![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/24/c5a41df50f9f988097c244fbee001824.jpg)
事故を起こせばほぼ確実に死者が出ると言われている飛行機墜落。しかし、ごく稀にではあるが、誰も死ぬことなく奇跡の生還を遂げたケースもある。写真プロジェクト「Happy End」は、そんなハッピーな結末を迎えた飛行機を集めたものである。その一部を見てみることにしよう。
1.氷上の危機一髪 カナダ
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1956年、イギリスの輸送機ブリストルフレイターが着陸のときに氷を割って、突っ込んだが乗員は無事だった。
2.ワイン色に染まるバンブー機 アメリカ
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1960年代、T-50セスナ機、通称バンブーボンバーが燃料切れで墜落。乗客全員は無事で、凍りついた川をアラスカのフォートユーコンまで歩いた。
3.幻の観光飛行 メキシコ
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麻薬取引に使われていたとされるグラマン社の水陸両用飛行艇アルバトロスの墜落。全員生還したと言われている。
4.何かの力が働いた? カナダ
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1950年2月、ダグラスC3機が深い雪の中、離陸しようとして失速。乗員6人全員は助かった。
5.くわばらくわばら アメリカ
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アメリカの軍用輸送機フェアチャイルドC-82機が電気系統の故障で墜落。マイナス45℃の中、乗員全員が三日間生き抜いた。
6.情熱は理性への反逆 西サハラ
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1994年7月、アブロシャクルトンSAAF 1716 ('Pelican 16') 機が、イギリスへ向かう途中でエンジン停止のため不時着。ポリサリオ(西サハラの独立を目指すゲリラ)の反乱軍によって19人全員が救助された。
7.持てる以上のものは食べてはいけない カナダ
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「自分が持てる以上のものは食べてはいけない」この言葉は、マペットショーのミス・ピギーが使う言葉である。アメリカの輸送機カーティスC46コマンドーはブタなどの家畜を大量に運んでいたため、ミス・ピギーの愛称がある。1979年に墜落したが死者はひとりもでなかった。
8.生命の糧 カナダ
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1977年、カーティスC46コマンドーが燃料切れのため墜落。全員助かった。
9.人生は流れで決まる アメリカ
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1947年、墜落したとき、パイロットはたまたまいい潮に乗って海岸まで泳ぎ着いた。その後、65年たってもまだ存命。
これらの写真は、ドイツ人写真家ディートマル・エッケル氏によって撮影された、墜落した航空機の写真からは、まぎれもない奇跡が伝わってくる。飛行機が墜落し、乗員が自ら脱出、または救出されるという信じられない瞬間をとらえた「ハッピーエンド」シリーズの中から抜粋したものだが、彼のウェブサイトではほかにももっと見られる。見捨てられた場所や物に、飽くことなく魅せられている彼の世界を堪能できることだろう。
indiegogo trailer for 'happy end' photo-book
via:thisiscolossal
☆不時着と紙一重の事故やろ!