Opera! Opera! Opera!

音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

平成中村座 連獅子 (Mon, Jul 16, 2007)

2007-07-16 | 歌舞伎
連れがやむを得ぬ事情で突如この公演を観れなくなってしまいました。
”もー、チケット200ドルもしたのにー!!”と怒ってみてもしょうがないか、本人も残念そうだし。

しかし、ありがたいことに、うちのわんこのお世話を日中してくださっているN子さんのお取り計らいで、
なんと一緒に観にいって下さる方が出現!!

初対面の方との待ち合わせだというのに、
あまりに急いでいたために携帯を忘れるという失策を犯す。
しかし、N子さんも一緒に待ち合わせ場所に来てくださる、ということだったので、
日本人の二人連れの女性なら、すぐ見てわかるから、いいや!なんて、思った私は甘かった。

Avery Fisher Hallの前は、日本人、日本人、日本人の嵐!
日本人の二人連れが目立つのはあくまでアメリカ人に埋もれていた場合のことで、
こんなに日本人ばかりだとは思わなかった。。。
結論をいうと、無事にN子さんとお友達には会え、ご一緒に鑑賞することができたのですが、
この余談と思われる話、実は深い意味があって後ほどそれにふれようと思うのですが、
今は少し置いておいて、舞台のお話を先に。

まず、Avery Fisher Hallのまわりはすっかり日本のよう。
平成中村座と後援者の名前が書かれた旗がたちならび、
みやげ物(プログラム 15ドル也)を販売する売店も、和風。
ホール内に入ると、サイドの二階席から赤いぼんぼりがずらーっと垂らされています。
正面舞台前には平成中村座の名入りの大判提灯。

いよいよ開演。
舞台は能の舞台様の松羽目(上の写真参照。ただし、写真は別の公演からのもの)。
狂言師が3人(通例は2人で右近と左近と呼ばれるのですが、ここが3人なのが中村座の売り。
通例は2人が親獅子、子獅子となるところを、ここでは親獅子と2匹の子獅子というコンビネーションになります。
しばしば、今回も含め、実際の親子で踊られることが多く、実際の親子の絆が芝居に反映されるところも見所となっているそうです。)、
手獅子を操りながら語り合う3人。
天竺清涼山の千丈の絶壁断崖から、
子獅子を突き落とす親獅子の厳しさと愛情についてふれたところで、
舞を舞う間に、彼らに獅子の精がのりうつりはじめます。
踊り狂いながら、3人退場。

ここまでが、まず”第一場”とも言えるでしょう。
外人などのために無料のオーディオ・サービスがあって、
携帯型の端末から、訳やら解説が聞けるようになっているのですが、
あの、ヘッドセットからもれる音ってとても気になるのは私だけでしょうか?
特にこの演目、音楽が大変効果的に使われているうえに、
日本特有の間を生かした演奏が随所にあるので、無音のはずのところで、
ささーささーという、あの独特の音が数席先に座っている外人のヘッドセットからもれ聞こえてくるのは、
私、我慢なりませんでした。なぜ、字幕にしてくれなかったか!?
さて、そんなオーディオ・サービスのことも知らなかったし、
知っていても、多分借りなかったでしょう私のこと。
よって、全ては彼らの実際に発している言葉にすべて頼らざるを得なかったのです。
はっきり言って、全語彙を理解するのはむずかしい。
特に最初、ややかったるくて、やたらセーリョーザンという言葉が聞こえてくるけれども、
何の話だろう?と言う程度にしか私には理解できませんでした。日本人失格!
また、このAvery Fisher Hall、やはりもともとは音楽を聴くために作られているホールなので、
演劇やこういう舞台芸術には向いていない。
座席の勾配もゆるすぎれば、舞台の高さも低すぎ。
よって、舞台の下端がちょうど私の前3列分くらいの人たちの頭と重なって、全然足元が見えない。
舞やダンスを見るのに足元がはっきり見えないとは致命的。
なので、すべてはひざ上から判断した限りですが。。
この作品そのものは大変優れていると思いました。
特に振付が素晴らしく、時にコンテンポラリー・ダンスにも通じるような動きがあり、
1861年に作られた作品と思えぬほど、斬新だと思いました。
古典なのに斬新。すごいことです。
この踊りのドライブ力がすごくて、最初の言葉のわからなかったことなど、すっとんでしまうのでした。
また、跳躍して、着地するときのどすんという音、
これを絶妙に音楽の中に取り入れているのが面白い。
この音が、特に二人(後に子獅子になる二人)で鳴らされると、ものすごい迫力なのです。
床がぬけるのではないかとおろおろするほどに。。
ここは3連獅子の場合、子獅子コンビ(まだ獅子にはなっていないのですが、便宜上そう呼ぶことにします。)
の息が合っているかが大きなポイントになります。
若干跳躍の疲れからか少し片方が遅れる場面も見られたものの、
総じて踊りのシーンは見ごたえがありました。

