緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

5月の東京駅:丸の内南口とJPタワー(商業施設キッテ) PART1

2016年06月12日 06時00分00秒 | 東京駅周辺


東京駅南口交差点前から、丸の内駅前広場と高層オフィスビル群を見渡して撮影しました。左側が2007年3月に開業した「新丸の内ビルディング」、右側が2004年9月に開業した「日本生命丸の内ビル」です。




交差点前から、南東側から整備工事中の丸の内駅前広場の全景を撮影しました。奥には、既に供用されている「交通広場(南部)」のタクシープールが写っています。




JPタワーの低層階に入っている商業施設「キッテ」の正面玄関前にやってきました。正面玄関前から丸の内駅前広場を撮影しました。




正面には、丸の内駅前広場の敷地北側に立っている「丸の内オアゾ」の高層オフィスビル群が広がっています。高層オフィスビル3棟とシティホテル、商業施設などで構成されています。




「丸の内オアゾ」の高層オフィスビル群の全景です。1990年代後半までこの場所に存在していた旧日本国有鉄道本社ビル、民営化後のJR東日本本社ビルの跡地に再開発によって生まれました。




キッテ正面玄関前から丸の内駅舎の全景を撮影しました。




東京駅の八重洲南口前に立っている「グラントウキョウサウスタワー」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。




商業施設キッテの正面玄関上の看板を見上げて撮影しました。




商業施設キッテの建物内に入ってみました。地上1階フロア内には広大な広場が設置されていて、様々なイベントが開催されたりします。この日は何もイベントは無く、閑散としていました。




地上1階にはレストランや喫茶店などの店舗が集まっています。




商業施設キッテと、東京中央郵便局やオフィスロビーへの連絡通路を撮影しました。




建物内から出て、丸の内南口交差点前に戻ってきました。丸の内南口ドーム部分は、周辺の建物が作りだしている影の中に入ってしまっていました。




丸の内中央口の周辺をズームで撮影しました。




東京中央郵便局の入り口前から、丸の内駅前広場の全景を撮影しました。正面には日本生命丸の内ビルの真っ白な壁面の高層オフィスビルがそびえ立っています。




南口前のタクシープール入り口を撮影しました。現在北口前のタクシー乗り場が閉鎖されているので、全てのタクシーがここに集まってきます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月の東京駅:丸の内北口と中央口の周辺 PART2

2016年06月11日 06時01分00秒 | 東京駅周辺


南西側から皇室専用貴賓出入り口と、その上部の東京ステーションホテルの客室棟を見上げて撮影しました。




皇室専用貴賓出入り口の上部に設置されている、バルコニー構造の屋根部分を撮影しました。




丸の内中央口のすぐ手前側まで、工事用フェンスが展開しています。そのため、一般の人々が行き来できるスペースは以前よりも狭くなっています。




「交通広場(北部)」の整備工事現場を南東側から撮影しました。工事用フェンスで囲まれているので、工事現場内は一体どうなっているのかわかりません。




丸の内中央口前から丸の内南ドーム方向へ向かって歩いて行きます。




北側からJPタワーの高層オフィスビルを見上げて撮影しました。開業したのは2013年4月と、丸の内駅前広場を取り巻く4つのオフィスビルの中では最も遅く開業しました。




丸の内南口の脇に設置されている「東京ステーションホテル」の正面玄関前にも、工事用フェンスが展開していました。




丸の内南ドーム前に設置してある、JR東京地下駅の地上換気塔を撮影しました。地下5階の総武快速・横須賀線ホームや地下コンコース内の換気機能を担っています。




丸の内南口ドーム前の「東京駅南口交差点」前にやってきました。東京駅南改札口から、周辺の丸の内のオフィスビル街へ行き交う多くの人で賑わっていました。




丸の内南ドーム前から、JR有楽町駅方向へ向かって伸びている道路を撮影しました。この道路も、近年になって車の交通量が段々と増えてきました。




同じ場所から振り返って、丸の内駅舎を撮影しました。南口前もまだゴチャゴチャしていますが、来年2017年度内に整備工事が終わるのですっきりするのではないでしょうか。




