしているのです。 そのために、アルコールやドライアイスなどを利用して柿の呼吸を止めてやると、内部で発生したアセトアルデヒドが渋み成分であるタンニンと結合して、非水溶性になるので人は渋みを感じなくなるのです。 加えて渋柿の糖分は甘柿より多いので、より甘く感じるのです。
 通常柿は皮を通しても呼吸していますが、干し柿の場合皮をむく事により、そこに被膜ができ、空気が取り込めなくなって呼吸ができなくなり上記と同様の化学反応が起こるのです。 では木に付いたままで熟柿になっている柿も甘いのは?・・・やはり柿の実としてはもうとっくに死んでおり 呼吸はずっと前から止まっています。

秋の味覚

2019-10-30 06:13:02 | Weblog
 田舎での仕事は実質日曜日の午前中のみで、先に記した 芋(空)ほり・倒木の処理・草刈り などしました。 その他に写真のようなものを収穫(おみやげ)として持って帰りました。
  A:西条の渋柿=干柿にしますが、今はもうやや熟れ過ぎでした。
  B:熟柿=熟れ過ぎのため沢山あります、孫3が大好きなんです。
  C&D:甘柿と富有柿=甘柿は私が、富有柿は婆が主に食べます。
  E:ユズ=主に私がお湯割りの焼酎にたらして賞味します。
  F:ヤマイモ=畑に生えたので掘ってみました、形が複雑で切り刻んだ部分も続出。
(Fは、芋の子も何個かあったので、来年もう一度樋などに沿わして植えてみます。)

 ※田舎には色んなものがあり、のどかで平和です・・・イノシシやハクビシンたちがおとなしくさえしてくれていたら・・・ですが!。

♪ 白い花が 咲いてた・・・

2019-10-29 05:23:23 | Weblog
 田舎でのもう一つの仕事は、先日台風19号の時倒れて道をふさいでいる木の除去です。 土曜日は1日某行事に参加し、日曜日の朝から始めました。
 チェーンソウが全く調子が悪いので、昔祖父が山仕事の時に使っていた大きな鋸を持って行きました。 倒木の中央部が道にかかっているので、道の広さ部分のみを切り取ることにしました。 横倒しになっているので、木の下側から上方に向かって鋸を入れなければなりません。 数本の太い枝の間で身をよじらせながら切り易いものから手を付け、約2時間かけて終了しました。 次の日の朝から、妙に体の節々が痛いのを感じました。
 所でこの現場から数mの道端には十数本の清楚な白い花が咲いていました。 センブリ(千振)です。 ここを通る人はほとんどいないと思うので、花が終わってからまだ残っていたら採取して煎じてあの苦味を味わってみよう。 その昔、父がセンブリを取って送ってくれたことがありました。 自分でも一部使い、婆が友達にあげたらお返しに甘いケーキを貰った。 「体にいいものを貰って、体に良くないものをあげる!」 とその友は言っていたとか。
 (^^♪・・・故郷の 遠い夢の日 ・・・ あの時の あの白い花だよ

ああ無情!

2019-10-28 05:56:49 | Weblog
 田舎でのある行事のため帰省してきました。 金曜夜に帰省し、土曜朝になってから畑に行って見ました。 芋ほりを2畝(破線部分)残しておいたところを見ると、既に掘り起こしてありました。 はてさて?・・・イノシシです!!!。 せめて食い残しが無いかと掘ってみましたが、芋は全く残っていません。 我々(人間)が掘った後では、その後トラクターで耕していると数個の取り残しはあるものですが、念のためにと、鍬で掘ってみても、全く・きれいさっぱり・何~んにもありませんでした。 今年は3品種、合計100本を植えておいたのですが、2週間前に孫たちと掘った後、約半数が消えてなくなっていました。
 今夏以降、トウモロコシは全滅、マクワウリもまともに熟れたものは口にできず、今回の芋も、孫3から、『先日あげた友達に美味しいからもっと欲しいと言われているので取ってきて!』 と言われて掘ってこようと思っていたのですが惨憺たる結果になってしまいました。
 最近?の品種、シルクスイート や 紅はるか は大変甘くておいしいんです。 イノシシも先刻ご承知のことだったのかも?。

