ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

「枝の主日」のミサ

2007-04-01 | ルーマニア・ブカレストの日常


復活祭まで1週間、特別の礼拝がある今日の日曜日、お姑さんと一緒に教会に出かけました。朝9時前に急ぎ足で到着したときにはもうかなりの人が教会の周りに集まっていて、中からはマイクを通して男声合唱が聞こえてきました。

「貴女ハココデ待ッテイナサイ。」と言われ、お姑さんは教会の周りに設けられた礼拝施設をひとまわり。「1時間以上、カカルカラ。」と言われましたが、一緒にここで時間を過ごすことにしました。

マイクを通して聞こえてくるお説教と歌声に合わせて、何度も十字を胸の前で切りながらひざをかがめたりずっとお祈りの姿勢を続けるお姑さん。わたしはただ後姿を見守るだけでした。ありがたいお説教ですがわたしはそのメロディーとこの場に居ることを五感で感じるだけです。

大きく鐘が打ち鳴らされ、神父さまが庭を埋め尽くす人々の間を鈴がたくさんついた鳴り物を鳴らしながら廻って行かれること3度。「サナターテ」と言葉を交わしながら近くの人と握手する場面もあり。お昼前になって最後に教会を出るときに緑の小枝をいただきました。



わたしもお姑さんと一緒に大事にこの小枝を持ち帰ると、家の戸口・各居室のドアの上に飾ってくださいました。今日の、復活祭前の日曜日は、ルーマニア語では「フロリーリ」、日本語では「枝の主日」と呼ばれる大きな祭日の一つ。仏教徒のわたしにはぴんと来ませんが、こちらルーマニアではカトリックから派生したルーマニア正教です。



キッチンのイコンの上を飾る水仙も今朝いただいてきたものです。宗教はやはり生活と人生に根付くもの、わたしは「門徒もの知らず」の仏教徒ですが、わたしにとってお祈りの気持ちがこもるのは両手を合わせるとき。こちらに住んでいるからといって、簡単に改宗することは出来ません。

復活祭前のお楽しみは、魚を食べること、ワインを飲むこと。早くも我が家では先週からワイン漬けの毎日です。ありがたや~復活祭~。


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2 Comments

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復活祭前の最後の祝日(宗教上) (salata de legume)
2007-04-02 04:46:15
実は今日の午後、ヒロコさんが撮影された教会の前を車で
通りました。

ヒロコさんが言われてる「緑の小枝」ですが、近所の人は
チタン公園から勝手に摘んできていましたね。本来はダメ
なのですが、宗教上の場合には公園警備の警察官も見て見
ぬフリのようです。教会には多くの信者さんが、来られて
ましたが、私は無宗教なので素通りです。

ルーマニアのワインは、とても美味しいワインが多いのが
特徴ですが、くれぐれも呑みすぎには・・・。

私は他のルーマニア関係のブログには書き込みは遠慮させ
て頂いてますが、ヒロコさんのブログには純粋にルーマニ
アを愛する気持ちが溢れていましたので・・・。
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「緑の小枝」はどこから (マドモワゼル・ヒロコ)
2007-04-02 18:29:12
salata de legume先生、またまた訪問くださりありがとうございます。

昨日の「緑の小枝」ですが、教会の前でチガン達が一束ずつ売っていました。何人かの人が1レウで買い求め、教会に供えていました。お姑さんもそのようにされていました。

そのチガンたちの様子も後ろから写真に撮っていたのですが何か訳ありのような気がしてブログには載せませんでした。

でも、先生の解説のおかげで判りました、近くの公園から勝手に取ってきて、小銭を稼いでいるんですね。時折警備員がシッシ、と追っ払ってもまた現れていました。う~ん、これがチガンとの共存ですね・・・。

明らかにチガンとわかる派手な装束、それでも堂々と暮らしている彼ら、日本では見かけない人種だと思われます。「時ニハナイフヲ持ッテアタックシテ来ルカラ、気ヲツケテ。」といつも言われています。

またどうぞいろいろお教えくださいますよう、よろしくお願いいたします。
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