ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

SIONの歌、泣きたい夜/泣ける夜

2011年11月11日 | 音楽
先日、夜中に激しい雨が降っていて、その音ですっかり目が醒めてしまって、何もすることがないということもあって、「雨」といえば「SION」かなということで、iPadでYouTubeを検索。久しぶりにSIONの曲を聴く。ダメだ、泣けてくる。

SIONの曲を初めて聞いたのはテイチクからSIONがデビューする直前。ラジオか何かでインディーズシーンを特集していて、それがきっかけだから1985年くらい。OZAKIとかスライダースとかそういったものに夢中になっていた時で、でもSIONの曲というのもどっぷりはまった気がする。いや、それがダメだったのかもしれない。中学生や高校生でハマるべき音楽ではないのだ。それは結局「魂」の問題に行き着いてしまう。いい曲とは、魂のこもった曲とは一体何だ、と。

例えば、福山雅治がSIONの初期の名曲「Sorry,baby」をカバーしている。もしかしたら福山の曲だと思っている人も多いかもしれない。しかしどう唄ったとしてもSIONと福山には決定的な違いがある。この曲を選んだ時点で、もしかしたら福山雅治にもSIONと同じような心象風景があったのかもしれない。しかし、それでも、決定的に違うのだ。それはその曲にこめられた「重さ」であり、「深み」であり、「魂」の問題だ。

だから、SIONの歌は心に響く。しゃがれた声。決して美しいとはいえないメロディ。万人が求めているとは思わない。軽く人工的な心地よさを求める人には、決してSIONの曲は届かないのだろう。

SORRY BABY~SION-YAON 2004~


SORRY BABY (2001) by 福山雅治


SION - 12号室


がんばれがんばれ-SION


12月 - SION


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