mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

一宮市「i-バス」

2008年10月02日 | バス

 東京都武蔵野市のムーバス以降、国内各地にコミュニティバスというものが多数出来ています。このコミュニティバスは、従来の運送事業者による運送行為にとらわれず、自治体若しくは住民主導で運行しているもので、従来のバスが無い空白域を運行するものや赤字による廃止代替のものなど、路線の性格は様々です。
 
 7月に弊ブログでも紹介した稲沢市のコミュニティバスもこの範疇に入り、充当される車両が旅客定員9名のジャンボタクシーであるという点で、更なる小規模運行であるといえます。
 
 さて、一宮市でもこのコミュニティバスが運行されており、一宮市循環バス、愛称名を「i-バス」といい、一宮市が運行主体となり、名鉄バス一宮営業所に運行業務を委託しております。今回はその車両を紹介するに留め、路線毎の紹介は後日にいたします。
 
2001年4月1日運行開始の「一宮コース」用車両

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この車両は、車両番号0108で右回りに充当されます。
同型車で左回り用の0107があります。
 
2007年7月1日運行開始の尾西北コース用の車両

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元は尾西市公共施設巡回バス用の車両で、色違いで他に3両ありました。
いずれも他の名鉄バス車庫へ転属しております。
 
2007年7月1日運行開始の尾西南コース用の車両
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新製のマイクロ車で、一宮市の所有となっています。
 
2007年7月1日運行開始の木曽川北方コース用の車両

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これも新製のマイクロ車で、一宮市の所有となっています。
 
マイクロバス二両の車内。8名分の座席と立ち客、それに後部に車椅子用リフトが付いています。

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これらの車両は、検査時には代替車が入り、一宮コースは小型車の一般車が、尾西北コースは中型車の一般車、尾西南と木曽川北方コースには専用のマイクロ車がそれぞれ代走します。
この画像はその代替マイクロバス。

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 各路線とも概ね8時代から17時代に始発停を発車し、きっかり1時間毎、一日10回の運行です。また一宮コース、尾西北コース、木曽川北方コースは、エコハウス138停留所で相互に接続し、遅れそうな場合は無線で連絡し、発車を待つ事になっていますが、それもせいぜい5分程度で、それ以上になると接続を待たないこともあるそうです。

 法的には、一宮市からの事業委託を受け(受託)、名鉄バス(株)の4条路線(道路運送法の路線乗合運送行為の準拠法)という位置付けです。ですので名鉄バスの路線ではありますが、名鉄バスの乗車券類は一切使えず、現金のみ対象です。