さて、三人が退場した後に、間狂言が挟まれます。
この場面は狂言の『宗論』から取り入れたものだそうですが、
私にはあまりおかしいと思えなかった。
その一つの理由には、中村橋之助の芝居があります。
彼がこういう類の役を得意としていない可能性があるとはいえ、
あまりにおかしさということの理解が表面的に過ぎる気がしました。
あからさまに滑稽な物言いや振る舞いをすることがおかしさの本質ではない、と私が常日頃から考えているのは、
ABTのシンデレラの鑑賞記で書いたとおり。
おもしろいシーンこそまじめにやるべきなのです。
その点、中村扇雀の方が私好み。
中村橋之助には、ダックス王子ゴメスの爪のあかでも煎じて飲むことをおすすめしたい。
彼のお芝居のスタイルでは、すでに台詞を知っているお客さんを予定調和的に笑わせることはできても、
私のようにトーシロの観客(そして、言っておきますが、この公演は、
まさにそういったトーシロのアメリカ人の観客をもともとターゲットにしたものではなかったか?)にはきつい。
ジャンルが違うとはいえ、ゴメスの方が、演じる人として、百万倍おかしさの本質を理解していると私は思いました。

そう、忘れないうちに書いておくと、この公演の問題点。

すでにこの公演自体が、歌舞伎に興味のある人、あるいは日本人といった多少歌舞伎に理解のある人をあてにしてしまっている。
本当にアメリカ人に歌舞伎を理解して欲しいと思ったら、まずもっと観客にとって見やすい劇場を選ぶ、
芝居のレベルをユニバーサルなものにする(具体的にはすでにゴメスとの比較で述べた)、
価格を落とす、といった努力をすべき。

さて、間狂言が終わったあと、いよいよ鼓の音がなって獅子の登場。
この鼓の一音一音の間がものすごく長くて、奏者の人が居眠りをしているか、
絶命されてしまったのでは?と心配になるほど無音の時間が長いのですが、
これがすごく効果的なのです。
まるで、獅子が遠くの方からじわじわとあらわれてくる妖気のようなものすら感じさせる。
そして、間狂言の間にお着替えを済ませ、獅子の格好となった3人が登場!!
かっこいいー!!!!
ここは本当に素直にかっこよいと言っておきましょう!
あのものすごい鬘、化粧、衣装、どれもが本当にかっこいい。
しかし、これはまさに私が日本人であることの証ともいえます。
京劇の場合、どんなに衣装が美しくても(実際、美しさではいずれ負けず劣らずの美しさ、豪華絢爛さ。)、
このような生理的レベルの興奮を催させないのですが、
やはり、日本人には日本人の独特の美意識というものがあるのだなあ、と再確認。
あたりまえですが。
もうこの後の獅子の舞は圧巻。首を何回振り回したかについては、
あまりに回数が多くてわかりません。
観客も大喝采の大興奮。
これは、オペラでいうなら超絶技巧のアリアをきめられたとき、
バレエでいうなら白鳥の湖で黒鳥が32回転を決めたとき、
それに匹敵する興奮度なのであります。
舞台下手側の子獅子が少し疲れたか回転に切れを欠いていた場面もありましたが、
全体的には大変見ごたえのある舞いでした。

ここで、幕。
あ、いよいよインターミッションかしら?と思いきや、まさかまさかのこれにて終了。
7時半の開演からたった一時間。そして200ドル。
これはちょっと高すぎませんか!!??

舞は見ごたえがあったし、またこの演目のよさは伝わったけれど、
ちなみに、平土間席の金額を比較すると、

① オペラのドン・カルロ
世界のトップクラスの歌手たち6名出演。見所のアリア、数知れず。
ものすごいドラマ。
セットの転換数回あり。オケ付き。
上演時間約3時間半。
心で泣いた。
チケット代 $220。

② バレエのロミオとジュリエット
ヴィシニョーワとコレーラという世界トップクラスのバレエ・ダンサー出演。
見所、同じく数知れず。ものすごいドラマ。
セットの転換数回あり。オケ付き(へぼいが。)
上演時間約2時間。
あまりの美しさに実際に涙が出た。
チケット代 $105。

