ワンコとマジョのくらし

マジョおばさんの毎日の暮らしを紹介しま~す。

映画”ノマドランド”を見た

2021-11-03 14:14:13 | 映画、本

映画の感想を書くのは久しぶりだ!
コロナ禍の自粛生活、この2年あまり~暇な時が多かったのでよく映画をみた。
Amazonプライム、wowowオンデマンドなど手軽にパソコンから見れるので、ほんとによく見た。

昨年のアカデミー賞作品”ノマドランド”が早くもwowowオンデマンドに上がってきた。早い!嬉しい!

私がここ10年あまり、毎年8月に1か月北海道生活を続けてきたのは~
日常生活から離れ、北海道の大自然に抱かれて生活がしたい!知らない町を漂いたい~
そんないつもと違う生活をしてみたいという思いがあった。

この映画の主人公ファーンはリーマンショックで工場も町も閉鎖されてしまい、夫も亡くし家財道具をヴァンに詰めて
ノマド(遊牧民)の生活を始める
Amazonの工場で働いたり、季節労働者として移動しながら生活を送っている。
ノマド生活者の集まりである”砂漠の集い”に誘われ、いろいろな事情を抱えた人たちと交流する。
癌に罹りながらも自由なノマドの生活をする女性、彼女に好意を寄せ、孫ができたことからノマド生活をやめ一緒に生活しようという男性、息子を失いその意義をノマド生活に見出そうとする男性
いろいろな人たちに出会いながら~
夫との思い出をなかなか断ち切れないファーン
そんな彼女が自然の中に抱かれて見せる満足感のある微笑みが印象的だ。

誰もが自由に誰からも束縛されずに、その日生きていくのに十分なお金があれば、気ままに旅をしながら生きてみたい

美しい自然と気ままなノマドの生活。
ノマドの人たちはさよなら”がないという
いつでも、初めまして、お久しぶり、また会えたね、また会いましょう~
だから、亡くなった夫ともまた会えるよ
ファーンはなくなった町の自分の家を訪ね、お別れをしてまたノマドの旅に出る。
絶えず流れる美しいピアノの旋律が印象的だ。


しかし!
原作の本にはこの主人公ファーンは描かれていないという!!!びっくり
実は
次のreadingの洋書を探しに行ったとき・・・この原作の本も候補に挙がった
丸善でこの原書を手に取った時・・・字は小さいし・・・とてもレベルの高い本だったので・・・すぐ、諦めた
実は
この美しい映像の映画とは違って
漂流する高齢労働者を描いたものだ・・・特に女性の高齢者
家賃を払うと、生活するお金が残っていないので、仕方がなく車上生活者にならざるを得ないそうだ。
身寄りなし、孤独、病気、保険ナシ、貯蓄ナシ、行き倒れ
そんな季節労働者を描いた内容の本なのだ
世界は一握りの超リッチな人たちと、大多数の貧しい人々の構図になってきているような気がする



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