ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

2023年1月のライブ予定

2022年12月31日 | 演奏スケジュール

【Live Information】



※お越しの際はマスクをご持参ください。
 また、状況によっては中止にせざるを得ないこともありますので、お店にご確認ください。
 諸々よろしくお願いします。



月7日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 入江美佐子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 飲食代+ミュージックチャージ(男性1000円、女性500円)
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


月9日(月)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
   【料 金】 1000円(飲食代別途)
   【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)


1月14日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 細川由佳(sax)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 飲食代+ミュージックチャージ(男性1000円、女性500円)
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


1月22日(日)
  姫路 カフェ・デュ・ファーブル
   姫路市網干区田井287-5 (tel 079-273-7680)
   【出 演】 田中ヒロシ(drums)、藤井那穂子(sax)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 ミュージックチャージ3000円(2ドリンク付)
   【演 奏】 15:00~ (3回ステージ)


月28日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 飲食代+ミュージックチャージ(男性1000円、女性500円)
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)



※岡山 GROOVYはしばらくお店がお休みとなります。

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雑魚

2022年12月17日 | ネタをたずねて三千里

【Live Information】


腰の痛みがぶり返しそな、ハッキリとした自覚症状というか、違和感がありまして。
さすがに重いコントラバスは不安で不安で持てません
よ~し、そういうときにこそ持ち運びがラクチンなエレキ・ベースを持っていこう、Let's Go~❣️
というわけお店に行きましたら、バンマスから
「お、きょうはエレベですか(^д^) ではジャコ・パストリアスのようなベースを頼みます❣️(^^)b」
とのキビシいリクエストが


     


ジャコといえば死後数十年も経っているのに、未だに世界中のベーシストから尊敬され、目標とされる異次元ハイパーベーシストです。
そんなジャコの域になんかとてもとても。。。。
ワタクシごときなんぞジャコではなく、ザコです雑魚。そうだ!ザコ・パストリアスと名乗ろうこれを芸名にしよう!!アッハッハ
という口から出まかせでひと笑いいただいた週末夜の本番前w


ちなみに、ジャコもザコも漢字で書くと、
実は両方とも
雑魚
であることが判明しました。
ああ、なんと畏れ多いことか。。。


     


ちなみにジャコ・パストリアスの本名はジョン・フランシス・パストリアスⅢ世。
もともと「ジョッコ」がニックネームだったのですが、それを友人がフランス風に「Jaco」と綴ったのを本人がたいへん気に入った、ということだそうですね。
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曹源寺~芥子山

2022年12月07日 | 写真

【Live Information】


いろいろ事情があって、今年の2月に引っ越しました。
この曹源寺周辺はワンコとのお気に入り散歩コース、いやそれ以上に風情のある景色や佇まいが大好きなところだったんですが、
引っ越ししてからここに来るのは初めてです。








とは言え、以前の住まいからは南西に1.5キロほど移っただけなので、このあたりが遠くになったわけではありません。
単純にタイミングの問題かな。














曹源寺庭園 曹源池





秋から冬への季節のはざまと、建立以来300年以上の時の流れが溶け合っている様の、なんとも言えない空気。
ありのままなのが一番美しい、ということをしみじみ感じます。

















久々の曹源寺をあとにしてからは、これまた久しぶりの芥子山(けしごやま)へ。
馬鹿は高いところが好き、などと言いますが、高いところが好きな人が馬鹿なのかと言うと、必ずしもそうではないのです
山頂から見る秋と冬の狭間の夕日。
こんな色に染まるのはこの時期にしか見られないと思うと、今日のこの一日の有難みが5割増しです





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テリー・キャス

2022年12月04日 | ミュージシャン

【Live Information】


 『イントロダクション』の加速してからの破壊力満点のソロ。
 『クエスチョンズ 67&68』の、ブラス群に縦横無尽に絡むドラマティックなギター。
 『フリー・フォーム・ギター』のフリーキーなギター・パフォーマンス。


 『イントロダクション』の冒頭のワイルドな「Hey there everybody !」。
 「Oh, Little one」という、愛に満ちた優しい歌声から始まる『リトル・ワン』。