③ 京劇の貴妃醉酒・覇王別姫
歌舞伎と同じく地域性の強いアートフォーム。
見所、数箇所あり。
セットの転換なし。楽団つき。
上演時間約2時間。
大変興味深いものを見た、と思った。
チケット代、$60。

これらと比べて、今回の歌舞伎、一時間の公演に$200ドルのチケット、
これをどう理解すればよいのでしょう?
確かに、日本から俳優さんや上演にかかわる人すべてを持ってきたうえに、
セットやらなにやらあるわけですから、
日本で上演されるよりは高くなるのは無理なし。
しかも、連獅子はもう一つの演目『法界坊』が複数上演されるのと違い、
一回きり、ということで、値段も割高、というのもわかります。
メトの日本公演はS席 65000円とかするじゃないか!という議論もわかります。

でも、メトの日本公演が、アメリカ人の観客ばかり、ということがあるでしょうか?
いえ、私の経験では90パーセント以上の観客は日本人です。
つまり、オペラの引越し公演にはすでに、きちんと現地のオーディエンスが存在しているということです。
これはバレエもおそらく似たようなことだろうと思います。

しかし、歌舞伎がNYでどれほど現地の人に受けいれられているか?
某テレビ局の取材が、日本人であふれかえっている会場から、
巧みに外国人だけを選び出してインタビューしている姿に、私は本当に悲しくなりました。
そうまでしてあたかも外人に受けたかの印象を作り出す前に、
まだまだやることがたくさんあるのでは?

実際素晴らしい舞を見せてもらったとも思うし、作品そのものの出来への感嘆はそれ以上ですが、
このチケットの高さ、たったの1時間の上演。
はっきり言って、アメリカ人ならよほどの物好きか、日本好きでない限り、
二度と見てくれないと思います。
そうでなければ、二年前の同じく中村座のNY公演が絶賛されたと言う割りに、
これほどまでに今回の日本人の観客が大勢なのは、どうすれば説明がつくのでしょうか?

本当の意味で、世界の人々にこの優れたアートフォームである歌舞伎を広めたいと思うなら、
今の見たい事実だけを見るという姿勢をやめて、真摯にどういう変化が必要か、考える必要があるのではないでしょうか。

今日の観客の中には多くの芸能関係の人がおり、
この公演については、きっといいことばかりを書いたり話したりするでしょうから(で、いいことも実際たくさんありましたし)、
私&私のブログに何がしかの価値があるとすれば、
そんなしがらみのないところで、正直なことを書ける!という一点につきるので、
多少厳しい意見であることは承知ながら、日本を愛するものとして熱く書かせていただきました。

Lincoln Center Festival 2007
Heisei Nakamura-za
"RENJISHI (The Three Lions)"

十八代目中村勘三郎(狂言師/親獅子)
中村扇雀 (浄土の僧遍念)
中村橋之助 (法華の僧蓮念)
中村勘太郎 (狂言師/子獅子)
中村七之助(狂言師/子獅子)

Avery Fisher Hall
Right Orch Row Z

***平成中村座 連獅子 Heisei Nakamura-za Renjishi***


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21 コメント

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あら~ (yol)
2007-07-18 00:49:03
そうだったのー?
連れの方は行けなくて、じゃぁそれはそれで良かったのかもしれないわね。
私の母は以前にもお話したとおり市川団十郎(今でも団十郎って言うんだっけ?)の後援会に入ってるくらいだけど、中村座も時々観に行って「うまいわよー」と言ってます、適当に聞こえるけど。

そもそも私は歌舞伎は一度しか見たことがないのだけれど、私は歌舞伎より狂言の方が面白いと思っています。先日(といってももう今年の頭だからずいぶん前)に読んだ矢田部英正の「美しい日本の身体」は能や狂言を交えながら姿勢の解説をしていて面白かった。

全然関係ないけれど、海外に行くとペーパーバックをまとめ買いする私ですが、今回は時間がなく本屋にいけなかったので空港で5冊購入。その中の一冊が「Bergdorf Blondes」なんだけど年甲斐もなくバカっぽい本を買ってしまった。でも読むけど。
返信する
舞と作品はよいのに。。 (Madokakip)
2007-07-18 01:47:55
yol嬢、

舞のシーンはね、とってもよかったのよ。
あのテレビでのなんとなく軽薄な雰囲気とはうってかわって(またすごい失礼なことを言いたい放題。。)、
中村勘三郎(私はどうしてもまだ勘九郎とよんでしまう。。歳がばればれ。)が意外にも
真摯な舞で心を打たれたわ。
噂に聞くに、なかなか息子さんたちとの息が合わず、
(というか、息子さんたちの経験不足?)
この公演まで猛練習だったそうなの。
その自分よりも子供を思う気持ちが真摯な姿勢につながったのかしらね。
息子さんもそれは完璧ではないけれど、期待にこたえようと一生懸命だったのが伝わってきたわ。
そして、この演目の作品としてのクオリティは素晴らしいです。

