一見するとリンドウのような花ですが、花が茎の先端部にまとまって多数咲いています。草丈は80cmくらいで、まっすぐ伸びており、紫色の花が真夏に咲き、涼しげです。説明板によれば、絶滅危惧IB類(EN)に指定されており、九州の山地の草原に生育し、学名は「Campanula glomerata var. dahurica」、キキョウ科、ホタルブクロ属の多年草です。八代で発見され命名されたもののようです。写真は7月22日に撮影しました。
つくば植物園で見かけました。丸みを帯びた緑の濃い葉をたくさんつけた枝先に咲く小さな白い花(直径5mm程度)が涼しそうです。草に近づいて見ると風に揺れる枝辺りからほのかに柑橘系の香りがします。説明板によれば、本州~九州に至る山野の木陰に生育し、学名は「Boenninghausenia japonica」、ミカン科と記されていました。ミカン科とあり、珍しいので、図鑑を見るとミカン科の中では唯一草本だそうです。写真は7月22日に撮影しました。