ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

リビングPCで音楽・動画を楽しむ(2):AspireRevo+USB+オーディオ機器

2010年01月05日 | 音楽
リビングPC導入の最大の目的が、HDD上にあるMP3ファイルをオーディオ機器で再生させること。今回はUSB経由でPCとミニコンポを接続。機器の接続構成は以下の通り。映像系は「リビングPCで音楽・動画を楽しむ(1)」からどうぞ。

リビングPCで音楽・動画を楽しむ(1):AspireRevo+HDMI+テレビ - ビールを飲みながら考えてみた…

《リビングPCの構成》

|T V|
 |
 | ※HDMI
 |
|P C|----ROUTER---ISP
 |
 | ※USB
 |
|AMP|----|SPEAKER|



WMPを起動させて適当なファイルを再生させる。問題なく再生。やはりPCのスピーカーで再生させるのとは迫力が全く違う。

オーディオで再生させてみた時に気になるのは、MP3ファイルのエンコード品質。PCのスピーカーから再生させている時やDAPで再生させている時以上に品質差がはっきりと音にでる。320kbpsでリッピングしたファイルはCDと同じ品質とは言わないけれど、音の密度や質感など、CDなのかMP3なのかぱっと聞いてもわからない。

これが128kbpsや192kbpsでリッピングされたファイルだと「もの足りなさ」が露骨にでる。高音域が足りない、低音域がたりないといったものではなく、全体的に薄っぺらい音に間引かれているというのがはっきり分かってしまうのだ。

ホームサーバを前提とするならば、できる限り高品質でリッピングしておかないと。

ちなみにCPUの使用率は15%~30%くらい。

【PLAYLISTの再生】

僕は楽曲管理ソフトにWMPを使っている。当初はiTunesを使っていたのだけれど、意外と重たいのと、DAPを「alneo」を使っているから。これはもちろん音質で選択。聞き比べた時、alneoの「K2テクノロジー」は抜群だった。結局、alneoの楽曲管理ソフトがWMPだったので、そちらに切り替えたのだ。

CDで音楽を聴くのとは違ってHDDに取り込んだ音楽ファイルを聴く場合、明確に「誰の」「どの」曲を聴きたいということを意識しないことが多い。それはiPodでも同じだと思うけど、大量のファイルを管理可能になったことで、例えばこの「ジャンル」とか「気分」といった要素で選曲をしやすくなったからだ。

例えばおしゃれなCafeでかかっているようなBossaやNUJAZZを流してたいなと思った時に、WMPやiTunesを使えば、ジャンルでのランダム再生や独自に作ったPLAYLISTを再生させればそれで済む。WMPの自動再生リストを利用すれば、BeatlesとJohn Lennonという異なるアーティストを1つのプレイリストに設定することもできるし、新しいアルバムが追加されてもそれを自動的にプレイリストに追加することもできる。

自分でも忘れていたような曲が再生されることもあり、言うなれば、PLAYLISTを1つの専門ラジオCHのように扱うことができるのだ。

【ネットラジオ(Brandnew-J/JJazz.Net)の再生】

我が家では土日だと一日FMラジオをつけっぱなしにしていることも多い。

同じようにネットラジオをBOSEのスピーカーで楽しもうと思うと、PCをミニコンポに接続しないといけないという面倒くささがあってなかなかできなかった。しかしこうやってリビングPCをセットできると普通にストリーミング配信のネットラジオをオーディオ機器で聴くことができる。

で、試してみたのが、J-WAVEがネット向けにリアルタイム(ライブ)・ストリーミング配信している「Brandnew-J」と「JJazz.Net」。ともにWMAを利用したストリーミング配信で感度は良好。本当ならPodcastみたいにDAPに持ち運びができると便利なのだけれど、そこは権利関係も絡むのでまぁ、仕方がない。

ただ両方ともちょっと面倒くさいのが、ブラウザを立ち上げ、サイトにアクセスし、「LISTEN」ボタンを押さないと再生されないところ。家電感覚でボタン1つで再生というわけにはいかない。

asxのパスが変わらないのであれば、それをそのままWMPに放り込んでおくということも「あり」なのだが、JJazz.Netに関しては毎週番組が更新しているので、そんなわけにもいかないか。


今回は2chのオーディオとの接続だったけれど、場合によってはホームシアターと接続するケースもあるかもしれない。wmaファイルであれば5.1chのエンコードも可能だし、こういったコンテンツがネット経由で配信されるようになるとリビングでの利用シーンがまた変わってくるのだろう。

【FMラジオのPCへの取り込み】

これはまだ試していないのだけれど、タイミングをみてやりたいのが「FMラジオ」をMP3ファイルに取り込むということ。こうすればDAPで持ち運ぶことも可能になる。

USB接続できる簡易チューナーはいくつか製品が出ているが、室内ではきちんと受信できないことが多い。

幸いリビングにはテレビやラジオ用のF型コネクタがあり、今はアンプのFMチューナーにつないでいる。で、このアンプのアナログ出力からPCに取り込むか、あるいはF型コネクタを分岐してUSB簡易チューナーにつなぎPCに取り込むかといった方法がある。

前者なら「MuFi」と組みあわせられるし、後者であれば「デジ造Radio版」を利用することになる。

本当なら、こういった取り組みもIPラジオ・RADIKO(フレッツを利用したラジオの再送信)が普及して、そのまま録音できれば片付く問題なのだけれど、まぁ、これもトライアルの状態のまま進んでいない。

何ごとも制約が多すぎるのだ。


まぁ、ともかくもようやくリビングでデジタルコンテンツを利用する環境が整ったし、いろいろ試していきたいと思う。


JVC・ケンウッドの「M-LinX」「RYOMA」が直面するネットラジオの課題 - ビールを飲みながら考えてみた…

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