日々の幸せを育んで

ワンちゃん達がいて、孫達がいる日々の生活。小さな幸せのある暮らしを綴っています。

父の姿が重なって。。。

2012年09月15日 15時25分00秒 | 日々の暮らし

今日は、娘の出勤時間がいつもより少し遅いので、お散歩も少し遅い時間に出掛けました。

今日のマリーは昨日までと違って、言う事をちっとも聞きません。

「お散歩に出掛けるまでの待たせている時間が長かったから、怒っているのかな?」って娘。

          

そうなのかも知れません。

マリーもアンも、いつも通りの時間には準備ができていて、
「もう行くの?」
「まだ?」
ってずっと待っていたのですから。。。

          

昨晩、テレビで「祐太のいた夏」を見ました。

私の父は高松出身です。

子供の頃から家族で高松に行くと必ず、「金比羅宮」へお参りに行っていました。

私達姉弟4人は、あのたくさんの階段を上ってのお参りに。

なので、
「高松へ行けば、金比羅宮に行く。」
って決まっていて。。。そういうものだと思って育ちました。

          

金比羅宮の階段を上り始めて疲れた頃、母はいつも
「お父さんは、この階段をおばあちゃんをおんぶして上まで上がったのよ。」
って話をしました。

奥社までは、1368段もある階段です。

いつもの母の話だし。。。母の話を何度聞いても、あんなたくさんの階段を祖母をおんぶして上っている父の姿を、私は想像する事ができませんでした。

階段を上がっている人達の中に、そんな人を見掛けた事もなかったので。。。

          

「戦争に行っている息子(私の父)が無事に帰って来ます様に!」
と祖母は願って、1人で毎月金比羅宮にお参りに行っていたそうです。

祖母が歳を取って、あの階段を1人で上がれなくなった時、
「金比羅宮へ行きたい!」
と言う祖母を父がおんぶして上がったそうです。

          

昨晩、テレビで祐太君がおばあさんをおんぶして、金比羅宮の階段を上がって行く姿を見て初めて、父が祖母をおんぶして階段を上っている姿が想像できました。

父は、祐太君の様に体格のいい人だったので、祐太君の姿が父の姿と重なって。。。涙が溢れました。

父の「金比羅宮」に対する思いが、やっと理解できた様な気がしました。

          

「亡くなった父が、金比羅宮にいる。。。」
って、その時そんな気がして。。。

そしたら一緒に見ていた娘も
「おじいちゃんがいる。。。」って。

娘はおじいちゃん達との旅行は、「金比羅宮」と「出雲大社」が1番印象に残っている様です。

          

あのたくさんの階段を上がり切る自信が私についたら、
「家族3人で金比羅宮に行ってみよう!」
「おじいちゃんに会いに行こう!」
「きっとおじいちゃんに会える。」
「おじいちゃんが呼んでるんだよね。」
って話しています。


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