生駒山の麓、石切の石切剱箭神社周辺は、関西でも屈指のスピリチャルなワンダーゾーンであるとの情報を仕入れ、そこへ行って見ました（私は東京在住）。まず驚くのが石切参道にある占いスポットの数々。下り坂の狭い参道の到るところに占いの店がある。それも尋常ではない数のお店が。さしずめ占いの専門店街、あるいは霊能のテーマパークとでもいったほうがいいくらいなのだ。その看板の文字に書かれた霊感の二文字、となるとここは日本でも有数の霊能者が集まっている場所？ということになるのではないか。想像するにここで交わされている日常的な会話は一歩離れた世間とはまた違った会話が日々なされているということになるのだろうか。
面白いのは、占い店の上に衣料品店の古い看板文字が書かれ、さらにその店の２階部分にはカラオケの文字も。占い、衣料品、カラオケという店の案内文字が並列して残っており、ああ、ここはかつて服を売っていた所なんだなと、その名残りを見て想像力を働かせることもできるわけで、時代のながれがこの参道を占いのワンダースポットに変えていったんだと想うばかりなのです。また、参道には石切大仏なるものがあり、案内に日本で三番目の…とあり、何が三番目なのかが不明のまま、行きすぎていくということになります。
参道を歩くと見えてくる石切剱箭神社、そこはお百度参りのメッカであり、この暑いなか、熱心に何人もの人がお百度を踏んでいました。その熱心さにはびっくりで、民間信仰の奥深さを感じるばかりです。この石切にもう一つのワンダーゾンがあるとの情報を持っていたのですが、私、前日に深酒（朝近くまで）していまして、そこまで足を運ぶ気力がありませんでした。
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