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理解することで確かに子どもの言動に少し余裕を持って向き合えるようになる!「子どもの脳の3つの特徴」

2017年02月16日 | 子育て全般

この記事では、

「思慮あるしつけ」についてまとめていくなかで参考にしている

精神科医ダニエル・J・シーゲル 氏と心理学者 ティナ・ペイン・ブライソン 氏の

『No Drama Discipline: the whole-brain way to calm the chaos and nurture your child's developing mind』

に紹介されている「子どもの脳の3つの特徴」を紹介します!

 

著書の、シーゲル氏&ブライソン氏曰く、

「基本的なレベルの神経科学のコンセプトを理解することで、

子どもへの理解や、子どもへの関わり方が、完全に変わってしまうものです。

子どもと交わることがより喜びに溢れ、

しつけもより効果的に、よりドラマチックにならずにすみますよ」

とのこと。

 

確かに、と実感しています。

 

振り返っても、「脳や身体の仕組み」を少し理解することで、

それまで全く「?」だったり、イライラしたり、キーとなることのあった子どもの言動に対し、

以前より余裕を持って接することができるようになったなあと。

 

 

ではその「基本レベル」である、

「子どもの脳の3つの特徴」とは?

  1. 脳は成長中
  2. 脳は変化可能
  3. 脳の仕組みは複雑

(まとめて「Brain C's」: Changing, Changeable, Complex)」

 とのこと。

 

 

1. 脳は成長中

感情の制御、健やかな意思決心、共感、倫理道徳など、

前頭野を含むより洗練された思考を司る「大脳皮質」部分というのは、

25歳ぐらいまでに完成するといいます。

 

つまり子どもは、

論理的に考え、計画を立て、周りの状況をみて自らの言動を調節するには、

あまりにも、まだまだ「未発達な脳」を持っているということ。

 

ですから、大人からみての、

「こんなこともできないの」「なんて幼稚な考え方」と呆れるようなことも、

「脳、頑張って成長中だものね。だんだんできるようになるのよね」と長い目で見て、

子どもに期待することを調節していきたいですね。

 

同時に、

つい先日できなかったこともいつの間にかできるようになっていくということもたくさんありますから、

いつまでも「まだまだできないね」と小さな子扱いするのでもなく、

頻繁にその子に向き合う姿勢をアップデートしてやりたいです。

 

 

 

より原始的な反射や強烈な感情や不安や恐れを司る「大脳縁辺系」と、

また前頭前野を含むより洗練された機能を司る「大脳皮質」部分の関係というのは、

「ティーンの脳」を理解するのにも鍵です。

 

以前こちらにまとめたのですが、

ティーンの脳って何がどう特殊なの?新しい関係を築くために

10歳頃から爆発的に発達する「大脳縁辺系」に対し、

「大脳皮質」部分の発達はゆっくり。

 

それで、ティーンの脳というのは、

情動面や衝動性などが激しく働くにもかかわらず、

全体的な視野を持って論理的に計画したり思考したりという機能が、

よいしょよいしょとゆるやかーな曲線を描いて少しずつ発達している状態。

 

この仕組みを理解することで、

私自身、ティーンの子達の言動が、随分と理解できるようになりましたよ。

 

 

 

 2. 脳は変化可能

子どもに限らず、今では大人の脳も変化することが分かっているといいます。

 

そしてそうした「脳の変化」を促すのが、

昨日の記事

脳神経科学の研究「体験が脳を変化させる」&「大人の思う枠の外に個性や才能の芽があるかも」ということ

にも書いたように、「体験」といいます。

 

体験こそが、

脳のニューロンとニューロンを繋げ、

回路を築いていくというんですね。

 

そして特定の体験を繰り返すことで、

その特定の回路が強まり、深まっていくとのこと。

 

 

 

こんな姿勢や習慣を身につけてくれたらいいなということでも、

体験を繰り返すイメージでサポートしていくのも手ですよね。

シナプスを繋げ回路を築くイメージ。

 

例えば、ライフスキルとしても、

またレンズーリ氏の唱える「ギフテッドネスの開発」にとっても大切な、

「グリット(やりぬく力)」や「レジリエンス」なども、

失敗を避けるより、

失敗から立ち上がり進み続ける体験を積み重ねられるようサポートしてやりたいです。

 