東京駅南口交差点の横断歩道を渡って、商業施設「キッテ」の建物内へ向かいます。




丸の内南ドーム前からJPタワーの高層オフィスビルを見上げて撮影しました。




丸の内駅前広場の敷地南側を通っている道路の全景です。数年ほど前までは、都営バスと東急バスの路線バス乗り場のスペースだったのですが、現在は道路となっています。




JPタワーの敷地前にも地上換気塔が建っているのですが、工事用フェンスに覆われていました。これも撤去されるのか、縮小されたりするのでしょうか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月の東京駅:丸の内北口と中央口の周辺 PART1

2016年06月11日 06時00分00秒 | 東京駅周辺


5月上旬の平日、東京地下鉄東西線の大手町駅にやってきました。丸の内オアゾの敷地前から、丸の内駅前広場と高層オフィスビル群を撮影しました。




現在、再整備工事が行われている丸の内駅前広場内です。工事現場内では何基もの工事用タワークレーンが展開していました。




東京駅北口交差点の横断歩道を通り抜けて、丸の内北口ドーム前にやってきました。丸の内駅舎の周辺は、ビジネスマンや観光客の人たちで賑わっていました。




丸の内北口ドーム脇には、工事用フェンスで覆われている一角があります。一時期は大型車両が出入りしていたのですが、現在はひっそりとしていました。




丸の内北口前から周辺の高層オフィスビル群を見上げて撮影しました。左側が2013年4月に開業した「JPタワー」、右側が2002年9月に開業した「丸の内ビルディング」です。




丸の内駅舎前に整備されている歩行者用通路を通り抜けて、丸の内中央口方向へ向かいます。




丸の内駅前広場の北側部分に相当する「交通広場(北側)」の工事現場を撮影しました。北口前の駅前ロータリーなど、約5900平方メートルの広場が整備されます。




南西側から丸の内北口ドームを見上げて撮影しました。




同じ場所から、工事用フェンスで覆われている一角の全景を撮影しました。




工事用フェンス前から丸の内駅前広場の敷地北側に広がっている「丸の内オアゾ」内の「日本生命丸の内ビル」の高層オフィスビルを見上げて撮影しました。




丸の内駅舎の中央部、小ぶりな丸の内中央口と皇室専用貴賓出入り口の全景を撮影しました。




丸の内中央口前から、工事用フェンスに覆われている丸の内駅前広場を撮影しました。




北西側から皇室専用貴賓出入り口の全景を撮影しました。




皇室専用貴賓出入り口を正面から撮影しました。入口の扉の上には屋根がついていて、バルコニー型の構造となっています。




扉部分をズームで撮影しました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊洲新市場 6街区(水産仲卸売場棟)の進捗状況 2016年6月2日

2016年06月10日 06時01分00秒 | 再開発・城東


豊洲新市場 6街区(水産仲卸売場棟):工事進捗率80% 2016年6月2日
世界最大級の生鮮市場である築地市場は、老朽化や施設が手狭であるなどの理由により、江東区の豊洲地区の東京ガス工場跡地に移転することになっています。しかし、建設予定地の土壌汚染が判明したため、計画は当初の予定よりも大幅に遅れていますが、2020年の東京オリンピック開催時には間に合います。現在、2016年11月の開業を目指して建設工事が進められており、完成すれば約40.7ヘクタールの敷地に水産卸売場、水産仲卸売場、仲卸売場の3つの市場棟のほか、市場ならではの「にぎわい」を創出する「千客万来施設」などが設置される予定です。

豊洲新市場は景観にも配慮していて、護岸沿いには遊歩道を整備し、水産仲卸市場棟の屋上は緑化広場となります。緑を創出することで、ヒートアイランド対策にもなります。そして最先端のエネルギー利用システムを推進することで、二酸化炭素の排出量を削減させることが出来ます。

