新型インフルエンザのルーマニア式特効薬

いよいよ猛威を振るう新型インフルエンザ。ルーマニア語では「porc gripa」、直訳すると「豚熱」。元は豚インフルエンザ、といっていたので、そのままの文字列。
　
こういうときに人ごみに出たくないけれど、ブカレストに新しく出来たこの国最大規模のショッピングセンターにも行ってしまいました。物見遊山でものすごい人出。一緒に歩きながらマイダーリン、「ここに豚熱があるのは間違いないよ。」
　
北隣のウクライナや南隣のブルガリアではもうすでに死者が出ています。それに比べると、ルーマニアではまだ、ひとりの犠牲者も出ていません。「ルーマニア人はこんなときも耐えることができるのさ。」とマイダーリン。
　


そんなことを言っていたら、その日の夕刊に「ホット・ツイカが豚熱を防ぐ」の記事。ツイカはルーマニア特産のお酒、プラムなどから作るアルコール度数30度以上。これを温めて飲み、寒冬を過ごすのがルーマニア流。香りが引き立ちます。
　
アルコール度数が高いから、消毒になるのかな？こんな記事が出ると、アルコホリックの人のさらに良い理由付けになりそう、我が家のダーリンも少々飲みすぎの傾向あり。いつも人ごみの中にいる仕事だけれど、豚熱、拾ってこないようにね。
　
最近、まだごく少数ですがマスクをしている人を見かけるようになりました。それも普通のガーゼマスクではなく、超立体マスク。またはかなり大型の医療用のようなマスク。気にする人は気にして、徹底的に防ごうとしているのです。

一番上の写真は、同じ夕刊紙より、ブカレストのガラ・デ・ノ－ル（北駅）にてマスクをするひと。
　
でも、ホット・ツイカで豚熱を防ぐことが出来るなら、私はそちらのほうをとるかな～。これってかなりのルーマニア人化？彼らのルーツはラテン、明るく陽気、楽しく行くのがモットー。




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