今日は、別のブログネタを書こうと思っていましたが、正午前に聞いていたNHKラジオ第一放送名古屋局で割り込みニュース。
「木曽の御嶽が噴火した」とのこと。
御嶽は活火山ですので、ブログ始めたらいつかはこの日が来るだろうとは思っていましたけど、こう早く訪れるとは。
本日の中日新聞夕刊記事です。(クリック拡大は比較的大きめです)
ネット上の名前を「kisomitake(木曽御嶽・木曽三岳)」としていますので、このニュースは一番の気になる項目です。
今回の火山活動は、27日午前11時53分ごろに噴火が始まったとのこと。
これを考えると、NHKラジオ名古屋局の割り込みニュースはとても早かったことになります。
御嶽の噴火は、記憶にあるところでは、1979年10月に中規模な噴火、1991年と2007年にごく小規模な噴火が起きています。
うち、1979年のものは、まだネットという物が無く、私自身ラジオを持ち歩く習慣の前だったので、10月28日に帰宅するまで噴火のことは知りませんでした。
この日は、昼間、鉄道友の会の集まりがあったので、それに参加していましたが、一人がなにやら「おんたけさん・おんたけさん」を連発していて、何のことやらと思い、帰宅して、噴火と分かった次第。
また1979年の当時は、火山には、「活火山」「休火山」「死火山」という区分がありましたが、御嶽は火山性のガスを噴出することはあっても火山活動には当分至らなそう、ということで死火山のくくりでした。
しかしお山は生きている、ということで、「活火山」「休火山」「死火山」の区分けが撤廃された機になった噴火です。
今日の噴火では、意外と多くの方が怪我されています。今は紅葉のベストシーズンだからでしょうね。
1979年の噴火では、人的被害は無かったのが幸いでした。
今回の噴火、どこで噴火しているのか、いろいろ画像を見てみましたけど、噴気孔からモクモク上がる様子の拡大ばかりで、全体の俯瞰画像がなかなか見つかりません。
ようやく見つけた画像では、地獄谷付近で噴火口がある様子。
そこで噴火すれば、頂上が近く、落下する噴石に当たって、多くの方が怪我されたのも分かります。
噴火は9月10日ごろから火山性の微小地震が観測されたということで、ツイッターにも気になったので書きましたけど、前兆だったのですね。
今日の気象庁記者会見では、今回程度の噴火はあるものの、これを越える規模の噴火は無いとのこと。そうであってほしいものです。
過去には(地質学的に)御嶽の山体崩壊に近い噴火を起こしていますので。
今回の噴火は、地下の熱が地上付近に伝わり地下水が気化して圧力が高まる「水蒸気爆発」とのこと。
といってもいまだ東京住まいなので、泊りがけでないと行けませんが。
やはり火山は怖い。それが今回の印象です。
今回の噴火、自然と言えば自然ですが、予想外の犠牲者で心痛です。
東京で御嶽山と言うと青梅線とか池上線がありますね。
週末の登山、東京近郊では、高尾山とか、筑波山とか。
木曽の御嶽へは、東京からは新宿からの高速バスで木曽福島駅前乗り換えですね。
火山は怖いですが、正しく恐れることが肝要かと思います。
火山はなにも火山活動だけでなく、気象の面でも厳しいところですので。
富士山もいつかはこうした火山活動が再開されます。