新市場内には、既存の築地市場内での壮観なマグロのせり、新鮮な食材を味わえる飲食施設の伝統を引き継いだ「千客万来施設」が設けられることになります。2014年2月19日、豊洲新市場の本体施設に隣接する「千客万来施設事業」の事業予定者として、喜代村と大和ハウス工業を選定したとプレス発表がなされました。
※追記 2015年4月28日、運営予定だったすしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(中央区)が撤退した都の報道発表が東京都からありました。グループを組んでいた大和ハウス工業(大阪市)も2月に辞退を表明しており、計画全体が白紙になった形です。

新しい「豊洲新市場」の概要
新しく建設されることになる豊洲新市場の特徴は以下の6点です。
1.他市場への転配送施設を設置するなど、首都圏のハブ機能を確立する。
2.搬入から搬出までの一貫した物流システムを確立するなど、取引・物流両面の効率化を図る。
3.高度な衛生管理、よりよい品質管理が可能となる施設整備や体制づくりを行うなど、安全・安心の市場づくりを行う。
4.買い回りの利便性の向上及び商品や取引情報の提供など、顧客サービスを充実する。
5.環境負荷の低減、省エネ・省資源を実現する。
6.賑わいゾーンの設置や魅力ある都市景観に配慮するなど、まちづくりに貢献する市場とする。

築地から豊洲へ移転する必要性
築地市場の問題点として
1.施設の老朽化:会場から70年以上が経過し、建物の一部が破損しているなど安全性に不安を抱えている。部分的には改修してきたが、その対応にも限界がある。
2.搬出・搬入スペースの不足:大型トラックでの搬出・搬入のためのスペースが不足しており、車両動線の確保が難しい状態が続いている。
3.施設の過密化:駐車したり、荷さばきする場所が足りなくなっており、市場内が常に混み合っている。作業効率が悪くなる上、車両などの接触事故が起こるリスクがある。
4.高度な品質・衛生管理が難しい:荷置き場が足りず、商品が路上に山積みになることが多い。また温度管理が不十分で、高温や風雨の影響を受けやすい。

豊洲市場に移転する必要としては
1.約40ヘクタールの用地:駐車場や荷さばきの場所を確保でき、搬出・搬入スペースも十分にあるので過密状態が解消される。
2.交通条件が良い:首都高速道路の出入り口(豊洲IC)や主要幹線道路にアクセスしやすく、また羽田空港や東京港からの輸送利便性も高い。
3.大消費地に近い:豊洲地区は都心から2~4キロと近く、飲食店が集中する銀座からも近い。また著しく発展する臨海地区とも隣接している。
4.築地市場に近い:築地市場からは2.3キロ、車で5分と近く、築地で培ってきた顧客との関係やブランドが豊洲新市場でも活かされる。

築地から豊洲への市場移転までの経緯
1935年(昭和10年) 築地市場開場
1988年(昭和63年) 築地市場再整備基本計画の策定
1991年(平成3年) 再整備工事に着手
1996年(平成8年) 再整備工事が難航・中断
1998年(平成10年) 移転の検討開始
2001年(平成13年) 豊洲への移転決定
2004年(平成16年) 「豊洲新市場基本計画」公表
2006年(平成18年) 豊洲新市場基本設計確定
2014年(平成26年) 2016年11月上旬の豊洲新市場の開場時期が正式決定
2016年(平成28年)8月 11月7日の開場予定を、2017年2月以降に延期と正式決定

※2016年8月31日追記)
東京都の小池百合子都知事は31日午後の記者会見の場において、11月7日に予定されていた豊洲市場への移転を2017年2月以降に延期すると正式に発表しました。延期の理由について小池都知事は「安全性への懸念、巨額で不透明な事業予算、情報公開の不足の三つの疑問がある」と都民に対して説明しています。
<小池都知事>豊洲市場移転延期を正式発表 三つの疑問ある 毎日新聞2016年8月31日



