ミコちゃんの徒然日記

日々の雑感など

岡山豪雨 2018

2018年07月08日 | これは現実?
 
小暑の頃
 感謝しつつ (17) 梅雨の独り言 その3 紫陽花 2014 その2 額の花憂ひにも雨にも負けず額の花頬染めて乙女の夢や額の花額の花少女の夢の移りゆく  間もなく......
 

 

災害は本当にいつ何時やって来るかわかりませんね。

7月6日の午前中は、長雨にうんざりして、

洗濯物を干す場所もなく、コインランドリーに

夫が行って、乾燥だけでも30分はかかったと

乾かして持って帰ってくれたので大変助かりました。

私は七夕飾りをお店に飾ったり、炊事を

早めにしたりでごく普通の生活をしていました。

結論的には、我が家近辺は皆無事で有難かったです。

 

店の前の用水路の水嵩が上がり始め、でも下流へと

水は流れていますから、まぁ、よくあることと

思っていたのですが、いろんな情報が厳しい

ニュースとなって入ってきて、数十年に1度という

記録的豪雨で、各地に生命の危機が迫るらしいのです。

家の中ばかりで過ごしてのんきな私は、

そんなに酷いのかな?とまだあまりぴんと来ていま

せんでした。大雨特別警報、避難勧告等が当市や周辺の

市町村に出ていて、真備町に「避難指示・緊急」が出たのは

7日の未明でした。後から言っても仕方ないのですが、

もっと前に(6日の夕方迄に)出ていたらと・・・残念です。

勧告と指示・緊急に関しては、今後のためにしっかり

認識しなければなりませんし、行政もその情報を確実に

知らせる手だてを考えるべきですね。

 

6日、日没には目の前の用水路が溢れ出して、道路幅の

中央までやって来ていました。困ったことにならなければ

いいがと、不安になりましたが、何とか何時ものように

過ぎてくれるのでは...とまだ甘い考えがありました。

そして

この町で49年暮らして、初めてのことを経験する

夜となりました。町の三分の一近くが水没した

真備町からは、かなり離れた我が町です。

直線距離だと10キロ余り、車で走ると15キロ程

離れていますので、近いような遠いような。

今回の集中豪雨で、一級河川高梁川は氾濫しなったので

私たちの町は守られたのですが、真備町には2級河川の

小田川と小規模河川の高馬川が流れています。

この豪雨で6日夜から7日朝にかけて、堤防の3か所から決壊し、

真備町の内1,200ヘクタールを濁流が飲み込んだのでした。

その中には約4,700棟の家屋が建っていました。そして

まだ避難していなかった人々、約1,900人近い人が

屋上やベランダ、屋根の上、3階以上の階などにいて

救助を待ち続ける恐怖の夜になりました。

 

ここで

お話が前後しますが、私はいつものように終い湯で、その前に

トイレに入りました。ところが流してもゴボゴボと変な音がして

下から逆流してきたのです。水嵩が高くなって下げ止まりです。

噂に聞いていたことが、我が家に初めて起こったのです。

排水機能が麻痺したのですね、何とか早く回復して

くれないと皆が困ります。こんな状態ではお風呂の湯も

流さない方が良いのかと思い、今夜は入浴しないと決めました。

 

丁度この頃

息子や夫が用水路の水嵩を見て驚いていたので、私も店の前に。

何ともう我が家の敷地に川水が到達しています。

水は道路から我が家のコンクリートへ続き、30センチ程

敷地内に入り込んでいます、この雨が降り続けると玄関ドアの

位置まで上がって来るかもしれないので、息子が土嚢を裏から

持って来てくれました。これで入り口を塞げば少しはましですね。

息子は、傘をさして車の様子を見に離れた場所の駐車場まで

ジャブジャブと歩いて行き、私はドアの外で水の増え方を見ていました。

その時、何処かでドカン‼と聞いたこともない衝撃の爆発音が

したのですが、直後にバリッ!ゴロゴロゴロッと雷が天地を

引き裂くような大音量。早く息子が戻ってこないかと、心配で

たまりません。後で分かったことですが、6日の夜11時32分に

総社のアルミ工場に泥水が押し寄せ、水蒸気大爆発が起きて

そのあたり一面爆風で粉々、炎上したのです。1キロも離れた

会社のシャッターが何枚も爆風で歪み変形したとのことです。

 

息子が戻るころ、横の路地奥から一人の男性が歩き難そうに

ジャボジャボと歩いて来られ、よく話をするKさんだと

分かりました。外が心配で様子を見に来られたのですね。

「どがんになっとんかな!」お国訛りで。

まさかの時には、こうなります。私は困った顔で、

「トイレが流れなくなったんです!川の水が上がって!」と。

どうやらkさん宅では知らないのか、まだ大丈夫、流れるのか。。

「エエーッ」と驚いて帰って行かれました。

 

その後、万一のためにお店の中の物を上の方に 片付け、

やっと就寝することにしました。息子が殆どの力仕事をして

手際がとても良く、感心しました。老いては子に従えで、

私たち夫婦だけではノロノロでしょうと、頼もしく思いました。

午前4時に起きて、トイレに行くと中の水は減って、

流すと水は下に行ってくれたので、ほっとしました。

お隣さんたちも、同じようにゴボゴボと流れ難かったと

翌朝話が合いました。午前2時くらいに回復したのだそうです。

下水の排水はとても大事ですね、お風呂も排水の蓋をして、

湯舟に水を張っておけば、下水の逆流を防げますね。

 

ご覧くださりありがとうございました。

 

 


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