しかし、それだけにこの価格設定とか、
公演自体以外の部分に、なんだか歌舞伎の世界のおごりのようなものが感じられたのが私は嫌だったのかも。
”わかる人にだけ、金を払ってみてもらえばいい”というような。。
それじゃせっかくNYで公演している意味が半減してしまう。
すべての舞台芸術は見てもらってなんぼ。
金儲けをしに来るんではなく、多少の犠牲を払っても、
多くの人に見てもらうための、また将来につながっていくような工夫が欲しいと思いました。

例えば、パンフレットにしても、
先日の京劇のカンパニーは自前で詳しい英語による演目や役の種類の説明などを作って、
無料で配布しているのにもかかわらず、
歌舞伎では、15㌦にての販売よ。
(まあ、クオリティはそりゃいいものなのでしょうが。。)

ここまで行くと、中村座だけではなく、
スポンサー陣(日本の大企業のアメリカ支社)の姿勢も関係してくるのかもしれませんが。
(もう大企業まで批判して、マンハッタンで私は誰かに刺されるかも。。)

京劇の方が、学生さん、おじさん、おばさん、アメリカ人やら中国系の人たち、
と非常に観客層がヴァリエーションに富んでいたのに比べて、
二年前の公演が大成功だった!という評判の割りに、
この歌舞伎公演の客層はあまりに偏っていたと思う。
そこに反省すべき点が隠されているのではないかな、と思うのです。

余談だけれど、
先日昭和18年(!)に撮影されたという、モノクロの勧進帳をDVDにて購入し鑑賞したのだけれど、
それはもう3人の名優の、立っているだけでもたちのぼってくる威厳のようなものに圧倒されました。
(お母様はこのDVD,お持ちかもしれないわね!)

ところでBergdorf Blondesって聞いたことがないわ。
Devil wears Prada見たいなノリの本かしら?
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やっぱり価格が (naokodua)
2007-07-18 12:51:06
オープニングナイト価格+日本でも連獅子は滅多に見られないというプレミア感覚があったのかもしれませんが、アメリカ人に見てもらいたいという姿勢は感じられませんね。
よかったけど・・・って思ってしまうのは
価格でしょうか。
上演時間でしょうか。
その両方かな。
なんだか惜しい!ですよねえ。
次に期待!(でも連獅子メインで取ったから次はパーシャルビュー・・・)
返信する
ばらでチケットとったので (Madokakip)
2007-07-19 05:25:45
naokoduaさん、

もうこのたびは本当にお世話になって、お礼の申し上げようもない!
なんだかお友達に申し訳なくて。。
といっても私が追加で舞を舞っても嬉しくもなんともないですし、はがゆい!

そうだ、naokoduaさんはセットでチケット購入したから、
『法界坊』もあるんでしたよね。
私は『連獅子』しかとってなかったのですよ。
パーシャルビュー、がんばれ!!
でも、私なんか『連獅子』でも、何列か前にすわってるおばさまの髪型が巨大で、
わりと正面にすわりながらもパーシャルビューという悲しい状況でしたから、
むしろnaokoduaさんの席の方がよいかもしれません!!
『法界坊』の感想聞かせてくださいね。
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初めまして (娑羅)
2007-07-19 23:28:25
いつもこちらを拝見させていただいています。
オペラだけでなく、バレエ、そして今回は歌舞伎まで、大変奥深く観ていらっしゃって感服してしまいます!
それに、とても勉強になります!

さて、今回の中村屋さんの舞台ですが、「連獅子」だけで$200とは驚きですね。
今年3月、成田屋さんがパリ・オペラ座で公演されましたが、私も気になってチケット代を調べてみました。
確か、日本円に換算して、2万円ぐらいだったと思います。
でも、こちらは、「勧進帳」「口上」「紅葉狩」の3演目で、正味2時間半はあったと思われます。

>この鼓の一音一音の間がものすごく長くて

わかります。
あれは確か、露が落ちる様を表現しているのだったと思います。
でも、あの間は難しいですね。

私もオペラ、バレエ、歌舞伎が好きです。
これからも、楽しみに読ませていただきますね♪
返信する
露だったのですね! (Madokakip)
2007-07-20 08:07:47
沙羅さん、