「豊洲新市場」の完成イメージパースです。南東側の上空から見下ろして撮影した形となっていて、豊洲新市場の敷地全体が3つの大きなブロックに分割されています。




豊洲新市場の配置図です。新しく建設された2本の道路を挟んで、3ブロックの区画に分けられていて「水産仲卸売場棟」「水産卸売場棟」「青果棟」となっています。千客万来施設棟部分は、水産仲卸売場棟に隣接して設けられることになります。




豊洲新市場内に併設される商業施設「千客万来施設事業」の完成予想図を、東京都中央卸売市場のホームページから拝借しました。東京の新しい新名所、観光名所になりそうですね。




約140店舗を擁する「"豊洲"場外市場」等が整備されることになります。

豊洲新市場の計画・施設概要
1.取扱量・物流量の想定
市場取扱量   水産物部 2300トン/日  青果部 1300トン/日
市場内物流量  水産物部 2900トン/日  青果部 1300トン/日
2.施設規模等
所在地  江東区豊洲六丁目
敷地面積 約40.7ha(護岸を含む面積約44ha)
延べ面積 約40.8万㎡
3.主要施設
5街区 青果棟(青果卸売場・青果仲卸売場・加工パッケージ施設など)
6街区 水産仲卸売場棟(水産仲卸売場・物販・飲食店舗など)
7街区 水産卸売場棟(水産卸売場・加工パッケージ施設・転配送センターなど) 管理施設棟(都・衛検事務所・各業者事務所・飲食店舗など)
4.階数
5街区 3階
6街区 5階
7街区 水産卸売場棟5階・管理施設棟6階
5.街区面積
5街区 約12.9ha
6街区 約14.3hag
7街区 約13.5ha
6.延べ面積
5街区 約9.3万㎡
6街区 約17.2万㎡
7街区 約14.3万㎡
7.施設の設計
水産仲卸売場棟・水産卸売場棟・青果棟:日建設計
8.施設の施工
水産仲卸売場棟:清水建設・大林組・戸田建設・鴻池組・東急建設・錢高組・東洋建設JV
水産卸売場棟:大成建設・竹中工務店・熊谷組・大日本土木・名工建設・株木建設・長田組土木JV
青果棟:鹿島建設・西松建設・東急建設・TSUCHIYA・岩田地崎建設・京急建設・新日本工業JV

プレスリリース:東京都中央卸売市場のホームページ 
豊洲新市場建設について 新たな首都圏の基幹市場“豊洲新市場”
豊洲新市場建設工事施設計画の概要
ニュースリリース:産経ニュース 2015年4月28日
豊洲新市場の観光拠点、「すしざんまい」の喜代村も撤退で計画全体が白紙に



ゆりかもめの「市場前駅舎」内から6街区(水産仲卸売場棟)の敷地方向を撮影してみました。市場前駅舎と豊洲市場3街区を結ぶためのペデストリアンデッキの橋桁が展開していました。




