マッキー歯科医院の気まぐれ日記帳(旭川市)

旭川の山田歯科。日々の診療室の出来事、実践していること等々のブログです。 <ホワイトニンク、インプラント、審美>

4月から歯科新規医療技術の保険導入(1)<後編>

2016-04-06 13:06:18 | 日記

今回は、グラフ旭川2016.4月号3月25日発売の、”市民の健康ガイド”に、マッキーの記事が載ってます!の話。


グラフ旭川とは、1979年に創刊した、旭川の郷土誌です。
< http://www.graph-as.com/page/index.html >

内容は:<一部改変しています>

4月から歯科新規医療技術の保険導入(1)<後編>
<ファイバーポスト・補綴物の色調採得>

ゴールドコア (保険適用外)
ゴールドコアは、金合金(20K)や白金加金(PGA/プラチナ加金)などの貴金属を使用した保険適用外の土台(コア)です。
長所:
•強度が高く、耐久性がある
•金属の溶け出しによる歯ぐきの変色や金属アレルギーなどの心配が少ない
短所:
•硬く弾性がないため、歯根が破折することがある
•保険が適用されないため、レジンコアやメタルコアより費用がかかる
•ファイバーコアやレジンコアより歯を削る量が多い
•光が透過しないため、自然な透明感を再現しにくい

ファイバーポスト(今年4月から保険適用)
グラスファイバーのピンで補強したレジン(プラスチック)の土台です。
歯質とより近い性質なので、メタルコアと比較すると歯質や接着剤とも一体化しやすいのが特徴です。
硬さや弾力性が自然な歯に近いので強い力がかかった場合も歯根を壊しにくく、歯質の大部分を失った歯の治療により適した土台です。
長所:
•硬さや弾力性が天然歯に近いので、歯根が破折しにくい
•光の透過性があり歯に似た白さのため、透明感のある歯を再現できる
•強度が高く、耐久性がある•金属を使用しないので、歯ぐきの変色や金属アレルギーなどの心配がない
•歯を削る量が比較的少ない
条件があえば最も良い素材かも知れません。

今回保険に取り入れられたので、患者さんにとっては朗報といえます。
当医院でもコアの半数は金属以外の素材にする目標にしています。


2) 歯冠補綴物の色調採得に関する評価
白い歯の色調をシェードガイドなどで一緒に撮影する事で評価されること。
山田歯科では当然のようにおこなわれているが・・、評価はありがたい!!
特に、シェードガイドと同時にキャスマッチ(画像補正用カラーチャート )利用してると、より色調再現ができます。(写真参照)

次回5月号は保険で第一小臼歯ブリッジの支台が銀歯から白い歯になる話。