♪ た~だ水鳥の 声はして・・・

2019-10-25 05:35:43 | Weblog
ある日の朝 いつもよく通る道のそばにある ため池にカモが来ていました。 暑かった夏から、いよいよ冬が近づいていることが感じられる風景です。 このカモの種類は “ヒドリガモ” でこの辺りでは一般的に多く見受けられます。
 またこの周辺にはため池が多く、この 上池(正式名:菱池)の下に、中ノ池・下ノ池 と続きます。 この上池について言えば、堤長37m・堤高3.6m・貯水量1700立方m などのデータが池毎のハザードマップに載っていました。 このように身近にあるそんなに大きくない池にでもハザードマップが作られていたことを改めて知った次第です。
 但しこの他の周辺の池も含めて、満水状態にあることはほとんどなく、特に冬には少しづつ工事するため水を落としているようです。 カモたちも毎冬 “どこの池へ行こうか?” と迷っている様子?、一時期より見かける鳥の種類も減っているように思います。
 ・・・昨今の 冬景色 でした。

単なるボヤキです

2019-10-24 06:36:44 | Weblog
 我家では米(玄米)を農家である婆の弟から買って、コイン精米機に持って行って精米して使っている。 機器によって精米度合い(精白とか5分とか)の表示に多少の違いがあるようだが、先日行った所では、“8分つき” にしてみたら、かなりヌカが残っていた。
 婆は “ヌカが多いと炊くのに時間がかかる” と言って、私が午後から出かける予定があった時に炊きあがりが間に合わないことが何回かあった。 ヌカが多いと時間がかかることが判っているなら、その分早めにスイッチを入れておけばいいだけの事だと思うのだが、なぜそんなことを繰り返すのだろう?。 なお私は玄米でも白米でもどちらでもいいが、健康のためには・・・と思って少しヌカを残そうと思ったまででした。 設置場所(機械)によって、同じ7分表示でも出来上がりには違いがあるような?。
 一つだけ良くなった点として、最近の精米機には石の除去装置が付いており、昔のように度々口の中でガリッと音がして、オネオネして口の中で石を捜すことが(ほとんど)なくなった。

即位礼正殿の儀

2019-10-23 06:39:52 | Weblog
 このため今年限りの休日となり、1日テレビを見ていた。 私はもう365日休日のようなものなのでどういうことも無いが、休みが増えることを単純に喜ぶ人は多いのではないか。 一方この儀式は国民主権に反するとして反対したり、憲法違反として訴える人が今回もあるだろうと言われている。
 しかし世界には色んな立場や神があり、特に日本では自然そのものが八百万の神であり、それらを敬うことが即ち自然破壊を救うよりどころになるのではないだろうか。 “記・紀” も何らかの教訓を伝える物語の一つであり、浦島太郎や桃太郎と同列に考えればいいのではないか。 世界には色んな王様や女王様がいるように、日本には天皇制があり、それを伝統的行事や文物とともに伝承していくことは良いことだと思う。
 神が人類を作ったとされるが、ビッグバンに始まりアミノ酸の生成から生命体に、更に人類にまで至る過程の解明はは難しい。 絶対的な権威を心の中に持つことが心のよりどころになればそれでいい。 神を自己の主観で悪用しようとする人間が問題なのである。
 蛇足ですが、私の故郷赤磐市の北部に “血洗いの滝” があります。 スサノオがヤマタノオロチを退治した後ここで剣を洗ったと言われており、その後持ち帰ったのが “草薙の剣” で三種の神器の一つです。 私たちは中学校の夏休み行事として自転車で行きました。 伝承と行事と行動、いずれも心身の糧になると思う。