豊洲大橋南詰交差点前から西側へ向かって伸びている「東京都道484号豊洲有明線」の歩道を散策していきます。南東側から水産仲卸売場棟の建物群を見上げて撮影しました。




市場前駅舎と水産仲卸売場棟の建物群とを結ぶためのペデストリアンデッキが整備工事中でした。歩道からも、敷地内を通っているペデストリアンデッキを視認できました。




場所を一気に移動して、6街区(水産仲卸売場棟)の敷地西側前にやってきました。南西側から水産仲卸売場棟の建物群の全景を撮影しました。




水産仲卸売場棟の地上3階から地上に降りるためのアプローチ道路を南側から撮影しました。右奥には「冷蔵庫棟」の鉄骨群が写っていて、現在組み立て工事中です。




建物自体は既に完成していて、現在は地上などの周辺の整備工事が行われています。




6街区の敷地西側の片隅に建っている鉄骨群です。東京都中央卸売市場のホームページの完成予想図にも書いていない謎の建物です。




東京都道484号豊洲有明線の歩道を東側へ向かって散策し、豊洲大橋南詰交差点へ戻ります。水産仲卸売場棟の建物群を眺めながら歩いて行きます。




道路高架橋構造となっている豊洲有明線道路から水産仲卸売場棟の建物群へ渡るための連絡通路が見えてきました。




道路高架橋から真下を見下ろしてみると、トラックなどの停車スペースが整備されていました。




前方に豊洲大橋南詰交差点と市場前駅舎が見えてきました。手前側のこの場所に豊洲市場の7街区(南側)と6街区(北側)の正門入り口の交差点が設けられることになります。




水産仲卸売場棟の建物南側に設置されている連絡通路をたどって行くと、そのまま市場前駅舎のペデストリアンデッキにつながる構造になっているのですね。




7街区の敷地内の「積込(つみこみ)場」そばのロータリー前にやってきました。大型トラックが余裕で曲がれるくらいの広さのロータリーです。




豊洲大橋南詰交差点前にやってきました。交差点上に架橋されているペデストリアンデッキと、7街区の建物群との接続部分を見上げて撮影しました。




豊洲新市場の「6街区(水産仲卸売場棟)」の地図です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊洲新市場 7街区(水産卸売場棟・管理施設棟)の進捗状況 2016年6月2日

2016年06月10日 06時00分00秒 | 再開発・城東


豊洲新市場 7街区(水産卸売場棟・管理施設棟):工事進捗率80% 2016年6月2日
世界最大級の生鮮市場である築地市場は、老朽化や施設が手狭であるなどの理由により、江東区の豊洲地区の東京ガス工場跡地に移転することになっています。しかし、建設予定地の土壌汚染が判明したため、計画は当初の予定よりも大幅に遅れていますが、2020年の東京オリンピック開催時には間に合います。現在、2016年11月の開業を目指して建設工事が進められており、完成すれば約40.7ヘクタールの敷地に水産卸売場、水産仲卸売場、仲卸売場の3つの市場棟のほか、市場ならではの「にぎわい」を創出する「千客万来施設」などが設置される予定です。

豊洲新市場は景観にも配慮していて、護岸沿いには遊歩道を整備し、水産仲卸市場棟の屋上は緑化広場となります。緑を創出することで、ヒートアイランド対策にもなります。そして最先端のエネルギー利用システムを推進することで、二酸化炭素の排出量を削減させることが出来ます。

新市場内には、既存の築地市場内での壮観なマグロのせり、新鮮な食材を味わえる飲食施設の伝統を引き継いだ「千客万来施設」が設けられることになります。2014年2月19日、豊洲新市場の本体施設に隣接する「千客万来施設事業」の事業予定者として、喜代村と大和ハウス工業を選定したとプレス発表がなされました。
※追記 2015年4月28日、運営予定だったすしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(中央区)が撤退した都の報道発表が東京都からありました。グループを組んでいた大和ハウス工業(大阪市)も2月に辞退を表明しており、計画全体が白紙になった形です。

新しい「豊洲新市場」の概要
新しく建設されることになる豊洲新市場の特徴は以下の6点です。
1.他市場への転配送施設を設置するなど、首都圏のハブ機能を確立する。
2.搬入から搬出までの一貫した物流システムを確立するなど、取引・物流両面の効率化を図る。
3.高度な衛生管理、よりよい品質管理が可能となる施設整備や体制づくりを行うなど、安全・安心の市場づくりを行う。
4.買い回りの利便性の向上及び商品や取引情報の提供など、顧客サービスを充実する。
5.環境負荷の低減、省エネ・省資源を実現する。
6.賑わいゾーンの設置や魅力ある都市景観に配慮するなど、まちづくりに貢献する市場とする。

