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~ダリ展を観た。そしてダリを感じダリを知るために~
◆「ブニュエル~ソロモン王の秘宝~」(2001年)◆
■製作国:スペイン/メキシコ/ドイツ
■監督:カルロス・サウラ
■出演:ペレ・アルキリュエ、アドリア・コラド、エルネスト・アルテリオ
スペインの映画監督ブニュエル、詩人ロルカ、そしてダリ、この3人は青春の一時期、同じ学び舎の親友として過ごした。そして彼らのいずれもが世界を代表する偉大な芸術家として名声を残した。実名の彼らが主人公の幻想の物語、それがこの映画。
晩念のブニュエルがソロモン王の秘宝(未来を映すというテーブル)を探し出す冒険譚の映画の構想を練っている。ブニュエルの目の前の現実が、彼の想念に影響を与え映画の構想に侵食する。それは現実なのか幻想なのか複雑な構成をとっており、やや混乱気味に鑑賞、必死で物語の展開を追っていくこととなります。
そしていよいよ秘宝まで一歩と来たとき、映画「メトロポリス」にでも出てくるような巨大な“未来のアダム”が守護神として待ち構えている。この辺りから予想を裏切る意味不明な展開となっていき、観てるボクのほうといえば??の感じですが、なぜか画面に引き入れられてしまいます。
そしてお目当ての秘宝=テーブルにたどり着きます。ブニュエルはそこにダリとロルカ親友2人の未来を見るのです。1人は銃殺、1人は金の亡者。その未来を予見した幻影がなせか切なくなります。そしてその記憶とともに「さらば友よ」と老いたブニュエル。仲間達との古き良き記憶の感情が錯綜して、この映画は終わります。
カルロス・サウラ監督はこの偉大な芸術家3人から様々な影響を受けたのでしょうね。監督流のオマージュといったところです。
昨日の記事にも書いたのですが、画中ダリの絵「水の影に眠る犬を見るため非常に注意深く海の皮膚をもちあげる少女である私」を想起させるようなシーンがあった。海面は一枚の表面=皮膚として、ペロリとめくられてしまうしまう。CG技術が発達したことで実現した映像で「あっ」と声が出てしまうほどの素晴らしいシーンでした。そしてイメージの元となったダリの想像力の凄さにあたらめて関心せざるえない強烈なシーンでした。それを観、感じることができたことだけでも、収穫であった。
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スペインの映画監督ブニュエル、詩人ロルカ、そしてダリ、この3人は青春の一時期、同じ学び舎の親友として過ごした。そして彼らのいずれもが世界を代表する偉大な芸術家として名声を残した。実名の彼らが主人公の幻想の物語、それがこの映画。
晩念のブニュエルがソロモン王の秘宝(未来を映すというテーブル)を探し出す冒険譚の映画の構想を練っている。ブニュエルの目の前の現実が、彼の想念に影響を与え映画の構想に侵食する。それは現実なのか幻想なのか複雑な構成をとっており、やや混乱気味に鑑賞、必死で物語の展開を追っていくこととなります。
そしていよいよ秘宝まで一歩と来たとき、映画「メトロポリス」にでも出てくるような巨大な“未来のアダム”が守護神として待ち構えている。この辺りから予想を裏切る意味不明な展開となっていき、観てるボクのほうといえば??の感じですが、なぜか画面に引き入れられてしまいます。
そしてお目当ての秘宝=テーブルにたどり着きます。ブニュエルはそこにダリとロルカ親友2人の未来を見るのです。1人は銃殺、1人は金の亡者。その未来を予見した幻影がなせか切なくなります。そしてその記憶とともに「さらば友よ」と老いたブニュエル。仲間達との古き良き記憶の感情が錯綜して、この映画は終わります。
カルロス・サウラ監督はこの偉大な芸術家3人から様々な影響を受けたのでしょうね。監督流のオマージュといったところです。
昨日の記事にも書いたのですが、画中ダリの絵「水の影に眠る犬を見るため非常に注意深く海の皮膚をもちあげる少女である私」を想起させるようなシーンがあった。海面は一枚の表面=皮膚として、ペロリとめくられてしまうしまう。CG技術が発達したことで実現した映像で「あっ」と声が出てしまうほどの素晴らしいシーンでした。そしてイメージの元となったダリの想像力の凄さにあたらめて関心せざるえない強烈なシーンでした。それを観、感じることができたことだけでも、収穫であった。
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