『ミケランジェロ・プロジェクト』
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ジョジクルの製作・監督・脚本・主演で~マット・デイモンやビル・マーレイや・・・なんだか面白そうな予告編も観てて、トレジャーハンターの楽しい作品なのかと思ってました。
全然違った・・・
実話ベースな真面目な作品でした。
戦うことに意味を見出す人々と、争いより歴史的価値、美しい大切なものを守ろうとする人との闘い・・・そして後者はみんな地位もなく、力もなく、名もなき人々。
たった一つの美術品を守る為に、命を落としてしまう・・・
その亡くなり方も決してヒーローっぽくはなく、本当に人が命を落とす時はこうなんだろうなぁと思えるリアルな姿。
銃で撃たれても急所を外していたら、すぐに亡くなったりはしない。少しずつ血が流れて・・・痛みに耐えながら命を落とす。この世に未練を残しながら・・・
それが本当にリアルで切なくなる。
彼らにちゃんとした姿。貴重な美術品を守れたよって見せてあげたいものです。
大袈裟な脚色をしなくても、感動は伝わるものですね。
マット・デイモンが演じるグレンジャーとケイト・ブランシェット演じる学芸員のクレールが安易にくっつかなかったのも良かった(笑)
志が同じというのは一番の惹かれどころだから気になったのでした・・・
ジャン・デュジャルダンがちょっと切なく・・・
でも、ジョジクルさんがオスカー受賞した時、彼もノミネされてたのに獲れなかったから「すぐ殺しちゃおうかと思ってた」けど、すぐっていうのはやめたらしく(爆)
けど~~~哀しかったよね。
ストーリーは淡々としてるのですが~
出てくる名画や彫刻やちょっとした小物など素晴らしくて、観てて飽きない。
それにしても・・・ヒトラーの馬鹿!
もうちょっとで歴史的貴重な財産が消えてしまうとこだったじゃないの!?
マリー的お気に入り度・・・ ★8個ぐらい(期待しすぎの為・・・?)