pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

『ジャージー・ボーイズ』

2014-10-17 23:13:15 | 映画(し)
                     世界が愛した4人の若者
                       その栄光と挫折、そして再生の実話



『ジャージー・ボーイズ』
監督・製作・・・クリント・イーストウッド
製作・・・グレアム・キング / ロバート・ロレンツ
製作総指揮・・・フランキー・ヴァリ / ボブ・ゴーディオ / ティム・ムーア / ティム・ヘディントン / ブレット・ラトナー / ジェイムズ・パッカー / スティーブン・ムニューチン
出演・・・ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ヴィンセント・ピアッツァ、クリストファー・ウォーケン 他

                              【解説】
『グラン・トリノ』などの名匠クリント・イーストウッドが監督を務め、ブロードウェイの大ヒットミュージカルを基に描くドラマ。1960年代にザ・ビートルズと並ぶほどの人気を誇ったアメリカのポップスグループ、ザ・フォー・シーズンズの光と影を数々の名曲と共に映し出す。ブロードウェイ版同様ジョン・ロイド・ヤングが、バンドのリードボーカル役を担当。グループの宿命でもあるメンバーの友情と不和、栄光と転落の物語が胸に響く。
                              【STORY】
ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にトップスターの座に就くが……。


なんだかんだ言いながら、私はイーストウッド監督作が好きみたいです。
面白かった・・・

この映画観終わった後はずっと「Short Shorts」が頭から離れない・・・
♪Who wear short shorts? ちゃららららら~~♪We wear short shorts!♪
この曲を作ったのがボブだとは知らなかったなぁ~~~。
しかもあんな若い頃、真面目時代(爆)に作ったんだ・・・凄く才能がある方なのね。

最初の方は、みんな10代(16歳とか)の役なので、ひじょ~~に無理があってちょっと苦笑しちゃって。あまりにも老けた16歳・・・
だんだん年齢を重ねて違和感なくなってきたけど、冒頭の床屋さん見習いシーンでおっさんかと思ってしまってて(暴言)話し進むにつれて少年だったんだ!とびっくり。見た目はともかくファルセットが素晴らしい・・・
と、まぁ言いたい放題言ってます。

スクリーンから、私達観客に話しかけてくるあの演出がとっても楽しくて好みだったのですが~
それは舞台でもやられている演出だそうで、フォー・シーズンズの各メンバーがそれぞれの視点から語る構成が本当に良かった。あれでグッと惹きこまれました。
出演者のほとんどの方が舞台版と同じだとか・・・
こういう映画にはよくあることなのでしょうか。

そんな中、マフィアのボスを演じるクリストファー・ウォーケンが異彩を放っていました~。
彼がフランキーの歌(母の瞳)に涙をこぼすシーンも印象に残りました。

実話なんですよね?
メンバーのトミーとかは本当に小チンピラだったの?刑務所に入ったり出たりあんな過去があっても、さわやかグループとして人気者になれたのは
やはり時代なのかな。今のようにピリピリしてないおおらかな時代。
盗みをしたり借金をしたり、メンバーに迷惑もかけるけど、彼がいなかったらフランキーも音楽の世界に入れなかったかもしれないし・・・きっとずっと恩を感じていたから最後まで面倒をみていたんでしょうね。
それに純情なボブに女の子を紹介したり~いいとこも色々あって。
彼に一番、華やかな芸能界の明と暗を見た・・・

全然違う性格の4人が音楽だけで結ばれて作られたグループ。
人気が出て売れれば大金も入り~生活もがらりと変わってしまう。それを受け入れ普通にいられるかどうかで人生は全く違ったものになりますね。

どの曲も一度は耳にしたことがある。
数々のヒット曲の裏にこんなに色々なことが起こっていたとは・・・事実は小説より奇なり。そんなことを思いながら鑑賞しました。
製作総指揮にはフランキー・ヴァリやボブ・ゴーディオご本人たちも名を連ね、今なおご健在現役だったとは・・・こちらも驚き。

イケメンハンターとしては(笑)ビビッとくる人には出会わなかったのですが~
トミー役のヴィンセント・ピアッツァが気になったな・・・


マリー的お気に入り度・・・ ★8個+半ちょっと