小樽キリスト福音館メッセージ要約

小樽キリスト福音館で毎週行われる福音メッセージの要約をお届けいたします。

2010年9月5日のメッセージ

2010-09-26 17:21:20 | Weblog
2010年9月5日
小樽キリスト福音館・主日礼拝
メッセンジャー:佐藤直樹
テキスト:ネヘミヤ9章16-38節

テーマ:罪の現実はあっても、神は私達を見捨てない

ポイント
イスラエルの民は、何度も罪を犯しますが、主は彼らを見捨てられませんでした。イスラエルの民の歴史は、今日の私たち信仰者と重なります。勇気をもって問題に向き合うとき、主は私たちをあわれんでくださいます。


聖書の箇所

しかし、彼ら、すなわち私たちの先祖は、かってにふるまい、うなじをこわくし、あなたの命令に聞き従いませんでした。彼らは聞き従うことを拒み、あなたが彼らの間で行われた奇しいみわざを記憶もせず、かえってうなじをこわくし、ひとりのかしらを立て、エジプトでの奴隷の身に戻ろうとしました。それにもかかわらず、あなたは赦しの神であり、情け深く、あわれみ深く、怒るのにおそく、恵み豊かであられるので、彼らをお捨てになりませんでした。(16-17節)

しかし、彼らは反抗的で、あなたに反逆し、あなたの律法をうしろに投げ捨て、あなたに立ち返らせようとして彼らを戒めたあなたの預言者たちを殺し、ひどい侮辱を加えました。そこで、あなたは彼らを敵の手に渡され、敵が彼らを苦しめました。彼らがその苦難の時にあなたに叫び求めると、あなたは天からこれを聞き入れ、あなたの大いなるあわれみによって、彼らに救う者たちを与え、彼らを敵の手から救ってくださいました。しかし、ひと息つくと、彼らはまた、あなたの前に悪事を行いました。そこで、あなたは彼らを敵の手にゆだねられ、敵が彼らを支配しました。しかし、彼らが立ち返って、あなたに叫びを求めると、あなたは天からこれを聞き入れ、あなたのあわれみによって、たびたび彼らを救い出されました(26-28節)

私たちに降りかかって来たすべての事において、あなたは正しかったのです。あなたは誠実をもって行なわれたのに、私たちは悪を行ったのです。(33節)

解説

9章のはじめて、イスラエルの民は悔い改めの祈りをしました。彼らは、イスラエルの民がエジプトの奴隷に戻ろうとしたり、偶像礼拝をしたときも、神様が彼らを見捨てなかったことを思いおこしています。神様は、反抗するイスラエルの民を敵の手に渡されたときも、民が苦しみの中で叫び声を上げると、再び救いだされました。

しかし、イスラエルの民は、その後も同じことを繰り返します。その度、主は彼らを見捨てられませんでした。こうしたことを思い起こし、イスラエルの民は、神様の正しさと自分たちの罪をはっきりと告白し、苦しい現状を訴えて祈っています。

9章を熟読するとき、イスラエルの歴史は、今日の私たち信仰者と重なります。彼らは、度重なる不従順や罪の結果として世界に散らされて流浪の民となったのだ、と私たちは傍観者的に見てしまいがちです。しかし、イスラエルの歴史から今に生きる私たちの信仰姿勢を学ばなければ、大きな霊的祝福を失ってしまうでしょう。

皆さんは今、自分の失敗や落ち度によって起こった現実に打ちひしがれているかもしれません。しかし、罪の刈り取りの時でさえ、主は共にいてくださって助けてくださいます。勇気をもって問題に向き合うとき、主は私たちをあわれんでくださいます。


*****************教会員の感想****************

□私たちの罪をゆるしてくださる神様に感謝です。


以上


2010年8月22日のメッセージ

2010-09-19 08:00:00 | Weblog
2010年8月22日
小樽キリスト福音館・主日礼拝
メッセンジャー:佐藤直樹
テキスト:ネヘミヤ9章1-15節

テーマ:共に悔い改める

ポイント
イスラエル人たちは、律法に従順でなかった自分たちの姿に気づき、悲しみと悔い改めのために集まりました。人は、みことばと祈りによって神に立ちかえることができます。教会も信仰者も、みことばに触れ、常日頃から主によって心を探っていただきましょう。

聖書の箇所

その月の二十四日に、イスラエル人は断食をし、荒布を着け、土をかぶって集まった。そして、すべての外国人との縁を絶ったイスラエルの子孫は立ち上がって、自分たちの罪と、先祖の咎を告白した。彼らはその所に立ったままで、一日の四分の一は、彼らの神、主の律法の書を朗読し、次の四分の一は、告白をして、彼らの神、主を礼拝した。(1-3節)