築地から豊洲へ移転する必要性
築地市場の問題点として
1.施設の老朽化:会場から70年以上が経過し、建物の一部が破損しているなど安全性に不安を抱えている。部分的には改修してきたが、その対応にも限界がある。
2.搬出・搬入スペースの不足:大型トラックでの搬出・搬入のためのスペースが不足しており、車両動線の確保が難しい状態が続いている。
3.施設の過密化:駐車したり、荷さばきする場所が足りなくなっており、市場内が常に混み合っている。作業効率が悪くなる上、車両などの接触事故が起こるリスクがある。
4.高度な品質・衛生管理が難しい:荷置き場が足りず、商品が路上に山積みになることが多い。また温度管理が不十分で、高温や風雨の影響を受けやすい。

豊洲市場に移転する必要としては
1.約40ヘクタールの用地:駐車場や荷さばきの場所を確保でき、搬出・搬入スペースも十分にあるので過密状態が解消される。
2.交通条件が良い:首都高速道路の出入り口(豊洲IC)や主要幹線道路にアクセスしやすく、また羽田空港や東京港からの輸送利便性も高い。
3.大消費地に近い:豊洲地区は都心から2~4キロと近く、飲食店が集中する銀座からも近い。また著しく発展する臨海地区とも隣接している。
4.築地市場に近い:築地市場からは2.3キロ、車で5分と近く、築地で培ってきた顧客との関係やブランドが豊洲新市場でも活かされる。

築地から豊洲への市場移転までの経緯
1935年(昭和10年) 築地市場開場
1988年(昭和63年) 築地市場再整備基本計画の策定
1991年(平成3年) 再整備工事に着手
1996年(平成8年) 再整備工事が難航・中断
1998年(平成10年) 移転の検討開始
2001年(平成13年) 豊洲への移転決定
2004年(平成16年) 「豊洲新市場基本計画」公表
2006年(平成18年) 豊洲新市場基本設計確定
2014年(平成26年) 2016年11月上旬の豊洲新市場の開場時期が正式決定
2016年(平成28年)8月 11月7日の開場予定を、2017年2月以降に延期と正式決定

※2016年8月31日追記)
東京都の小池百合子都知事は31日午後の記者会見の場において、11月7日に予定されていた豊洲市場への移転を2017年2月以降に延期すると正式に発表しました。延期の理由について小池都知事は「安全性への懸念、巨額で不透明な事業予算、情報公開の不足の三つの疑問がある」と都民に対して説明しています。
<小池都知事>豊洲市場移転延期を正式発表 三つの疑問ある 毎日新聞2016年8月31日



「豊洲新市場」の完成イメージパースです。南東側の上空から見下ろして撮影した形となっていて、豊洲新市場の敷地全体が3つの大きなブロックに分割されています。




豊洲新市場の配置図です。新しく建設された2本の道路を挟んで、3ブロックの区画に分けられていて「水産仲卸売場棟」「水産卸売場棟」「青果棟」となっています。千客万来施設棟部分は、水産仲卸売場棟に隣接して設けられることになります。




豊洲新市場内に併設される商業施設「千客万来施設事業」の完成予想図を、東京都中央卸売市場のホームページから拝借しました。東京の新しい新名所、観光名所になりそうですね。




