北嶋誠のブログ

私の考えていること、言いたいことなどなど。

情報源・その6・パソコン

2007年09月11日 19時19分08秒 | 情報源
 視覚障害者のパソコン講習会に参加して、これなら私でも何とかやれそうだと思い、家電ショップで「広告の品」のパソコン機器一式を購入したのは約5年前である。音声操作用ソフトなども揃えて意気込んで始めたまでは良かったが、あれもこれもやりたい、多事多難という状況の中では、とてもパソコンに集中することが出来ず頓挫状態になっていた。

 その上パソコン本体が故障し(壊れていないと言う人もいるが私には皆目わからない)、約1ねんちかくも放っておいた。

 ところが今年は一念発起して、強引に生活リズムを変えて色々と挑戦していくことにした。まず農民の端くれに戻る事。散歩をする事。憲法ふぉーくジャンボリーをっ成功させること。視覚障害者運動に参加する事。そしてパソコンを習得することである。

 まずはじめに相談したのが、二年ほど前に設立された茨城県itサポートセンターである。そこで紹介されたボランティアの方に何度か自宅に来ていただいてサポートを受けた。だがそこにばかり頼るわけにも行かないので、しばらくはサボっていたが一応会員となっていた茨城パソコンボランティアの会(パソボラ茨城)に顔を出す事にした。

 まずは、水戸市でかいさいされたパソボラ茨城の総会に初参加した。「せっかくだから自己紹介も兼ねて一、二極歌うよ」。とギタを持って出かけたところ、なんと総会終了後の交流会に一時間の北嶋誠コンサートが企画されているではないか。やむなく笠木透氏とまでにはいかないまでも、話半分演奏半分の時間配分で全七曲を歌った。グループ演奏に慣れてしまっていると、一人での演奏は手抜きが出来ないので困った。いずれにしても何とかやりとげたので、この怪しげな男への警戒感も少しは取れて、仲間入りが出来たのではないかと思う。

 もう一つ驚いた事は、約150名の会員の中で健常者は約30名で、その他は視覚障害者、聴覚障害者、肢体不自由者だと言う事である。障害の違いによって使用機器や操作方法も違い、教える側にも獲て不得手がある。健常者と障害者が一緒に学習し交流しながらパソコンをゆっくり、のんびり、少しずつみにつけていこうとする会である。こういう会ならのんびり長く付き合っていけると思う。

 ただ私の場合は、指導を受けても練習が続かずすぐに忘れてしまうという前科があったので、とりあえずメール通信を始めて、常時パソコンに触れる機会を増やすようにして、その他の機能や操作はゆっくり少しずつ覚えていくことにした。お陰様でこの四月から現在まで、批判やお褒めの言葉をいただきながら何とか続けることが出来ている。今後は少しずつ生活や諸活動に生かして生きたいと思う。