はじめまして!
そしてコメントありがとうございます。

なるほど、あの鼓は露の音だったのですね。
勉強になります。
私はあの場面で、険しい山奥の中、
竹やら何やらが密集したところに、
もうもうと霧のようなものが立ち込めていて、
それが少しずつはけていったところに
親獅子に連れられた子獅子が現れた!
みたいな様子が目に浮かんだのですが、
確かにそこに露が落ちる音、とってもはまります!!
しかし、自分の想像ながら、なぜ竹なのかは不明なのです。
竹といえばパンダなのに。

そうなのです。あともう一演目、
短いものでもよいからカップリングされていればずいぶん印象も違ったでしょうに。
『連獅子』自体はよかったのに、
せっかく見に来てくれた現地人に
”日本人にぼられたぞ!”と思われたとしたら寂しい限りです。

娑羅さんのblog、今読ませて頂いたのですが、
別館も、娑羅さんが書かれているものですか?

ここに、METの『始皇帝』についての記事がありますが、
もしや、この”インターミッションで帰ろうかと思った”などという失礼な暴言を吐いている人、
って、私では??!!!!

きゃーっ、はずかしい!!!

でも、もうそうだとしたら、随分以前から私のblogを読んで下さっているのですね。
本当にありがとうございます。

実はそんな途中で帰ろうかと思っておきながら、
うちの親とおばに無理やりその京都でのライブビューイングのチケットを送り付けて
見に行かせてしまったので、
もしかすると娑羅さんのすぐそばに座っておりましたかもしれないです。

そういえば、彼ら、他のも見たいわあ、と言っていたので、
「あとのは東京だけやろ?文句をアンケートに書いといたわ」
という口調もなにやら彼らっぽいし、
そのおばさんグループとは、うちのおばと母ではないかという気がしてまいりました。
これで、親子そろって暴言が多いということがばれてしまいました、恐ろしきネットの世界。

しかし、これに懲りず、今後ともよろしくお願いします。
私も娑羅さんのblogを読んで、オペラ、歌舞伎、バレエのことをもっと勉強していきたいと思います。









返信する
またしても失礼を! (Madokakip)
2007-07-20 08:12:32
今、自分のコメントを読み返し、
ぎょっとしました。
最初の呼びかけが沙羅さん、になっている・・
いきなりの失礼が炸裂してしまいました。
正しくは娑羅さん、です。
本当にすみません。
返信する
あ、そういえば・・・ (娑羅)
2007-07-20 15:27:08
Madokakipさん、レスありがとうございます♪

>別館も、娑羅さんが書かれているものですか?

そうなんです。
そういえば、「始皇帝」のレポのその一文、もしかしたら、こちらを見て書いたのかも
でも、そのお気持ちもわかりますよ。
私も、「2回観たいか」と言われれば、むむむ~って感じですし(笑)

で、もしかしたら、お母様とおば様が、私の近くにいらっしゃったかも!?
世間は狭いですね

早速に、私のくだらないブログなんぞを読んでくださって、ありがとうございます。
お恥ずかしい~
返信する
私のそれは本当に恥ずかしいですが (Madokakip)
2007-07-21 03:43:11
娑羅さん、

過去の暴言が明るみに出た私はかなり恥ずかしいですが、
娑羅さんのblogはくだらないどころか、
メトのライブビューイングもたくさんご覧になっているようで、
大変楽しく、また興味深く読ませて頂きました。

少なくともアメリカ側はライブHDを2007-2008年シーズンも継続して行うようなので、
うちの母&おばの回答が少しでも役にたって、
松竹、日本での配給を続けて&会場も増えるといいなと思います。

娑羅さんの感想、楽しみにしてます!!

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Unknown (みやび)
2009-03-30 13:25:30
三人連獅子をご覧になられたのですね。多くのご意見、いちいちごもっとも…ですが、きっと踊り自体はお楽しみいただけたことと思います。

なんといっても、三人で踊るのは中村屋だけですし、年齢差がある親子が、共にいい状態で踊れる時期は実はそう長くないことを思うと、今はちょうどいいタイミングだったのではないでしょうか。ましてや、勘三郎は歌舞伎界屈指の踊り手ですし、勘太郎も進境著しいところです。七之助はさすがに若いですが、頑張ってましたか?

興行面では、結局は松竹の問題でしょうから、特に歌舞伎座改築費用稼ぎにやっきになっている時期でもあるので、いろいろと難しいのかもしれませんね。それに、夏祭り、法界坊といったラインナップから1つだけ外れている(連獅子は中村屋のおはこではありますが)この公演、そもそもご贔屓様&ご接待用だったのかも…?なんて、ちょっと勘ぐってしまいます。

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