約140店舗を擁する「"豊洲"場外市場」等が整備されることになります。

豊洲新市場の計画・施設概要
1.取扱量・物流量の想定
市場取扱量   水産物部 2300トン/日  青果部 1300トン/日
市場内物流量  水産物部 2900トン/日  青果部 1300トン/日
2.施設規模等
所在地  江東区豊洲六丁目
敷地面積 約40.7ha(護岸を含む面積約44ha)
延べ面積 約40.8万㎡
3.主要施設
5街区 青果棟(青果卸売場・青果仲卸売場・加工パッケージ施設など)
6街区 水産仲卸売場棟(水産仲卸売場・物販・飲食店舗など)
7街区 水産卸売場棟(水産卸売場・加工パッケージ施設・転配送センターなど) 管理施設棟(都・衛検事務所・各業者事務所・飲食店舗など)
4.階数
5街区 3階
6街区 5階
7街区 水産卸売場棟5階・管理施設棟6階
5.街区面積
5街区 約12.9ha
6街区 約14.3ha
7街区 約13.5ha
6.延べ面積
5街区 約9.3万㎡
6街区 約17.2万㎡
7街区 約14.3万㎡ 
7.施設の設計
水産仲卸売場棟・水産卸売場棟・青果棟:日建設計
8.施設の施工
水産仲卸売場棟:清水建設・大林組・戸田建設・鴻池組・東急建設・錢高組・東洋建設JV
水産卸売場棟:大成建設・竹中工務店・熊谷組・大日本土木・名工建設・株木建設・長田組土木JV
青果棟:鹿島建設・西松建設・東急建設・TSUCHIYA・岩田地崎建設・京急建設・新日本工業JV

プレスリリース:東京都中央卸売市場のホームページ 
豊洲新市場建設について 新たな首都圏の基幹市場“豊洲新市場”
豊洲新市場建設工事施設計画の概要
ニュースリリース:産経ニュース 2015年4月28日
豊洲新市場の観光拠点、「すしざんまい」の喜代村も撤退で計画全体が白紙に



東雲運河に架橋されている環状第2号線の「有明北橋」上から撮影した、豊洲市場の「7街区(水産卸売場棟・管理施設棟)」の敷地と建物群の全景です。現在は冷蔵庫棟の建設工事が行われていました。




7街区の敷地の北東側(市場前駅舎側)に建っている「管理施設棟」の建物をズームで撮影しました。手前側には「通勤駐車場棟」の鉄骨群が建っています。




管理施設棟と水産卸売場棟の間の敷地で建設中の「冷蔵庫棟」の鉄骨群をズームで撮影しました。工事用タワークレーンが2基展開して、工事が行われていました。




「豊洲大橋南詰交差点」前から西側(お台場側)へ向かって伸びている「東京都道484号豊洲有明線」の歩道を散策していきます。しばらく歩くと、水産卸売場棟の建物群が見えてきました。




巨大な壁のようにそびえ立っている水産卸売場棟を眺めながら、歩道を西側へ向かって散策していきます。水産卸売場棟の壁面部分は緑化されるのでしょうか。




水産卸売場棟と冷蔵庫棟の敷地東側は、関係者用の自動車通路や地上駐車場として活用されることになります。




7街区の敷地西側前にやってきました。水産卸売場棟の建物群の西側には、水産卸売場棟地上3階から豊洲有明線へのアプローチ道路が整備されていました。




水産卸売場棟の敷地北側と、東京都道484号豊洲有明線の道路高架橋の間部分を見下ろして撮影しました。道路北側の6街区(水産仲卸売場棟)への連絡通路が道路高架橋下に整備されています。




水産卸売場棟の敷地西側の広場を見下ろして撮影しました。




西側から7街区(水産卸売場棟と管理施設棟)の敷地と建物群の全景を撮影しました。手前側には「容器業者倉庫」の鉄骨群が展開しています。




道路脇に建っている「リサイクル施設」「廃棄物集積所棟」の建物群を撮影しました。




東雲運河に架橋されている「富士見橋」の南岸部から撮影した、7街区(水産卸売場棟と管理施設棟)の敷地と建物群の全景です。




7街区の敷地西側に林立している容器業者倉庫やリサイクル施設、会期物集積所棟の建物群を撮影しました。7街区の敷地南側にも「水際緑地」「防潮護岸」の遊歩道が整備されています。




水産卸売場棟の建物をズームで撮影しました。お隣の5街区(青果棟)の建物と同じデザインですね。




豊洲新市場の「7街区(水産卸売場棟・管理施設棟」の地図です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする