ブライス・キャニオン(BRYCE CANYON) に続いて向かったのは レイク・パウエル という湖。
ここは、グランド・サークルの中心に存在する、とてつもなく大きな人造湖。
人造 という辺りが、なんだかな・・・と思ってしまう。
世界大恐慌後の雇用対策に、コロラド川にダムを造ったら、今度は違う場所に被害が出て、
それをカバーすべく、またコロラド川に グレン・キャニオン という渓谷を破壊してダムった結果、
この湖が生まれたという。
そんな人間の都合で出来たこの巨大湖は 最長300km(東京-名古屋を結ぶ距離)。
人造とはいえ、水はとっても綺麗で、今は水上レクリエーションが盛んな観光地となっているほか、
湖に生えるグレン・キャニオン名残の岩山の景観が独特で、映画も多く撮影されてきたとか。
そんな湖沿いの ワーウィープマリーナ(Wahweap Marina) に我々の宿泊ホテルがあり、
ホテル発の サンセット・ディナークルーズ も、ツアーに組み込まれている。
まだ日が明るい間は、青い空、そびえる岩山、それが湖の水面に綺麗に映えていて、とっても綺麗。
この光景、この雰囲気に、「見覚えがある!」 という人は、きっと 「猿の惑星」 や 「十戒」 、
最近なら 「スーパーマンⅢ」 や 「ブロークンアロー」 を観た事があるのではないでしょうか。
まさに、そのロケ地です。
こんな風景を眺めながら飲むワインも、また格別。
NAPAの赤ワインで RAVENS WOOD という銘柄の ZINFANDEL 2005 。
サーモングリルも、こういうクルーズの料理にしては、なかなか美味しい!
日が暮れていくと、夕日に照らされた岩肌が、綺麗な橙色に・・・ピンク色に変わって行き、
沈んだ後も、なんとも言えない淡い色の空となる。
人造的に造られた湖からの眺めではあるけど、正直、綺麗だ。。。
こんな景色も素晴しかったけど、クルーザーの中では、
ツアーガイドのスティーブンとの会話が、とーーっても面白くて大盛り上がり。
我々のテーブルには、熟年夫婦のお2人と、スティーブン。
スティーブンはハワイ滞在時代にアメフトもやっていたみたいで、
その頃から、お相撲さん曙ともお友達だとか!なんか、すごいね、アナタ。
それに、そのご夫婦の旦那さんの 「私はやっぱり一番好きなのは日本酒です。」 という言葉に、
自分が飛びつかないワケがない!!
その旦那さんとは話しが合い 「日本酒といったら純米酒ですよね~。熱燗、いいですよね~」 と。
そこにスティーブンを巻き込んで、ワイワイ。
日本から来たお客さんからしたら 「何しゃべってるんだろう?」 という感じだったかもしれないけど、
やっぱり英語で会話をすると、スティーブンの言いたいことも、こちらによく伝わる。
彼はどうやら仕事(文部省関係?)で、よく日本に行くらしく、またこの冬に出張があるとか。
「じゃあ日本で会おう!日本酒の旨い店連れていくよー!!」 と熱い約束を交わす。
楽しみだな~!どこに連れて行こう♪
さて。
そんなレイク・パウエルの南端の町 ペイジ からは、グランドサークル3つめの
アンテロープ・キャニオン(Antelope Canyon) へ行くことができる。
ここへは個人で行くことは安全面も含めて許されておらず、ツアーに参加しなければならない為、
こんな、屋根付きトラックに乗り換えて、レッツゴー。
目的地へは、こんな道をずんずん行く。
かなりの悪路で、ガッタゴットンガタガタバッタン!! ヘタしたら、タイヤがはまりそう。
というのも、この道は ドライクリーク という 川底 なのだ。
普段は乾いていて、道として走れるのだけど、ひとたび大雨が降ると、たちまち大荒れの川となるそう。
この川には四方八方から雨水が一気に集まり、
ますます勢いの増した鉄砲水となって、このキャニオンへ、どどどどーー!!っと押し寄せる。
その鉄砲水が押し寄せる先は、こんな細い割れ目。
猛烈な勢いをつけた水が、この割れ目の中に入ったら、一体全体どんなことになるのか。
以下の写真は、別にスゴ腕のカメラマンが撮ったものでもなんでもなく、
全て、へっぴり腕の自分が撮ったものであります。
どこかから、オレンジや紫の照明が照らしているワケでもなんでもなく、まったく自然のままの光景。
鉄砲水が削ってきた岩肌を、ほんの少しの隙間から差す日の光が、こんな風に照らすのだ。。。
サラサラに見える岩肌は、実際に触ってみると、硬い。
これを削っていく水の勢いは、きっと相当なものなんだろう・・・。
全ては自然が作り上げたアート、そして太陽の光があってこそのアート。
しばらく鳥肌が立って、動けなくなってしまいました。
最新の画像[もっと見る]
すごい。美しい~~。繊細な力強さ!
