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山折哲雄「髑髏となってもかまわない」

2013年03月04日 | や・ら・わ行の作家

 

新潮選書

2012年5月 発行

173頁

 

 

人は必ず死ぬ

にもかかわらず、現代社会はそれが不浄なものであるかの如く忌み嫌う

長生きこそ善とばかりに、いつしか「老病」に怯えながら、安寧の少ない晩年を生きるようになってしまった

死を見つめながら生きるとはどういうことか?

死を覚悟した時に輝く生とは?

鴎外、漱石、子規、茂吉、西行、芭蕉ら、先人たちの末期を読み、涅槃を想う

 

 

 

人は必ず死ぬ、とわかってはいるけれど

誰だって死にたくありませんよね

私がよく思うのは、部屋に積んである未読本のこと

『死んだら、これらの本が読めないんだな~、あぁ!残念なこと!』

平和です

まだ、シリアスに死について考えていないということですね

 

 

さて、本書

読むにはまだ早かったかな、とも思うし

早すぎることもなかったかな、とも思います

 

文字が読み辛くなった程度で老いを感じるなどと言っていては諸先輩の方々に笑われます

向日葵のように生の方ばかりに顔を向けている自分

まだ「死生観」は持ち得ません

 

取敢えず、この本は本棚に保管しておきます

 

 


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