辞書にない言葉を平気で使っている

2019-10-22 04:58:18 | Weblog
 先だっての当欄(10月17日付)で、岡山県では “す” と “し” が混同されているのではないかと書きました。 その後思い出したことがあります。 すてる(捨てる)を “してる” と言います。 (ケーコケーシテテーテー=これをここへ捨てておいて!) また私の父方の叔母は すいか(西瓜)のことを “しいか” と言っていました。 つまり “す” が “し” に変化するのはまんざら私が思い付きで言ったことでもないのではないかと・・・。
 ついでながら、面白い言い方として、通常とは逆の意味ではないかと思われる使い方があります。 減って無くなることを “み(満?・充?)てる” と言います。 “任期が満ちる=任期が無くなる” ことだから正しいとも言える。 みじめ・あわれなことを “すばろうしい” と言います。 (素晴らしいの逆、見た目がみじめなことを “見すぼらしい” と言うので、“すぼらしい→すばろうしい” に変化したか?) また自分が持っている傘の “下” に人を入れること(相傘または相合傘)を、傘に “のせる” と言います。 ・・・染之助・染太郎の芸とは何も関係ありません。
 ついでに、スルメやスジ肉を噛んだ時の噛み切れない情況を “しわい” と言います。 “シワ(皺)” のイメージを形容詞的に使ったものでしょうか?。

 ※以上は個人の感想です、但し今の若者はほとんど使っていないようですが。

備えあっても 憂いは残る

2019-10-21 06:19:29 | Weblog
 我々の管理組合では毎月第3日曜日が共同清掃の日です。 今回はそれに加えて防災訓練も実施しました。 当管理組合にはたまたま消防士の人が住んでおり、近くの団地からもその人の息子さん(消防士)が来てくれました。 直近の消防署から借りてきた、訓練用の消火器やAED模型も使って実施しました。
 その中で現役消防士の話として・・・例えば “部屋の中で人が倒れているらしい” という通報があって出動した場合、1人暮らしなどで鍵がかかっており内部と連絡が取れない時、簡単にドアを破って入ってもいいか? という点については大変困るとの話でした。 本人がOKと言えば簡単ですが、知人・家族などがOKと言ってもまずその身元を確認する必要があるのだそうです。 従ってせめて昼間はドアのカギを開けておいた方がいいか? と言うとそれも防犯上の問題がからむとの事。
 今回説明してくれた当人は、「後で弁償を請求されたとしても、自分なら破って入る」 と言っていましたが、あくまでも個人的考えであって決して推奨するものではないとも言っていました。 一刻を争う場合であっても夫々の立場で色んなジレンマをかかえているんだなあ! と思いました。
 だから我々はどうするのがいいのか?・・・正解はありません!。

個人の記載であり、効能効果を保証するものではありません

2019-10-20 05:30:33 | Weblog
 私の高祖父が書き残した “妙薬妙術秘伝” なるものがあります。 彼は天保11~大正6の人で、“子孫末流ニ至テ大切ニすべし” とは書いてあるものの、まじめにとっていいものかどうか疑わしい部分もあります。
 “かんだんけゐ” の部分では、“セッ氏とか氏” の換算法が述べられており、これは現在でも通用するまじめな方法です。 【℃=5/9×( °Fー32) 又は逆の方法が文書で書かれている】
 しかしおかしい部分の例としては・・・53項目目に “山のキジ鳥ヲ手ドリニスル方” というのがあります。 その方法とは “小麦ノ粉ヲヨキ酒ニテネリ、ゑんどふ豆位ニ丸メ、キシノ居山ニマキ置ベシ、キジコレヲ喰て酔タル時手ドリニスベシ” というもの。 これと同類の内容はある落語のマクラとして使われており、本当に信じていいものかどうか?。
 全体を通じてものが豊富には無かった頃に書かれた民間伝承に属するものでしょうか。 何の目的でこのようなものをまとめたのか? 彼が読んだらしい昔の本も沢山残っているので探求心旺盛な性格だったのでしょうか?
 (No.1) “船ニヨワザル法” に始まり、(No.180) “よふの名灸法事”(灸のすえ方?) まであります。 率直に言って効能の程が良く判らないものがほとんどです。

 ※所で私が数年に渡って何故ダラダラと当欄を書いているのだろうかとふと思った時、これはもしかして先祖のDNAのせいかも知れないなあ?