 

 

 

 

3. 脳の仕組みは複雑

この自分の両コブシを合わせた大きさほどの脳には、

身体や精神や情動を司る複雑な機能が入り組んでいるといいます。

 

そこで、少しでも、そうした入り組んだ機能について知っていると、

子どもへも対応しやすいですよとのこと。

 

例えば、以前こちらに、

脳全体に働きかけるイメージで子育て!脳の仕組みを分かるなら対応もより分かる

脳の部分をざっくりと

「コブシ」に見立てたコンセプトを紹介しました。

 

 

思考・想像・統制を司る脳の(大脳皮質)部分が、

指部分の「階上(upstairs)」。

情動・衝動・反射を司る脳の(大脳辺縁系)部分が、

手の平部分の「階下(downstairs)」。

シーゲル氏とブライソン氏によると、

この「階上」「階下」をつなげるような働きかけをしていくことが、

脳全体を健やかに発達させるといいます。

 

例えば、

ウギャーと子供の感情が爆発している時は、

まずは「コネクト」して感情を落ち着け←階下(downstairs)への働きかけ

次に質問をしたりと考えさせていく←階上(upstairs) への働きかけ

 

そうして脳全体を繋げるイメージで働きかけるということですね。

 

 

 

 

 

脳については分かってないことがまだまだたくさんあるといいます。

今後研究が進み、新しい発見に触れられる日が楽しみです。

多様な脳の特性に、より適した対応の仕方なども、より明らかになっていくといいですよね。

 

次回は、「コネクトして感情を落ち着ける」ことについて、

もう少しまとめてみます!

 

 

 

余談:


少し自分をプッシュして、書く量の実験をしてみてます。

昨日は1万字程度。

とはいえ、仕事原稿という形では2千3百字ほど、

ブログ記事で5千字ほど。

誰にも見せられないだろうなあという形で3千字ほど。

この「誰にも見せられないな」というものなら、いくらだって書き続けられるんですよね。

自分が後で見ても、意味が分からなかったりするんですが。(笑)

でも、「伝える言葉」になる前の、リズムのようなものをつむいでくれているようにも思います。

調整しつつ、全体的な力を高めていきたいなと思ってます。

 

読んでくださって、感謝です。

それではみなさん、今日もよい日を!

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2 コメント

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こんにちは (奈緒美)
2017-02-17 16:15:44
記事もとても興味深いものだったのですが、余談がすごく気になっています。
書きたいことはたくさんあるのに、書く力が追い付かないです。もともと、ちょっとしゃべる程度の言葉がでてこない困り感を抱えつつ、毎日のように書いていますから、今のところ、これで仕方ないのかもしれません。いつか児童文学を書きたいとも思っていて、構想を練っているのですが、そちらの方は、書く力だけでなく、継続してそれに時間をかけていく根気が足りません。
でも、自分の向かいたい方向に一歩ずつ進んでいきたいです。マイコさんの工夫から学ばせていただきます。
奈緒美さんへ、コメントありがとうございます! (マイコー)
2017-02-18 07:16:59
奈緒美さんの児童文学、とても楽しみです。奈緒美さんの土台となってきたものが形となり、再び子ども達を支えるものとなったら、素晴らしいですね。

長年書き続けている奈緒美さんに、私から言えることは何もないのですが、お気持ち、私なりにとてもよく分かります。

書きたいことはたくさんあるのに、書く力と書く時間と体力が追いつかない、これはもう私自身、ずっと感じ続けていることです。

それに私の場合は、毎日書いているものの、人目に見せられる形にならないことも、しょっちゅうですから。

書きたいことに呑み込まれ、全然間に合わない!と、全てほおりなげたくなる衝動に気づきつつ、たとえ、全然間に合わずとも、おいつかなくても、少しでも間に合い、少しでも追いつくよう形にし続ける、そんな姿勢を学ぶ過程にいます。

「自分の向かいたい方向に一歩ずつ進んでいきたい」私もこの奈緒美さんの言葉を支えに、一歩一歩進んでいきますね。応援しています!

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