この曲線見てると、イヤでも水の流れているところが想像できちゃう。あ~ワクワクするね。
スティーブンの冬の出張・・
まっきーの帰国後でありますように。。
広いだけがアメリカじゃなくて、
こんな自然のアートまであるなんて。。。
奥の壁には銃弾みたいな穴が3つくらい開いてたから聞いてみたら、
ナショナル ジオグラフィックが、この中を流れる水の映像を撮ろうとして壁にカメラを固定させたんだけど、
あまりにも水圧がすごくって、岩に固定器がめり込んで、
さらにその後は、固定したカメラごと流されちゃった跡だったらしい。
なんか、自然の力って、やっぱすごいなーって思う。
なんかファイナルファンタジーとかのゲームのステージみたい。
CGじゃないんだよね~。
すんごい人造湖・人造川(?)があるものです。
日本では今夏、集中豪雨で川があっという間に増水した事故が多々あったので、文章読みながら「あぶな~い!」とか思ってしまいました(^^;)。
CGでも、Photoshopで私がいじったワケでもなく、
写真は撮ったまんまのものです。
1日の間でも、太陽の照らす時間によって、
光景も変ってくるのでホントに素敵な場所ですよ~。行きと帰り、たった30分の間に太陽が移動しただけでも、
また変ってました!
ちなみに、このあたりのスコールは本当に危険らしいです。
以前も鉄砲水による事故で11名が亡くなったそうです・・・。
なので、ちょっと雨がふるだけで、ツアーは中止になるそうですよ~。
船にコーネリヤスとか出てきたら面白そうですね。
でも、まき子さん写真も上手いな~。
アングルもいいですね~!
実際に見ると、もっと綺麗なんでしょうね!
そばきりさいとうしか・・(ってそこしか知らないし)
んで、神亀にも行けば・・(専務にアポ取って)
光が岩肌に当たって、色を変えてるんだなぁ・・。
もっともレイクパウエルは激しくデカイので、
実際に撮った場所は、もっと奇怪な山のある辺りだと思うのですが、
それでも「おお!」って思っちゃいました。
写真は「数うちゃ当たる」で(笑)、
たーーっくさん撮った中から良いのをピックアップしてるだけなのです~。
でも、ありがとうございます!!
しっぽり日本らしい居酒屋もいいし、
美人おかみが居るところもいいし、迷っちゃいます~(笑)。
光の屈折でこんなにも綺麗に見えるんですね。
真っ暗な穴の先に、照らされて真っ赤に燃えてるような岩肌が見えたときは、(写真真ん中あたり)
これまた感動ものでした。
しかし綺麗だな。。。
押し寄せる水の凄まじさ、見てみたい気もするが、相当の恐怖だろうね。
あっ、危ない事したい訳じゃないよ! 笑
この写真引き伸ばしてパネルにして飾ったら、ちょっとお洒落な部屋になるのでは?!
スティーブンさんの話も聞いてみたいなぁ。
特にネイティブアメリカンの事など!!