 シカゴのオリジナル・メンバーにしてギタリスト兼ヴォーカリスト、テリー・キャスがシカゴの作品群に残した素晴らしい足跡の数々です。


     


 1980年代以降のシカゴはAORバンドというか、ポップス&バラード指向のバンドに転換してしまったとも言えますが、デビュー当時から1970年代前半にかけては「ブラス・ロック」というカテゴリーの中で語られることが多かったバンドです。
 分厚いブラス・アンサンブル、ハードなロック・サウンド、積極的に社会問題へ切り込んでゆく硬派な歌詞。
 シカゴのサウンドは、混沌としながらも創造的な風が吹き荒れていた1960年代の社会を象徴するような力強さを持っていて、まさにゴリゴリで熱気に満ちた「ブラス・ロック」を繰り広げていました。
 ぼくは、テリー・キャスは、そのシカゴ・サウンドを最も体現していたメンバーではないか、と思っているのです。


 テリー・キャスが最初に、そして強く影響を受けたのは、ベンチャーズのノーキー・エドワーズです。
 あのジミ・ヘンドリックスはシカゴのライブを聴きに行ってテリーのギターを目の当たりにし、「俺よりもうまい」と賞賛したという話が残っています。ちなみに、テリーとジミは、ふたりの共作アルバムを制作するというプランを持っていたと言われています。
 『イントロダクション』、『アイム・ア・マン』、『ポエム'58』そして、ジミのギターを彷彿とさせる『フリー・フォーム・ギター』。ファースト・アルバム『シカゴの軌跡』にはテリーの荒ぶる魂がぎっしりです。
 テリーのギター・ソロは、なんといっても切れ味が良くて、ワイルド。
 ほとばしるロック魂。押し寄せる熱い波。
 カッティングにしても、ソロにしても、ロックの醍醐味を明快に伝えてくれるのです。
 テレキャスターを主に使用しているんだと思うのですが、その独特の乾いたトーンにはアメリカン・ロックのエッセンスそのもの。
 一方でジャズ・ギタリストであるケニー・バレルやジョージ・ベンソンからも影響を受けているそうで、ヴォーカルの間を縫うように弾いている『ぼくらの詩』などからはジャズの香りが伺えます。


     


 ヴォーカリストとしてのテリーもとても好きです。
 その男っぽく、ソウルフルな声は、まさにロックそのもの。ブルージーな曲、ハードな曲にとてもマッチします。
 反面、『リトル・ワン』や『明日へのラヴ・アフェア』などのバラードで聴かれるテリーの歌声は、とてつもなく優しく、温もりがあります。
 よく人間の二面性について語られたりしますが、荒々しい人は必ずしも心まで荒々しいわけではなく、立派なことを言う人が立派なわけではなく、優しい物腰の人が必ずしも優しいわけではないんですね。
 テリーのギターや歌を聴いてみると、ハードな曲からは「野性的」で「エネルギッシュ」な部分を強く感じます。反面バラードなどからは「温かさ」「慈しみの心」のようなものをひしひし感じますね。ここらあたりの二面性がテリーの魅力だと思うんです。


 テリーは、1978年1月23日に拳銃の暴発事故のため、31歳の若さで死去しました。
 ガン・マニアだったテリーは銃の分解と組み立てが好きだったそうです。この日、精神的に疲れ切っていたらしいテリーは友人宅に行きましたが、その時も銃をいじっていました。やがて弾倉を抜いた状態の拳銃を頭に当て、友人に「弾倉は入っていないよ」と言いながら引金を弾いたのですが、1発だけ弾丸が拳銃内に残っていたのです。
 32歳の誕生日まであと8日でした。
 「もし」を考えることに意味があるのかどうか分かりませんが、「もし」テリーが事故死しなければ、どこに向かい、どんな音楽を創り上げたのか、興味がありますね。
 テリーのロック・スピリット、ハート、生き様などがブレンドされ、熟成された、「魂そのもの」が見えるような音楽を、そう遠くない未来に聴くことができたのではないかな、なんて勝手な想像をしているのです。
 テリー・キャスは、掛け値なしに、ぼくが大好きなギタリストのひとりです。


     

コメント (2)
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