大阪に戻ってから、例年どおり取ってきた渋柿の皮をむいてぶら下げました。 好天が続き、スズメバチに狙われなければいいのですが・・・。
また先日持ち帰った “愛宕” についても、“渋抜き” を実験的にやっていました。 3個くらいづつを1枚のビニル袋に入れ、盃1杯のホワイトリカー(35%)を入れ、注射器で空気を抜いて冷蔵庫に入れておきました。 2週間後試食してみたところ、わずかに口の中に渋みが残るかな? という程度になっていました。 (婆は全く感じないと言います)
ところで、“渋抜き” とは言っても、シブを取り除いたり、分解して無くしている訳ではなく、実はシブ味を感じなくするために、渋み成分が水に溶け出ないようにしているのです。 そのために、アルコールやドライアイスなどを利用して柿の呼吸を止めてやると、内部で発生したアセトアルデヒドが渋み成分であるタンニンと結合して、非水溶性になるので人は渋みを感じなくなるのです。 加えて渋柿の糖分は甘柿より多いので、より甘く感じるのです。
通常柿は皮を通しても呼吸していますが、干し柿の場合皮をむく事により、そこに被膜ができ、空気が取り込めなくなって呼吸ができなくなり上記と同様の化学反応が起こるのです。 では木に付いたままで熟柿になっている柿も甘いのは?・・・やはり柿の実としてはもうとっくに死んでおり 呼吸はずっと前から止まっています。
また先日持ち帰った “愛宕” についても、“渋抜き” を実験的にやっていました。 3個くらいづつを1枚のビニル袋に入れ、盃1杯のホワイトリカー(35%)を入れ、注射器で空気を抜いて冷蔵庫に入れておきました。 2週間後試食してみたところ、わずかに口の中に渋みが残るかな? という程度になっていました。 (婆は全く感じないと言います)
ところで、“渋抜き” とは言っても、シブを取り除いたり、分解して無くしている訳ではなく、実はシブ味を感じなくするために、渋み成分が水に溶け出ないようにしているのです。 そのために、アルコールやドライアイスなどを利用して柿の呼吸を止めてやると、内部で発生したアセトアルデヒドが渋み成分であるタンニンと結合して、非水溶性になるので人は渋みを感じなくなるのです。 加えて渋柿の糖分は甘柿より多いので、より甘く感じるのです。
通常柿は皮を通しても呼吸していますが、干し柿の場合皮をむく事により、そこに被膜ができ、空気が取り込めなくなって呼吸ができなくなり上記と同様の化学反応が起こるのです。 では木に付いたままで熟柿になっている柿も甘いのは?・・・やはり柿の実としてはもうとっくに死んでおり 呼吸はずっと前から止まっています。