ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

フランスTPC大会、閉会式&表彰式(5/23)

2009-05-30 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
4日間6ステージ・90キロ完走の余韻は閉会式&さよならパーティで。地元の市長さんもご臨席の閉会式、功労者の表彰に引き続いて、TPCチーム部門の表彰。6ステージを一人ずつ走る駅伝、男子の部と女子の部があります。
 


そして女子総合部門の表彰~私は総合2位。女子はセニョールの部とベテランの部に分かれてマイヨを授与されてきましたが、表彰(=賞金の授与)は総合5位まで。



女子総合1位ポーランドのアグネスカ、誰も相手にならないダントツの一位。昨年に引き続き2度目の参加ですが、昨年は駅伝の最終ランナーとして第6ステージだけを走り、男女混合チームだったためチームは目立った成績ではなかったのです。

去年から一緒に宿舎で過ごしていた彼女、フリーの時間帯のジョグや動き作りのエクササイズを見て、これは只者ではないランナーと直感した私は尋ねたものです。

「何故個人戦を走らないの?あなただったら勝てるわよ。」~「こんなステージランの連続の大会は初めてだから、チームで走ることにしたの。」、「次の年はぜひ、個人戦を走ってね。」~「そうするわ。」



その言葉通り、今年の彼女は勝つために個人戦にやってきました、そしてこの成果。体格がありスピードも備わるアグネスカの走りをまったく見ることなく(=付いていくことができず)、堂々の優勝。



男子は総合3位の表彰に引き続き、40歳代・50歳代・60歳代・70歳以上の部、と3人ずつステージに上がります。今年のトップ3はいずれもセニョール(39歳以下)の選手。向って左から総合3位のジョルジュ(フランス)・優勝のクイデール、2位のモハメッド。
 


総合1位は連覇となるアルジェリアのクイデール。昨年はトレーナー(兼マッサージ)を伴っての参加でしたが、今年は単独で参加。フランス語も英語も話せて人懐こい彼、人気者。



「いま僕は35歳、マラソンランナーとしてはまだまだこれから。」~2時間16分のベスト記録を持つ彼は、完全な職業ランナーーではなくセミプロランナー。アルジェリアで普通に仕事を持っています。35歳にしてまだまだこれから、と言うのは、年齢が上のハイレ・ゲブラセラシエ(=マラソン世界記録保持者2時間3分59秒、2008年ベルリンマラソン)の快挙をにらんでのこと。



総合3位のイスラエル、モハメッド。シャイなアラブ人。イスラエルからはイスラエル人とアラブ人が混合で参加、派遣元となったイスラエルのランニングチームは、イスラエル人とアラブ人がともに活動するクラブ、としてフランスのスポーツ連盟から招待を受けています。
 


圧巻はやはり70歳代の部。71歳のフランス人選手オスカーが第4ステージまでマイヨを保持していましたが、第5ステージで74歳のベルギーのポールがマイヨ奪取、ポールはこの大会連続参加、3年ほど前、脚を痛めて走れないときでもコース係員としてベルギーからはせ参じてくれていました。
 


みんなが元気で一生懸命走ることができる、それを支えてくれる人達、いつまでも表彰式の拍手は止みません。このレースの主催はフランスのスポーツ連盟FSGT(=自動車メーカーのルノーの労働組合を母体とする)に所属するノルマンディー地方のひとつのランニング・クラブ、「クラブ・アスレティック・コショワ」、みんなそれぞれ仕事を持ちながら走っているアマチュア・ランナーのクラブ。
 
アマチュアランナーのランニングクラブ、クラブ・コショワを挙げて、そしてその家族も一緒に、そして地元も巻き込んで開催されるこの大会、大きなひとつのファミリーなのです。


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