茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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熊野古道NO.5「妙法山 阿弥陀寺」

2008年05月07日 | Weblog
今から1300年前、大宝三年(西暦703年)唐の国 天台山の蓮寂上人というお坊様が日本に渡って来られ、この熊野にたどり着きました。上人は四方を見渡せるこのお山の頂上がとても気に入って、ここで修行をすることになったのです。
妙法蓮華経というお経を写経して山頂に埋め、立っている木をそのまま彫ってお釈迦様の仏像を安置しました。その時からこのお山は、お経の名前をとって妙法山と呼ばれるようになりました。
その後、空海上人(弘法大師)が高野山を開かれる前の年、弘仁六年(西暦815年)に妙法山で修行をして、西方に有るという阿弥陀如来の極楽浄土への入り口として山腹にお堂を建てて阿弥陀如来をご本尊としたため、阿弥陀寺と名づけられたのです。
それから現在に至るまで、有名無名のお坊様達や行者達をはじめ熊野に参詣する沢山の人々が、それぞれの求めるものを探してこの妙法山に登って来ました。
ここではお山の各お堂をお参りしながら妙法山(阿弥陀寺という名前よりも妙法山というお山の名前のほうが有名なお寺です)の紹介をして行きたいと思います。
三宝荒神堂
妙法山の鎮守様 三宝荒神をまつってあります。
木造の荒神像は珍しく、三面六臂の憤怒尊で、紀州徳川家初代藩主 徳川 頼宣公が勧請した神様です。

このお寺に行くには那智大社から1時間も山道を歩きました。
そう、古道の続きです。
かなりきつかったですが、たどり着いて見えた景色はうそのように綺麗でした。
空が澄み渡っていました。
絶対に行くべきお寺さんです。
しかしここからはやはり那智までもどるしかありませんから、山道を帰ります。
帰りは30分でおりました。
足にきました。今日は宿坊に泊です。