鎮守の杜から
葛木御歳神社神職が、神道についてや、日々感じたことなどを思いつくままに綴った私的なページです。
 



祖霊社を作りたい!!

いつ思い立ったのか、もうすでに分からない。
こういう時は、私の意思ではなく、神さまのご指示なのでは?といつも考えています。

神道講座で「私たちは神様の分け御霊を頂いて生れてきます。死んだら祖霊神として神様の一員となって子孫を見守るのです」

そんなお話をしてきました。

「村の奥には神社があってその奥にご神体山があります。ご神体山には、御祭神だけがいらっしゃるのではなく、私たちのおじいちゃんおばあちゃん、そのまたおじいちゃん・・・が祖霊神となって、村と子孫を守るのです。」

では、私たちが死んだあと、祖霊として神社の山にいるのなら、それを祭るべき「祖霊社」が当然必要なのでは?
そう思いました。


加えて

御歳神社の歳神さまは、実は祖霊なのだということ。
稲の神様でありながら、祖霊神として、お正月に各家にやって来る神様。
優しくて包み込んでくれるような存在。



もうひとつ。現実的な問題。

過疎の問題を考えたとき、氏子が増えることは難しい。
そんな中で、御歳神社がこの先信仰を長く伝えるために何が必要か。
祖霊社を作り、御歳神社と特別な関係を結んで祖霊社に御霊を祭られるようになれば、氏子地域が増えずとも、氏子のように御歳神社を近しく感じてくださる方が増えるではないか。。。
そんなことを考えていたことも要因なのかもしれません。



漠然と考えていたように思えますが、これが現実になっていくには何かしらのご縁とエネルギーが必要です。
今まさにその「エネルギー」が注ぎ込まれていることを感じます。


一つは、素晴らしい建築家に出会ったこと。
これなくしては実現しません。
建築家井上裕史氏は、神社の宮司家に育った方で、現在神道の勉強をなさっています。
まさしく「神計らい」で御歳神社にご参詣くださり、設計を担ってくださいました。



そして、後押しするかのように12/9に「天と地のレクイエム」ピアノコンサート開催。
まさしく「祖霊社のまつり」というべきメッセージを松尾泰伸氏から頂戴いたしました。


祖霊社のイメージ図をアップします。
まだ多少の変更もありますが、大まかなイメージです。
長くなりますので、祖霊社のコンセプトについては次に書きますね。

祖霊社建設のクラウドファンディングの審査が通りましたので12月中旬までには開始いたします!


松尾泰伸氏が「天と地のレクイエム」東日本大震災の慰霊に捧げた曲で、羽生結弦選手のエキシビジョン曲にも取り上げられた動画です↓
ぜひお聴きください。

松尾泰伸「天と地のレクイエム」動画です↓
https://www.youtube.com/watch?v=R520kaU7dRU&feature=share
羽生結弦エキシビション↓
https://www.youtube.com/watch?v=pilww5nQrlE

松尾泰伸「天と地のレクイエム」ヒーリングピアノコンサート詳細は御歳神社ホームページへ


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