「ただ、あなただけが主です。あなたは天と、天の天と、その万象、地とその上のすべてのもの、海とその中のすべてのものを造り、そのすべてを生かしておられます。そして、天の軍勢はあなたを伏し拝んでおります。あなたこそ神であられる主です。あなたはアブラムを選んでカルデヤ人のウルから連れ出し、彼にアブラハムという名を与えられました。あなたは、彼の心が御前に真実であるのを見て、カナン人、ヘテ人、エモリ人、ペリジ人、エブス人、ギルガシ人の地を、彼と彼の子孫に与えるとの契約を彼と結び、あなたの約束を果たされました。あなたは正しい方だからです。」(6-8節)

あなたはシナイ山の上に下り、天から彼らと語り、正しい定めと、まことの律法、良きおきてと命令を彼らにお与えになりました。あなたの聖なる安息を彼らに教え、あなたのしもべモーセを通して、命令とおきてと律法を彼らに命じられました。(13-14節)

解説

仮庵の祭の二日後、イスラエル人は断食をし、荒布を着け、土をかぶって集まりました。彼らがユダヤ人と言われずに「イスラエル人」と呼ばれているのは、神の選びと伝統とを律法の学びによって意識したからです。彼らは、律法に従順でなかった自分たちの姿に気づき、悲しみと悔い改めのために集まりました。

自分たちの罪とは、外国人との結婚(雑婚)と異教的習慣を持ちこんだことです。先祖の咎とは、イスラエルの歴史の中での罪です。私たちは、個人としての悔い改めにとどまらず、民族としての罪をも自分の罪として意識しなければなりません。そのことによって、民全体が主によって変えられていきます。

彼らは起立したまま律法を朗読し、罪を告白し、礼拝したと記されていますが、こうした姿勢に、悔い改めの真剣さが現れています。みことばと祈りによって人は神に立ちかえることができるのです。教会も信仰者も、常日頃から主によって心を探っていただき、悔い改める必要があります。わたしたちクリスチャンには、「みことば」という世には無いガイドラインが与えられていることを忘れずにいたいですね。

*****************教会員の感想****************

□つねに御言葉にふれ、悔い改める気持ちが必要だと感じました。

以上

2010年8月15日のメッセージ

2010-09-05 08:00:00 | Weblog
2010年8月15日
小樽キリスト福音館・主日礼拝
メッセンジャー:佐藤直樹
テキスト:ネヘミヤ8章1-18節

テーマ:み言葉は神の力

ポイント
神殿や城壁が完成した後、ネヘミヤは、神の民の信仰共同体を形成しようとします。まず、学者エズラを中心にして、民は聖書の言葉を聞きました。そして、み言葉(律法)にのみ、神の力があることを再確認したのです。

聖書の箇所

民はみな、いっせいに、水の門の前の広場に集まって来た。そして彼らは、主がイスラエルに命じたモーセの律法の書を持って来るように、学者エズラに願った。そこで、第七の月の一日目に祭司エズラは、男も女も、すべて聞いて理解できる人たちからなる集団の前に律法を持って来て、水の門の前の広場で、夜明けから真昼まで、男や女で理解できる人たちの前で、これを朗読した。民はみな、律法の書に耳を傾けた。(1-3節)

学者エズラは、このために作られた木の台の上に立った。彼のそばには、右手にマティテヤ、シェマ、アナヤ、ウリヤ、ヒルキヤ、アマセヤが立ち、左手にペダヤ、ミシャエル、マルキヤ、ハシュム、ハシュバダナ、ゼカリヤ、メシュラムが立った。エズラはすべての民の面前で、その書を開いた。彼はすべての民よりも高い所にいたからである。彼がそれを開くと、民はみな立ち上がった。エズラが大いなる神、主をほめたたえると、民はみな、手を上げながら、「アーメン、アーメン。」と答えてひざまずき、地にひれ伏して主を礼拝した。(4-6節)

解説

礼拝の場である神殿はすでに再建されており、神殿を取り巻く城壁の修復も終わりました。こうしてネヘミヤを中心とするユダヤの民は、神の助けと守りのうちに目に見える形を整えました。そしてネヘミヤは、神の民の信仰共同体の形成へと向かいます。そこでの課題は、律法(みことば)と祭と日常生活です。8章から10章では、神の民の生活の基礎づけがなされます。

水の門の前の広場で集会が持たれ、律法を聞いて理解できる者が集まりましたが、ここで学者エズラが登場します。エズラは、夜明けから真昼までの数時間、モーセ五書を抜粋して朗読をし、十三名の者がこれを補佐しました。

民は起立して朗読に耳を傾けたとあるように、みことばに対する敬虔な姿勢が現れています。聖書の朗読を中心に、賛美・祈り・メッセージ・グループの集まりなど、今日のプロテスタント教会における礼拝の原型がここに見られます。

イスラエルの民は、全世界の民を救うために選ばれた民でしたが、多くの罪を犯して、十二の部族に分裂し、バビロンへと捕囚されました。そして、神殿や城壁が完成した今、民はみ言葉(律法)にのみ、神の力があることを再確認したのです。

*****************教会員の感想****************

□聖書に書かれている神様の言葉を最も大切にすべきであることがわかりました。


以上