マイコー雑記

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高齢者と子どもの接点を増やす!「効率性」追求から子どもを守る「砦(とりで)」として

2017年07月11日 | 子育て全般

一昨日昨日と東京で過ごし、

 

(六本木ヒルズ52階より東京の夜景に見入る次女)

昨夜、名古屋に戻りました。

週末の京都での集まりの様子も、またおいおいまとめたいです。

示唆に富む話し合いがありました。

スケジュールの詰まった日本滞在も、ああ、あと数日です!

 

 

では、今日の本題です。

日本に一時帰国して以来、

両親以外にも、

70代、80代の方と過ごす機会が多くあります。

 

70代80代とはいえ、

驚くほどパワフルで、

「老い」を全く感じさせない方もたくさんいます。

 

それでも、

身体の動きはよりゆっくりとなり、

耳が聞こえにくかったり、

早口で話すなら話が通じなかったり、

普段存在することさえ気づかなかったような段差や坂が、

何倍もの存在感をもって迫ってくる場合もあります。

 

アメリカでは、夫も私も親族と離れて暮らし、

普段、70代以上の方と行動を共にする機会はありません。

今回の日本滞在で、高齢者の方々と過ごすことで、

子ども達も、多くのことを学びました。

 

ばたばたと落ち着きなく飛び回りがちな子も、

高齢者の傍では、自らの動きにより意識を向け、

ゆったりと動くよう心がけます。

せっかちで、相手に話す内容がすぐに伝わらないとイライラしがちな子も、

通じるまで分かりやすく話を繰り返すようにしています。

自分の興味関心のみに突き進みがちな子も、

ふと、「あ、おばあちゃん大丈夫かな?」と振り返るようになりました。

 

それは、

すぐにできない、すぐには分からない、すぐには手に入れられないというものへも、

じっくりと取り組む姿勢、

一見「非効率」や「理不尽」に見えることにも、

丁寧に向き合っていく態度といえるかもしれません。

 

高齢者の方々と身近に過ごすことで、

「一見効率的に見えないこと」が与えてくれるものの貴さを、

再確認しています。

 

 

 

「特別養護老人ホーム」と、親族の経営する「保育園」で、

ボランティアをした長女は、

「ヒトは、年をとることで、また幼児に戻っていく場合があるんだね・・・」

と言っていました。

 

「高齢者」や「手のかかる幼い子」の視点に頓着しない生活では、

物事は「効率的」にスイスイと進み、

自分のみが描くペースやスピードで、

自分のみが期待する通りに突っ走ることも可能かもしれません。

 

核家族化が進み高齢者と触れ合う機会も減り、

また子供の数も減る中で、

「効率性」や「便利さ」ばかりを追求する生活に慣れてしまうならば、

「効率的でないもの」とは、

ただただ、「わずらわしいもの」にしか見えないでしょう。

 

そうした「わずらわしい気持ち」が、

現代の子供の生活から「遊び」や「自主的な姿勢」を、

奪うことへとも繋がっているのかもしれないな、

そんなことを感じていました。

 

またより手のかかる難しい性質を持った子達とも、

個々に丁寧に向き合うよりは、十把ひとからげにレッテルをはっておしまい、

そんな姿勢とも繋がっているのかもしれません。

 

 

 

日本は、今後、ますます高齢化社会へ突入していきます。

2030年には、3人に1人が高齢者ともいわれます。

 

子供と高齢者が接する機会を増やしていくこと。

それは、孤立感を持つ多くの高齢者にとっても、

社会を直接的に動かしていく忙しい世代にとっても、

そして子どもたちにとっても、

つまり社会全体にとって、現実的でメリット盛りだくさんの方法ではなからろうか、

そんなことを思っていました。

 

高齢者の方々は、人生経験も豊富ですし、

ちょっとやそっとのことでは、動じやしません。

ゆったりとした時間軸の中で、寄り添ってくれるでしょう。

 

 

 

 


以下は、今回の日本滞在で、高齢者の方と過ごした様子です。 

・実家の敷地内の文化教室に通われる講師や生徒さん

「老い」を感じさせない、元気溢れる高齢者の方々です。

太極拳、ハーモニカ、タップダンス、英語など、

講師から生徒さんまで、高齢者も多いです。

 

陶芸は、

子ども時代、母が担当していた学童保育の子達と共に、

芸大の学生さんグループにアートを教えてもらっていたことがあるんですが、

その時の学生さんの1人が今も講師として教えられていて再会!今60代です。

子供達、カップ作りを教えてもらいました。

 

タップダンスも、

子ども時代からバレーを教えていた先生が今も現役!70代!

 


・長女がボランティアをした特別養護老人ホームの入居者

痴呆の方向けのデイサービスを手伝わせていただいた長女、

娘や孫のようにとても可愛がってくださったお婆さん方もいたようで、

手作り髪飾りやブレスレットで飾ってくださいました。

 

 

・長女と次女が通うジムで出会う方々

「老い」を感じさせないパワフルな高齢者の方々です。

実家から歩ける距離にジムがあり、

日本滞在中、長女は高校生プログラム、次女は中学生プログラムに入りました。

ヨガ各種、ダンス各種などのクラスもとり放題、

プールやお風呂も利用してよく、毎晩のように通っています。

中学生月3千円、高校生月5千円で、

親の付き添いもいらないというアメリカではちょっと考えられない待遇です。

 

とはいえ、日本の中高生は部活や塾などで忙しく、

毎晩、圧倒的におばさまたちの天下。

若い子が珍しいようで、話しかけてくださったり、お菓子を下さったり、

先日も、「『ズンバ』のクラスに行くわよ~!」と引っ張られ、

激しいリズムしどろもどろの娘達の横で、

常連のおばさまたち、それは見事にビシッと決められていたそうです。

 

高齢者に関わる皆さんがおっしゃるのが、

文化教室やこうしたジムなど

「外に出てくる方は元気なのよ。

でも、身体が思うように動かなかったり、

気持ち的にとても外に出る気になれず引きこもってしまう高齢者もいるのよ」とのこと。

 

「高齢者の二極化」といった状況を、

思い出していきたいです。

 

 

・親族や親の友人

子ども時代、お世話になった親族や親の友人さんたちも、

今では高齢者です。

 

長野への旅も、

私が子供時代本当に可愛がってもらった80代の2人の親族が広島から出てきてくれました。

道中、妻籠や

日本一長い宿場といわれる奈良井へ。

200年近く前の宿場!

おじいちゃんと手を繋ぐ次女。

 宿についたら浴衣を着せていただき、

木曽川を眺めながら温泉に一緒に入り、

暗くなったら

花火。

 

懐かしい母の友人さんたちも、

集まってくださいました。

高齢者の親族や友人さんたちは、

お別れする時に、

「次に会うときは、この世にいるかしらねえ」と言いながら、

涙をぬぐったり、微笑まれたりします。

 

人との関わりの原点、

「一期一会」に立ち返る大切さを、

教えられています。

 

 

さて、今朝はコインランドリーで始まり、

(実家の「洗濯機&外に干す」ではとても間に合わないことが分かりましたよ)

その後は懐かしい子供・大学・大学院時代の友人達に会う予定です。

みなさん、残りの週もよい日々を!

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